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No.9406の一覧
[0] [ランスシリーズ外伝SS集  魔物隊長編 巫女機関編[zanetta](2009/09/23 23:19)
[1] [~ランス6~][zanetta](2009/06/14 17:16)
[2] [~戦国ランス(ランス7)~][zanetta](2009/06/21 01:44)
[3] [織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その1][zanetta](2009/10/07 22:57)
[4] [織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その2][zanetta](2009/10/07 23:04)
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[9406] [~戦国ランス(ランス7)~]
Name: zanetta◆aeb0b303 ID:b54b8d91 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/21 01:44

「人間退治だ・・・精を出せ・・・」
「はっ!」
「お任せを」
「殺戮の限りを尽くします」





と言う会話が行われたのは、一ヶ月前のこと。





「何ーーーー! イスン将軍閣下が、カイロが落ちただと!」

我ら人間界制圧軍の残党は、魔人ザビエルさまの使徒・魔導さまによって、人間共の支配する土地でも極東に位置する小国・JAPANに導かれました。
これが、敗軍として処刑以外の道が無い我々の、立身出世の最後の道。
と、半ば必死中の必死の我々は、JAPANの最南端である、カイロ・モロッコ・アマゾン・南アフリカにそれぞれ配置されました。
以下に並べます。

人間界制圧軍第3師団司令官、改め、魔軍カイロ方面軍司令官・イスン将軍閣下
人間界制圧軍第4師団司令官、改め、魔軍アマゾン方面軍司令官・ベプチョ将軍閣下
人間界制圧軍第8師団司令官、改め、魔軍モロッコ方面軍司令官・ウィスピン将軍閣下

そして、ココから重要。
アフリカ地方でも、最奥の地・南アフリカ。
ココには、魔導さまお手製の迷宮があり、そこを通じて、大陸西側も魔界と行き来ができます。
ある意味、最重要退路です。
そして、この拠点に配属された、私ことアコンカグヤは、人間界制圧軍第3師団第1後方支援連隊隊長だったのですが、今の肩書きは・・・。

魔軍南アフリカ方面隊司令官・アコンカグヤ

です。
「方面軍」と「方面隊」では、規模が違い(前回の後書きを参照)ますが・・・実質、一拠点の司令官になりました。
・・・。
・・・。


キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
人(≧ワ≦)人


・・・。
・・・。
はッ! つい意識が天にも昇るものに・・・。
だって、しょうがないじゃないですか。
1番安全な場所で、未だに後方支援系の仕事ばかりだからって、出世すると嬉しいですよ。
もう「中間管理職者」なんて言わせませんよ!。
これからは「上級管理職者・アコンカグヤ」と呼んで下さい!。
魔軍万歳! ザビエルさま万歳! 魔導さま万歳! ほとんど会った事無いけど、戯骸さまと式部さまも万々歳! 
・・・。
・・・。





「報告! カイロを制圧した織田軍、モロッコとアマゾンの両方に兵を進めました!」

へ? なんですと?。

「報告! 敵兵は少数なれど、拠点を次々制圧されていきます! キズッ銀行員隊が壊滅!」

ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

「報告! 織田軍に、南蛮人の抵抗勢力が加勢! 偽情報をバラまかれて、反攻中のギム_ノドン隊の士気激減!」

ガ━━━ΣΣ(゚Д゚;)━━━ン!!

「報告! 魂縛り感染者部隊、次々と壊滅! 鉄砲とか言う兵器の前に全く歯が立ちません!」

━━━((( ;゜Д゜)))ゾクゾクゾクゾク━━━

「報告! アマゾンが落ちました! ベプチョ将軍閣下は討ち死!」

━━━Σ(||゚Д゚)ヒイィィィ━━━

「報告! 戯骸さまが御出陣するも、一騎打ちの上に討ち死に!」

ウソダ━━━━(T▽T)━━━━!!!!!





