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No.9406の一覧
[0] [ランスシリーズ外伝SS集  魔物隊長編 巫女機関編[zanetta](2009/09/23 23:19)
[1] [~ランス6~][zanetta](2009/06/14 17:16)
[2] [~戦国ランス(ランス7)~][zanetta](2009/06/21 01:44)
[3] [織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その1][zanetta](2009/10/07 22:57)
[4] [織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その2][zanetta](2009/10/07 23:04)
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[9406] [織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その1]
Name: zanetta◆aeb0b303 ID:b54b8d91 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/10/07 22:57
ひとつの大陸がある

何もない空間に浮かんでいる

これを作ったのは、巨大な意思の集合体であるクジラ

まるいもの、ドラゴン、モンスター・・・・

何百、何千年に渡りこの大陸の上で多様な生命体が生まれ、また滅びていった

今この大陸では、魔物と人類が覇権を争っている



大陸を支える4つの聖獣、だがこの4匹とは別に怠け者がもう一匹いた

後にオロチと呼ばれる事となった蛇型の聖獣

彼が大陸を支える事なく大陸のまわりをうろうろ飛び回り、

ある時、大陸にぶつかる

その衝撃で割れた大地はJAPANと呼ばれる大地となった

オロチはJAPAN大陸の中にめり込んで出られなくなった

暴れて逃げだそうとしたが出る事が出来ず

オロチは徐々に力を失い小さくなった

今から数千年以上前の話である

オロチは現在でも、思い出したように逃げ出そうとして暴れるが

その度にJAPANは大地震にみまわれる





戦国ランス外伝SS
[織田家 VS 巫女機関 戦力分析 その1]





大陸の極東に存在する、浮遊島国JAPAN。
JAPANには2000年以上前より、天志教と言う宗教団体が存在する。
開祖の名は月餅と呼ばれる者。
たった一代でJAPANを制圧し、JAPANの妖怪王・黒部を支配下にし、大陸に侵攻後、遂には大陸の東半分を手中に収めた大英雄にして、JAPAN初代の帝・藤原石丸に仕えた側近中の側近である。
この月餅の才覚と、帝・藤原石丸の力を持ってすれば、現在の大陸でも天志教が信仰されていたであろう。
だが、それを許さぬ者達が居た。
大陸を本当の意味で支配し、管理する神々である。
神々は、月餅の正体を見抜き、大陸の管理が己達のコントロールを離れるのを嫌った。(嫌っただけで、恐れてはいない(重要))
故に、最悪の者達を藤原石丸の軍勢に差し向けた。
大陸西側を支配する、神の力によって無敵結界を与えられた魔王と24人の魔人達である。
総勢200万人の大軍勢を持つ藤原石丸だったが、魔王と魔人達、そして率いられた100万の魔軍には勝てなかった。
あっと言う間に藤原石丸と月餅の勢力はJAPANに押し戻され、魔人の1人である炎の使い手ザビエルによって、藤原の血族は悉く根絶やしにされた。
人類は絶望した。
このまま、魔王と魔人の支配下で隷従として生きていくしかない事に。
だが、魔人ザビエルはJAPANで行方不明となった。
帝・藤原石丸と妖怪王・黒部、そして天志教開祖・月餅が、魔人ザビエルの封印に成功したのだ。
それが原因なのか、魔軍の勢いは衰え、大陸西側へと帰っていった。
この出来事は、後の歴史ではあまり語られていない。





東は信濃の「JAPAN最強」武田家、西はテキサスの「交渉合併」浅井朝倉家、北はMAZOの「義と女傑」上杉家、南はまむし油田の「前・将軍家」足利家、の大名達に囲まれた場所、「邪馬台」。
邪馬台は、足利家によって創立されたJAPAN全土の神社の総本山「巫女機関」と言う組織の拠点となっていた。
表向きは疲れた男達を巫女である女達が癒すための場所とされているが、裏では本当の意味でこのJAPANを護っている組織だった。





その女は、白の羽織と薄紫の袴と言う、巫女服姿。
儚さを現すかのような、薄く青白く、足元まで届く長髪。
壊れやすさを内包しているかのような、色白の肌。
「死」をイメージさせながら「妖艶」を感じさせる、水色の双眼。
女の名は「名取」。
足利家によって創立されたJAPAN全土の神社の総本山「巫女機関」の「総代」である。