「報告! 奇襲作戦成功! さいたま占領! カイロを再占領! 式部さまの部隊が大攻勢をかけてます!」





大陸の極東部、JAPAN。
その最南端、南アフリカの城。

「来たか・・・」

思わず私は嘆いてしまった。
何と言う進軍の速さ。
「作戦許可証」とか言うモノがばら撒かれてるらしいが、よくは知らない。
ともかく、アマゾンを占領した人間共は、ついにこの最奥の地・南アフリカまで攻めてきた。
幸いなのは、人間共の退路であるカイロを我らが奪還し、再び占領していると言う事。
カイロ―――戦艦長門の区間のみが、JAPAN本州とアフリカを繋げているのだ。
ココで奴らの主力を潰せば、後はアマゾンに居る敵残存兵力を殲滅するだけ。
いや・・・魂縛りに感染させればよい。
そうすれば、我が軍は再び侵攻出来る兵力を持てる。

「人間のくせに・・・それなりに出来るようだな」

私の嘆きには、ゼス王国での一件もある。
弱い連中だが、ココまで苦戦するとは思わなかった。
まあいい。
正直、戦の総司令官なんて始めてだが、勝ち目はある。
敵は退路が無くて必死。
コチラは拠点を悠々に構えた大兵力。
鉄砲隊の対策のために、足軽を真似た部隊も組織した。
勝ち目はある。



我が軍の布陣は以下の通り。(JAPANは地形的に狭いので、これぐらいが丁度良い)

前軍
ビス隊、約1000名。
レル・モップ隊、約1200名。
ペッ・ペール隊、約1400名。

後軍
アリ隊、約1300名。
アコンカグヤ隊(本陣)、5000名。
8801隊、3000名。



「人間潰し」の異名を持つビス隊と、「時間潰し」の異名を持つアリ隊は、イスン将軍閣下とベプチョ将軍閣下が討たれた時に傍に居た、と言う因縁がある。
復讐に燃える奴らは、実に頼もしい。

「本陣から命令を出した時が合図だ! レル・モップ隊を前面に展開させ、敵を受け流す。ビス隊、ペッ・ペール隊は敵の動きが止まったら、突撃だ」
「「「応ッ!!!」」」
「アリ隊の撹乱攻撃後、本陣の魔法攻撃で敵部隊を一蹴! 8801隊は突破してきた敵及び弓攻撃を受け流す事に専念せよ!」
「「応ッ!!」」



なお、人間共の布陣は以下の通り。

前軍
鳥に乗った部隊、約1600名。
槍と盾を持った部隊、約2600名。
南蛮人が率いる部隊、約3600名。

後軍
鳥に乗った部隊、隊、約1600名。
弓を持った部隊、約1600名。
黒服の怪しい部隊、約1200名。



・・・。
・・・。
・・・。

「あの、鳥は何だ?」

私の質問に、「人間潰し」の異名を持つビスは答えた。

「アレに乗って突撃してくるんだ。速いぞー」
「ふむ」

だが、大した事は無いはずだ。
コチラは城に篭っているのだ。
土塁に囲まれ、堀に囲まれ、城壁に囲まれた城の突撃に、あんな生き物は役立たないだろう。
「鉄砲」とか言う新兵器も無いし、勝ち目は十分。
さて、開戦だ。
始めての総大将だし、気を引きしめて行こう。
・・・。
・・・。
・・・。





なんて、甘く考えていた時期が、私にも有りました。





黒剣を手に、私は叫んだ。

「全兵! 詠唱開始!」
「「「「「ぱぴゅら ほろり ぱほー」」」」」

魔素男たちが魔法の詠唱を開始した。
強力な雷撃が、敵軍全てを攻撃する。
さて、その間に、アリ隊による撹乱攻撃を・・・と私が思った時だった。

「敵軍突出! ビス隊、レル・モップ隊、ペッ・ペール隊の真横を通り過ぎました!!!」

・・・。
・・・。
はい?。

「鳥です、鳥に乗った部隊です! あ! 土塁が破壊されました! 堀の上を飛んでいます! 城壁が破壊されました!」

・・・。
・・・。





信濃、貝。
かつて、この二国を治めていた国があった。
槍を装備した重装兵が、「てばさき」と言う大型の鳥に跨り、尋常ならざる速さで突進する。
この機動力と攻撃力を兼ね備えた「騎馬兵」をJAPANで唯一備え、他国を圧倒した。
故にこう呼ばれた。
「JAPAN最強」「最も天下に近い国」。
すなわち、風林火山の武田家・・・・・・武田騎馬隊である!





「グワッハハハ! 馬場彰炎! 突撃じゃー!」

ドドドドド、とオレンジ髪の巨体の人間と・・・。

「てばさき軍の力、しかと受け止めよ!」

ドドドドド、と達磨っぽい人間を先頭に、城壁の一部が破壊され・・・・・・コッチ来たよ!!!。

「は、8801隊!!! 防げ! 防げええええええ!!!!!!!」
「「「「「ギュピピピ ピピピィ」」」」」

「鉄砲」のために再編成した緑魔物兵を中心とした防御部隊が展開する。

「ギュピピピ・・・」
「ピピピ・・・」
「ピィ・・・」

なすすべも無く、蹂躙される我が軍。
幸いなのは、被害が8801隊のみだという事。

「なんと!」
「まだまだ。精進しなくてはな」

と、勝手な事を言い放って別の場所の城壁を破壊して、出て行きました。

「お、追え! 追撃をかけろ! 逃がすな!」

私は必死に命令を下すが、兵達の動きは鈍重だった。
不味い・・・・・・今更だが考えて見ると、南アフリカは戦場になる可能性が低かったから、錬度が低い連中しか居ない!。

「おのれーーー!!! 魔素男共! 一気に魔法攻撃を・・・」

と、私が直属部隊に命令しかけた時だった。

「はいはい~。やりましょうか~」
「何!?」

背後からの声に、慌てて黒剣を振るう。

ガキンッ!

「ふふふ~」
「ぐぅッ!」

そこに居たのは、身体の細い年老いた男。
持っている得物は短く、力がある様には見えない。
だが・・・・・・明らかに振るわれる刃の鋭さが違う!。

「ありゃ~?」
「人間風情がッ!!!」

私は力任せに押し切る。
得物は私の方が頑丈なのだ!。

「ま・・・こんな事もあるよ・・・」
「何をッ!」

ガキン、と押し切った瞬間、身体の細い年老いた男の姿が消えた。

「何処だ! 何処に行った!」

周囲に気配は無く、姿も無い。
逃げたと判断するべきか?。

「ええい! おのれ、おのれーーー!!! 人間風情が! 魔素男共! 今度こそ一気に魔法攻撃を・・・何!?」

だが、また間に合わなかった。



「真田透琳。出撃いたそう」



ヒュヒュヒュヒュヒュ、と矢が降ってきたのだ。

「は、8801隊! 展開せよ! 急げぇぇぇ!!!」
「ギュピピピ・・・」

だが、先ほどの鳥に乗った部隊のせいで、8801隊は機能していなかった。

「「「「「「ぱひゅー」」」」」
「馬鹿なッ!?」

一気に、1000近くの魔素男が討ち取られた。
そして、悪い事は続くのだった。

「報告! レル・モップ隊が突撃を開始! ペッ・ペール隊も追従!!!」
「何だと!!! 何を勝手に動いてる!!!」

私は激昂しながら、報告してきた兵に掴みかかる。

「ヒッ! その「本陣からの命令が無いから、現場で判断する」との事で」
「止めろ! 止めて来い! レル・モップ隊の完全防御が在ってのビス隊、ペッ・ペール隊の突撃作戦だ! 止めろ!!!」

確かに「本陣から命令を出した時が合図だ!」と言った割に、敵の攻撃を受け、大混乱してしまった。
だが、だからと言って、防御部隊が突撃するなど、愚か極まりない!。
ああああーーーー、やっぱり錬度が低い連中しか居ない!。
鉄砲対策の部隊が、こんな暴走をするなんて。