名取「……ふぅ」

名取は、昨今の情勢を考えて溜息をつく。
先日、異人のランスなる者が率いる織田家が宣戦布告をしてきたのだ。
巫女機関の創設以降、「帝」だった足利尊氏の保護の下、「平和に使命を果たして来た」のだが、昨今の世情はそれを許してはくれない。

名取「……私の代で全てを終わら訳にはいきませんね」

そこは板張りしかない、一方通行の廊下。
この先に、無機質な板張り部屋がある。
今日のこの時間、目的の場所で会う人物とは、それなりに長い付き合いだった。
時間さえあれば、互いに酒を酌み交わす。
言わば旧知の間柄。
しかし、話の内容が内容だけに、休む間は無い。
そんな思案をしながら、目的の場所に辿り着いた。

畳すらなく、座禅を組む時にも座布団など決して使用しない場所。
高位の者同士が「隠し事無しで会話をする場所」でもある。

名取「お待たせしました、卑弥呼殿」
卑弥呼「……ふむ」

座禅を組む女性の背中。
ただ座って待っているだけなのだが、身体から流れてくる冷たく、気高い気配が、この人物が只者ではない事を窺わせる。
女は、薄目の黄色の羽織を纏い、両腕に長い数珠を巻いている。
耳元には、紫色の宝玉の着いた耳飾り。
長い黒髪の左右は独特の巻き方で、緑色の小さな宝玉で結わいであり、頭部の前部分は金色の髪飾りで覆われている。
凛とした細く鋭い目元には薄く赤い化粧が施され、細い鼻下と小さな唇が、彼女の美しさをより一層の深めていた。
何より、その細い目元から見える紫色の瞳の虜になる者は多い。
女の名は「卑弥呼」。
邪馬台に置かれたJAPAN最大の宗教勢力・天志教の「邪馬台寺」の「総帥」であり、女僧侶でありながら「大僧」の肩書きを持つ者である。

卑弥呼「お座り下さい。貴殿が上座です」
名取「……では」

巫女機関の総代と、邪馬台寺の総帥。
序列は当然前者の方が上である。
名取は、自然体のまま上座に座った。
同時に卑弥呼が、視線をやや天井に向ける。

卑弥呼「さて…………報告なさい、ゴエモン」
ゴエモン「待っていたでござる」

ヒュッ、と風を切る音の元、独特の青装束を纏う者が現れた。
この格好をする者は、JAPANでも特殊な職業、忍者のみ。
諜報、偵察、撹乱、暗殺等々の裏方の蔵人集団。
だが、最も注目すべきなのは、この忍者の背丈である。
小さいのだ。
とにかく小さい。
子供である。
しかし、侮ってはいけない。
この少年忍者こそ、邪馬台に存在する巫女機関直属の忍者部隊の中心人物の1人、「ゴエモン」である。
個人戦こそ二流の忍者だが、伊賀の長である「忍王」犬飼、「最強のくのいち」鈴女、「風魔の疾風」高坂義風などと肩を並べるとされている暗殺のスペシャリストである。





巫女の名取。
僧侶の卑弥呼。
忍者のゴエモン。

かの者らを総じて「邪馬台三将」と称される、巫女機関の主戦力武将である。





名取「卑弥呼殿、本日は御多忙の中…………」

名取の言葉を、卑弥呼は右手を上げて制した。

卑弥呼「我らの間に、そのような挨拶は不要です。時間は有限。何より「儀式」の準備も急がねばなりません」
ゴエモン「で、ござる」

卑弥呼の言葉に、ゴエモンも頷きながら、「織田家」と「異人」の調査結果を報告する。



「儀式」。
負の感情を持つ者に抱かれる事で、「負」の感情を己の体内へ取り込む儀式、「抱擁」。
そして、1人では背負いきれないほどの「負」の感情を体内に宿したまま、生け贄として「JAPANの主」に捧げる「オロチの儀」。
今年の巫女は「利根、香椎、筑摩、鹿島」の4人だ。



名取「では、織田家の狙いを伝えましょう。織田家は軍事行動の権限を異人の「ランス」なる者に与えております。かの異人の狙いは…………私です」
卑弥呼「むぅ…………異国者で女人好きの戦士の話は、聞いておりましたが…………ふぅむ」