「報告! レル・モップ隊が、敵の槍と盾を持った部隊と・・・」



「よっしゃああ! 前田慶次! はりきっていくぜ!」



「・・・激突! 受け流されました! ペッ・ペール隊も同じく受け流されましたッ!」

ほら、予想通りだよ。
どうするよ。

「報告! ビス隊に・・・・・・」



「部族の名にかけて! うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! 突撃!!」



「・・・南蛮人の部隊が突撃しました! ビス隊は壊滅!!!」
「・・・」

遂に、恐れていた最初の壊滅部隊が出た。
何と言うことだ。
しかし・・・・・・黒剣を手に、私は叫んだ。

「グォェェォォォォ! グィィヵ゛ヵ゛ヵ゛!」

私の叫びに、魔素男たちは、魔法を放つ。

「「「「「ぱぴゅら ほろり ぱほー」」」」」

空を貫き、割る雷撃の閃光が、敵軍全てに展開する。
始めて、反撃が出来た気がした。
さらに・・・。

「人間よ、潰れろ」
「ギュピピピ、ピピピィ」

「時間潰し」の異名を持つアリ隊の撹乱攻撃。
敵は右往左往するばかり。
本当に、お前さんが居てよかったよ。

「良し! 敵は怯んだ! 魔素男共! 第二射・・・」

だが・・・ココで、忘れていた。
反撃が出来た事で、調子に乗ってしまった。

ドドドドド

確かに戦には「流れ」と言うものがある。
しかし、忘れてはいけない。

ドドドドド

戦の「流れ」はすぐに変わる。
私はココで・・・。

ドドドドド

8801隊が、きちんと防御に回れるように、手配すべきだった。
ついでに城壁も修復させとくべきだった。

「報告! 先程の鳥に乗った部隊が再度来襲!!!」
「何だとーーーーー!!!!!」

やって来たのは、達磨っぽい人間の部隊でした。
・・・。
・・・。
やっぱり、コッチに来たよ!!!。

「むぅん!!」
「うぎゃああーーーーーーーッッッ!!!!!」

私の直属部隊は全滅はしなかったが、指揮系統の乱れで、戦闘続行能力を無くしてしまった。(行動回数0)
そして・・・。

「報告! 8801隊全滅!」
「報告! アリ隊壊滅! 撤退開始!」
「報告! レル・モップ隊が全滅!」
「報告! ペッ・ペール隊が半壊! 撤退開始!」

・・・。
・・・。





魔軍南アフリカ方面隊、壊滅。





でも、まだ私は生きている!





呪詛の祭壇。
よくは知らないが、禁妖怪とやらが封印されてる場所。

「黒姫さま! さあ、早くこちらに! 一先ず魔界へ!」

私は必死に、偉大なる魔人ザビエルさまのご息女、黒姫さまを説得する。

「・・・」

しかし、黒姫さまは動かない。
そして、じっ、と横の禁妖怪・魂縛りを見つめている。

「・・・」

魂縛りも、じっ、と黒姫さまを見ている。
最も、目が虚ろのため「何を」見ているのかは判らない。
肌が白いのは気にかかるが、顔立ちは可愛いし、純粋無垢なオーラが惹かれるモノがある。
トンデモナイ呪いのせいで、触れないんだけどねー。
魔導さま曰く「ままま魔人の、か、方でもももも、ししし、死じまうかもしれないだす!」だからなー。
残念。

「むむっ! 何か怪しい神殿!」
「ぬ・・・ぐ・・・」

生き残った魔物共を集め、どうにか逃げようとして居た先に、現れたのは緑の鎧を来た茶髪の剣士・・・。。
・・・。
・・・。



茶髪?
剣士??
緑の鎧を来た???
何か、記憶に引っ掛かるモノが、あるような???



「あれは、禁妖怪を封印する為の神殿じゃ」
「へ・・・じゃあ、あそこに魂縛りとかもいたのか?」

何か、呑気に話してやがる。
おのれ! 調子に乗りおって!。

「うおぉぉぉっ・・・」
「なんじゃ、どうしたっ!?」
「なんで・・・さわれないのに可愛い女の子なんだ・・・ひでぇ・・・ひどすぎる・・・」

・・・。
・・・。
そこには、同感する点もある。
コイツ、意外と良い奴・・・。。

「エロイ事が出来ないじゃないか・・・!」

・・・。
・・・。
・・・は?。

「さわれないならブスとかの方がいいっ・・・! さわる必要ないからな」

前言撤回だ!。
コイツ最悪だ!!!。
と、私が、ぶち切れてると、連中は黒姫さまの方に気が付いた。

「おおおー・・・ま、まさか、あれもさわれないとか・・・」
「島津の客将、黒姫様じゃ」
「あの方は、別にふれても大丈夫じゃ」

・・・。
・・・。
は、まさか・・・・・・・余計な事言うんじゃねーーー!!!。

「おっし! 元気100倍!」

茶髪の剣士、剣を構えた。
く、来る!。

「おら、どけーー!!」

凄まじい剣技で、仲間を次々と切り裂いて道を作る!!!。

「がはははは!! 死ね、死ね、死ねーーー!!」
「舐めるなァァァァァ!!!!」

私は、黒剣を上段に振り上げた。

「下等生物よ! 我が剣を受けよ!」

突撃して来る茶髪の剣士の頭に、黒剣が・・・。

「ランスアターーーーーーーック!!!!!!」
「ぐわああああーーーーーーーーッッッ!!!」

当たる瞬間に、閃光と共に吹き飛ばされました。

「がはははははは」

最後に聞いた言葉は・・・。

「こんにちは、黒姫ちゃん」
「あ・・・はい」

と言う呑気な会話だった―――――。





「まさか・・・人間なんかに・・・」










[コノ魔物隊長ハ、南アフリカニテ散ル運命ニアル ―――――完―――――]










夜。

「なわけあるかああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!! 何が「南アフリカニテ散ル運命ニアル」だーーーー!!! 運命ってのはな! 変えていくもんだと相場は決まってんだよおおおおーーーーーーーッッッ!!!!」

数時間後、私は起き上がった。
辺りには、誰も居ません。

「なめんじゃねー! なめんじゃねえええーーーー!!! こちとら魔人サテラ様のストーンガーディアン部隊に襲撃されても生き延びてるんじゃい!!!」

思い出すのだ!。
あの大変だった補給路確保の日々。
南部は我ら魔人ケイブリス派に支配されているはずなのに、数多のストーンガーディアン部隊が補給路潰しを行われた事を! 対応した日々を!。
正直なんでかと思ったが、単に魔人の方々にやる気が無く、警備が御座なりだけだったのだが。

「中間管理職をなめるなーーーーーッッッ!!! 私らが居なきゃ軍は動かないんじゃいッッッ!!!」

考えろ。
考えるのだ。
今の自分に出来る事を。

「反勢力だ! 反対勢力だ! 人間共に苦渋を舐めさせられた反対勢力が居るはずだ! やってやる! やってやるぞーーーーー!!! 私一人でも、反対勢力を纏め上げて大反攻作戦開始してやるぅぅぅ!!!」





東海道

「戦国ランスのOPで、他の武将は3~4秒、オロチは8秒、そして僕達ハニー軍団は13秒も映ってるのに、この扱いはどうなんだろう?」
「OPだけ見れば、戦国ランスの最大の敵は、僕らハニー軍団のはずだ! あと、OPで着てた通り兜が欲しいーーー!」



貝の貝塚(誤字にあらず)

「ランダムだけど、ベベター君やサメラ~イ君とは友達だよー」



戦艦長門のビキニ観賞(誤字にあらず)