卑弥呼の唸りは、色々な物が含まれていた。
足利家の保護下にあったかつての時代でも、巫女機関は仕事の関係上、とにかく美女が多い。
邪な想いを胸に抱かれる者は後を経たないが、中には完全に自分の者にしたいもの、姫として囲いたい大名なども居た。
そう言った不逞の輩から巫女達を護る義勇軍こそ、巫女機関の戦力なのだ。
しかし、中には圧倒的な軍事力を背景に恫喝してくる輩も居た。
そんな時は…………。

ゴエモン「いつもならば、某達の出番ござる」

巫女機関直属の忍者部隊の主任務は、邪馬台を脅かす者の抹殺。
そして、ゴエモンは巫女機関直属の忍者部隊でも「最強」と周辺諸国に触れ回っている…………そう、「触れ回って」いる。
ゴエモンの名を有名にさせたのは、牽制の意味合いもある。
JAPANに住まう者は、忍者を恐ろしさを良く知っている。
誰にも気づかれず、悟られず、知らせずに敵の命を奪える者達。
JAPANの武将は己の身を護るために、必ず1人以上の忍者を傍につかせているものだ。
そう言った者達の中でも「名を知られるほど優秀な忍者」が居るのは、敵にとって一種の脅しになる。
…………とは言っても。

ゴエモン「伊賀忍の「最強のくのいち」鈴女には、勝てないでござる」
名取「…………」
卑弥呼「…………」

如何にゴエモンが優れた忍者の1人でも、JAPANには優秀な忍者は沢山いる。
伊賀家の「犬飼」、尾張(ランス)の「鈴女」、武田家の「高坂義風」、毛利家の「吉川きく」、独眼流家の「折女」…………等々、上げたらキリがない。

ゴエモン「某、戦場での「忍法 陣地構築」はJAPAN一と自負しているでござる。えっへん、でござる。でもその他に関しては、他の方々より一歩ぐらい後ろに下がるでござる」
名取「…………」
卑弥呼「…………」



「陣地構築」。
それは、偵察任務を兼ねた忍者のもう1つの仕事。
戦地に赴き、敵に不利な仕掛けを施し、味方に有利な仕掛けを施す。
或いは、敵に有利な仕掛けを破壊し、味方に不利な仕掛けを破壊する。
最も、圧倒的な兵数差の前ではあまり効果が望めないなど、使い所を見定める必要がある技術だが。
…………微妙に忍法ではない、と思う方は漫画「軒猿」を参照。



卑弥呼「…………まあ、異人が何故に鈴女を雇えたかは知りませんが、何時もの手は使えません」
名取「…………」

宣戦布告されたとは言え、まだ始まっても居ない戦を前に溜息をつきたくなる名取だが、どうにか堪えた。
己は、実質的に巫女機関の長。
長の不逞は、味方の士気を下げてしまうのだ。

名取「そう言う事でしたら、やはり周辺の大名を巻き込むしか有りませんね」





織田家(ランス)の快進撃は、簡略化すると以下の通り。
尾張の真南、商業の盛んな「伊勢」を支配し、足利家と同盟を結び、織田家包囲網に参加している「原家」を電撃的な勢いで制圧。
かつての都「京」と足軽の育成に最適な地「まむし油田」を支配していた、500年前の栄華をもう一度戻すために領土拡大を続ける将軍の末裔「足利家」が宣戦布告してきたので、迎撃後に制圧。
数年前、「三河」を乗っ取り、「武田家」と同盟を結んだ、妖怪たぬき軍団「徳川家」に宣戦布告。
比叡山延暦寺の一件で、JAPANにおいて最も神聖な場所の一つとされる地「なにわ」と、JAPANの中部最南端「蜜柑」を支配する、JAPAN最大の宗教勢力「天志教」が宣戦布告。
「徳川家」に降伏させる。
天志教制圧、「大僧正」性眼は行方不明。
小規模な大名の小競り合いが続いていた地の1つ「テキサス」を和平交渉のみで統一した「浅井朝倉家」が宣戦布告してきたが、今現在大地震の影響で膠着状態。





卑弥呼「天志教の本拠地が潰され、大僧正殿の大号令が使えないのが…………痛いですね」

卑弥呼は、己が信仰する「天志教」の力が使えない事を指摘した。
巷では、天志教の悪行の数々(エロ教祖とかね)が流布され、織田家の正当性が声高に叫ばれているが、全ては織田家家老の「3G」の政治的手腕によるものだ。