「あおくー、きらきらー、らららー」



何処かの街

「いくぞ、勇!」
「おう! トシ! 御用改めである!! おとなしくしろ!!」



奥州

「DAWWWWW--・・・・・・イマイチ、目立てない。伊達家最大の兵力が売りなのに、唯一仲間になる妖怪なのに・・・仲間になったら1000兵からだし・・・DAWWW-」





「我が名は、魔物隊長アコンカグヤ! 決して、人間なんかに負けん!!!」


この物語は、大陸西南部に位置する魔人・魔物の一大派閥ケイブリス派の所属する魔物隊長の、汗と涙と感動物語であ・・・・・・・・ったら良いなー、と言う話である。





―――――未完―――――










[番外編 コノ魔物将軍ハ、モロッコニテ散ル運命ニアル]



私は、魔人ラ・サイゼル軍特殊魔法攻撃師団司令官、魔物将軍ウィスピンである。
人間界制圧軍が編成されつつある今日この頃。
私は主君であるラ・サイゼルさまに呼び出された。

「と言う訳でさあ、いい加減、私も使徒を持とうかなって、そう思うのよ」
「は、なるほど」

人間界制圧軍に参加なされる魔人の方々は、

魔人四天王・プラチナドラゴンの魔人カミーラ閣下
ものまね魔人ジーク閣下
氷の魔人ラ・サイゼル閣下

の、御三方だ。
その内のお2人、カミーラさまとジークさまは、すでに優秀な使徒をお持ちである。
ラ・サイゼルさまだけが「メンドイよー。私は一人が気楽なのー」と仰って、今までは使徒を持たれなかった。
だが、此度の人間界制圧軍の編成に辺り、私を含むお抱えの魔物将軍だけでは、色々な面で手が足りなくなってきたらしい。
要するに、サボりたいだけらしいが、口には出さない。
我が軍は、上司の気持ち1つで命が終わる事など日常茶飯事なのだ。

「では、私の部隊の者達を?」
「だけじゃなくて、フローズンとか偽エンジェルナイトとか集めるだけ集めてくれる? 後は私が直接下見をするわ」
「ハハッ!」

「女の子モンスター」と言う条件を頭に入れ、私はその場を辞した。
早速、手配しなければならない。
女の子モンスターは中々人気があるため、数を揃えにくいのだ。
まあ、半不老不死の使徒になれる栄誉を断る女の子モンスターも、そうは居ないだろう。

「ふむ、楽しみだな」

比較的性格が温厚な「フローズン」や「偽エンジェルナイト」を指定する辺り、そう言った性格の者を求めているのだろう。
それに、使徒の数は魔軍の戦力強化にも繋がる。

何はともあれ、本当に楽しみだ―――――。



(次回に続かない)








ウィスピン(設定は妄想と戦国から)

登場作品:戦国
種族:魔物
性別:男
年齢:(推定)20歳ぐらい?
才能限界Lv:23/58
技能:戦術LV1、戦略LV1
身長:(推定)200cm以上(鎧込みで、ランスⅥのパットンと同じくらい?)
体重:(推定)110kg以上(鎧込みで、ランスⅥのパットンと同じくらい?)
職業(役職名):魔人ケイブリス派所属の魔物将軍
LP0003年:ラ・サイゼル軍特殊魔法攻撃師団司令官
LP0004年:人間界制圧軍第8師団司令官
LP0005年:魔軍モロッコ方面軍司令官
特技:魔軍団の指揮
趣味:涼しい(寒い)場所でのんびりする事