ゴエモン「原、足利、天志教が制圧された事で、「大和」が完全に包囲されているでござる」

ゴエモンは己と同じ忍者が納める国を指摘する。
尾張の真西、山岳地帯の「大和」を支配する、JAPANに忍者の忍者による忍者のための組織を作ろうとしている、「伊賀家」。
今現在、周囲を織田家に囲まれ、孤立している。

ゴエモン「降伏させた「徳川家」に対しては。姫を奪ったり、家宝(青いの印籠)を強奪同然で謙譲させたりと、中々の横暴ぶりでござる」
卑弥呼「あの国は妖怪に奪われた国。人間側の不満は解決していまい」

異人の、乱立・膠着状態だった国々を滅ぼす勢いはなかなかのもの。
そして、それを支える家臣団もかなりのもの。

名取「正に…………豪胆なのか、大胆なのか…………」

普通に侵略していくのならば、後顧の憂いは絶つべきだ。
特に、大和の伊賀家は忍者の軍団。
放置しておくには危険なはず。
しかし、異人ランスは未だに大和への進軍はせずに、無視している。
或いは、何かしら策謀が進められているのか…………。

卑弥呼「厄介ですね。敵の手が読めないのは」

伊賀家と同盟を結んで挟み撃ちに…………と言う策謀は誰でも思いつく。
邪馬台の隣国、テキサスの浅井朝倉家は大地震の影響もあって、風前の灯。
他にも徳川家、明石家、種子島家…………等々いるのだが。

ゴエモン「駄目でござる。どの家も他に敵が居るか、自分から強大な織田家に宣戦布告する理由がないでござる」
名取「私達に用に、受けに回る方々ばかりですね」

なお、まむし油田の隣に「信濃」があり、そこは「JAPAN最強」と声高に叫ばれる「武田家」が居る。
武田家ならば、織田家を単独で潰せる力が十分にある。
しかし、残念な事に、北は「上杉家」、南は「北条家」に挟まれ、翻弄されている。
そこに決着がつかない限り、西進は無い。

名取「謙信殿は今どちらに?」

名取の質問に、ゴエモンは首を横に振った。

ゴエモン「武田の「三ツ者」ですらその行方を掴めていないようでござる。……自領か他領かさえ」
卑弥呼「ほほう。「風魔の疾風」が率いる一団さえ翻弄するとは、直江愛殿も中々の策士ぶり」

戦を起こす国あらば、毘沙門天の加護の下に鉄槌を下す「軍神」上杉謙信率いる「上杉家」。
だが上杉家は、武田家の脅威もあってか、迂闊な動きが出来なかった。





…………要するに、巫女機関の基本方針は





名取「周辺諸国の情勢を見守りながら」
卑弥呼「戦える者を雇い、揃え、巫女機関単独で戦う、ですな」
ゴエモン「…………」














●おまけ

鈴女「にょほ? 伊賀家が攻めない理由でござるか? それはゲー○をするユー○ーが瓢箪を○りたくないから、でござる。ににんにん!」
ランス「メタな発言禁止! がはははは! 伊賀を攻めない理由か? 俺様のスペシャルな知的頭脳が、攻めるのを後にさせた方が良いと判断したからだ! 行動回数とレベルの問題もあるしな!」
鈴女「ランスの方がメタでござる」







●後書き

どーも、zanettaです。
戦国ランスをやる上で、一位番好きな武将と言うか、絶対に捕獲したい武将は、卑弥呼様です。(笑)
戦場では強いし、個人戦ではランスをまた動かしてくれるし、なによりあの鋭い視線が。(笑)
あと、名取にも最初のクリアから、物凄くお世話になっています・・・・・・と言うか、名取なしでクリアした事が無かったり。(汗)
ゴエモンは、好感度で速さを「7」にして「帝リング」で、オール8。
「忍法 陣地構築3」を2回やってから「暗殺2」か「手裏剣2」のコンボが中々強力です。(つーか、本場の忍者の様な地味な動きが好き)
相馬疾風、摩耶、五十鈴・・・は、ちょっと微妙ですが。(苦笑)

巫女機関キャラが好きな方、別にどうでも言い方、どちらも出来れば読んで、感想くれると嬉しいです。
宜しくお願いしまーーーす。


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