勝手な設定:
魔人の命令に忠実な、典型的な魔物将軍。
魔物将軍の中では守勢に回るタイプであり、拠点防衛と管理が専門。
罠などを張り、敵軍を混乱させて長期戦に持ち込む戦術(軍師スキル・時間経過)が得意。(大規模な戦は昼間に集中し、夕方で一時休戦するのが普通)
これだけだと、あまり血気盛んなイメージはないが、一方で人間相手に「殺戮の限りを尽くします。」と魔人ザビエルに誓う一面もあるため、決して穏健派などではない。
JAPANでは、大陸側の人間軍隊が援軍としてやってくる可能性もあったため、大陸との唯一の玄関口であるモロッコでの拠点防衛の司令官になる。
カスケード・バウ攻防戦では、魔人ラ・サイゼルの下に居たため、フローズンを中心とした氷系の魔法攻撃部隊を好んで指揮したらしい。
そのためか、JAPAN系の女性が好みらしく、お腹の中には、眼鏡をかけた日本人(西条さんの顔絵)が居たりする。

セリフ(戦国)
「強いな人間・・・」
「だが、のこのことここまで軍を連れずに来たのが命とりだ」(数分後に死亡)








後書き

[三界†無双]の7の後書きでも書いていますが、こちらにも乗っけます。
中々感想が上がらない事を受けて(一ヶ月以上)、[三界†無双~人間記、闇エルフ演義、魔族伝~]について、アンケートを取りたいと思います。(汗)
場合によっては、編集して最初から書き直すこと(それほど時間は掛かりません、話数も少ないし)も念頭に入れてます。(涙)


1、クロスは、アリスソフト系ネタのみの方が判りやすいよ!。(エウシュリー系は止めた方がいいよ)

2、クロスは、エウシュリー系ネタのみの方が判りやすいよ!。(アリスソフト系は止めた方がいいよ)

3、初志貫徹、感想無いけど今のままで頑張れ!。

4、真・恋姫†無双~乙女繚乱☆三国志演義~(+少しだけ、地獄先生ぬ~べ~)だけにしたら? せめて三国志演義ネタまでで

5、その他に何か要望があるなら(例・魏ルートは飽きたから、他のルートにして)


取り合えず、一刀に「はたもんば」を装備させるのは、決定事項です。
一応、「はたもんば」について解説しときます。



●解説
首切り刀・はたもんば
「原作・地獄先生ぬ~べ~ 2巻」「アニメ・第13話 教室が凶器に変身!? 妖刀はたもんばの呪い」に出てきた、意思を持つ妖刀。
置かれていた場所は、童守町三丁目はたもんば跡。
江戸時代に処刑場として使われた場所で、何百人と言う罪人が処刑された場所で、首が腐るまで並べられていた場所でもある。
九十九神(つくもかみ)の一種で、長期間に渡って首を斬るためのみに使われた処刑用の刀が、担い手が居なくなっても「首を斬る」と言う執着が残り、それに殺された数百人の怨念と融合し、長い年月を得て妖怪化した。
比較的に平和な江戸時代に産まれたにしては、封印状態とは言え地獄の鬼を斬りつけたり、机やイスや窓枠や本や防火シャッターなどの一部を刃に変えるなど、人間が作った刀とは思えない能力を保有する。
また、インスタントカメラの画像に干渉したり、かなり離れた距離にある物体の一部の刃を変えられるが、この場合は干渉出来る範囲が小さく、回数も2回前後。
刀の形状を巨大なチャクラムに変形させる事が出来、それを利用して物理的に移動可能なので、僅かな罪でも犯した人間を見つければ即座に斬首する。
また、回数は少ないが剣圧を飛ばせる(地蔵の首も真っ二つ)。
しかし、「首を斬る、斬る、斬るのだーーー」と叫ぶ割りにトドメの攻撃が脳天からの真っ二つだったりするので、結局の所、ただ殺そうとしているだけと思われる。



以上です。
オリジナルな刀を考えるのも何か嫌ですし、セイバーのエクスカリバーとか最強クラスを出すのも。(汗)
要するに「一刀は弱いが、刀が強い(伝説になるほどではない)ので、何とか乱世で生き残れる。正し、刀の力ばかりでは死ぬ。また、刀を使い続ける事による副作用がある」を目指してます。
その条件下では、「はたもんば」ほど扱いやすい妖刀も無いのでー。

と、いうわけで、なるべく多くのご意見、宜しくお願いします。orz




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