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No.9501の一覧
[0] 【処女作・習作】~月の暴君と少女達~(仮題):前書き:(H×H 二次創作 オリキャラ)【解凍中?】[ハイライト](2009/07/11 05:23)
[1] 序章‐1 探しモノと拾いモノ[ハイライト](2009/06/24 17:04)
[2] 序章-2 放浪と拾いモノ[ハイライト](2009/06/24 17:05)
[3] 序章-3 大黒柱のお仕事[ハイライト](2009/06/24 17:06)
[4] エピソード-1.1 悪巧み[ハイライト](2009/06/24 17:07)
[5] エピソード-1.2 月と幻影[ハイライト](2009/06/24 17:07)
[6] 序章-4 ルルの憧れ[ハイライト](2009/06/24 17:08)
[7] 序章-5 巣立ち[ハイライト](2009/06/24 17:09)
[8] 序章‐1 改訂版 ”女神の血涙”と少女[ハイライト](2009/07/17 04:42)
[9] 序章-2 改訂版 拾いモノとお仕事[ハイライト](2009/07/17 04:37)
[10] エピソード-2 ルルとリリの冒険[ハイライト](2009/06/24 17:09)
[11] 一章 ハンター試験編 第1話[ハイライト](2009/06/24 17:10)
[12] 一章 ハンター試験編 第2話[ハイライト](2009/06/24 17:12)
[13] 一章 ハンター試験編 第3話[ハイライト](2009/06/24 17:12)
[14] 一章 ハンター試験編 第4話[ハイライト](2009/06/24 17:13)
[15] 一章 ハンター試験編 第5話[ハイライト](2009/06/24 17:14)
[16] 一章 ハンター試験編 第6話[ハイライト](2009/06/24 17:14)
[17] 一章 ハンター試験編 第7話[ハイライト](2009/06/24 17:15)
[18] 一章 ハンター試験編 第8話[ハイライト](2009/06/24 17:17)
[19] 一章 ハンター試験編 第9話[ハイライト](2009/06/24 17:18)
[20] 一章 ハンター試験編 第10話[ハイライト](2009/06/24 17:19)
[21] 一章 ハンター試験編 第11話[ハイライト](2009/06/24 17:21)
[22] 一章 ハンター試験編 第12話[ハイライト](2009/06/24 17:22)
[23] 二章 ポンズの受難@ゾルディック家[ハイライト](2009/06/25 02:42)
[24] 二章 ポンズの受難 樹海の中の一軒家[ハイライト](2009/06/26 22:19)
[25] 二章 ポンズの受難 ネン?燃?念?[ハイライト](2009/06/26 22:23)
[26] 二章 ポンズの受難 命がけのかくれんぼ[ハイライト](2009/06/27 05:35)
[27] 二章 ポンズの受難 縮まらない差[ハイライト](2009/06/28 19:50)
[28] 二章 ポンズの受難 ふたりぼっち[ハイライト](2009/06/28 22:26)
[29] 【お詫び】【追記】[ハイライト](2009/07/10 04:40)
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[9501] 一章 ハンター試験編 第8話
Name: ハイライト◆d3ef7d09 ID:bd3a2168 前を表示する / 次を表示する
Date: 2009/06/24 17:17
 
 ~試練という遊び~



【リリ】

 あまりにも遅い到着に、アタシが苛立ちと侮蔑を交えた視線をトンパに送ると、彼は脂汗を浮かべ、身を竦ませた。ようやく5人が集まったところで、再びスピーカーから説明がなされ、それが終わるとともに扉が開いた。扉の先には扉と同程度の幅を持った下り階段があった。アタシがさっさと進んで行くと、他の受験生達もそれに続く。通常の建物3階分程度の階段を下り終えると、そこは四角く天井の高い広間で、正面に5つのドアが並び、その横に階段が設けられ、さらに5つのドアがあった。今いる入口の左側には鉄柵の檻、右側の壁にはドア。檻のすぐ横に人影が見えた。と、5人全員が到着したのを見計らってか、人影が話し始めた。

「私は審査委員会に雇われた試練官である。ここで君達にはかくれんぼをしてもらう」

 試練官と自ら名乗った者をみれば、両腕に枷が嵌められていた。しかし、かくれんぼとはどういうことだろう。

「まず、君達には”鬼”になってもらう。そして、この広間には10の部屋が存在する。”鬼”がいずれかの部屋に隠れている5人を見つけ出し、全員をこの檻へと入れればここを通過することが出来る。一つの部屋に2人以上隠れていることはないが、各自の”鬼”は一つの部屋に二度入ることは許されない。10ある部屋全てを調べ終えた時に隠れた5人全員を見つけることが出来なければ、次の者へ順番が回る。もし、君達5人が全ての部屋を調べ終えても隠れた者達を全員檻に入れることが出来なければ、ここで君達は失格となる」

 なるほど、確かにかくれんぼだ。しかし、ひとつ気になることがある。

「ちょっといい?」
「何だ?」

 アタシが小さく問いを放つと試練官はすぐさま答えてくれた。

「10部屋ある、って言ったけど隠し部屋とか隠し扉みたいなのはないよね?」
「ない。ただし、隠れている者達は素手ではあるが”鬼”を襲う権利がある」

 なるほどね、とアタシが頷く。そして再び尋ねる。

「隠れてる人の生死は問わない?」

 鋭い視線に試練官は一瞬、身体を強張らせたが、「ああ」と呟き、最後に言葉を放った。

「それでは腕輪の番号が一番小さな者、ここは最初の試練だから、1番の者から始めてくれ」

 はいはーい、とアタシがさっさとかくれんぼを始めようとした時、声がかかった。

「お譲ちゃん、襲われる危険性もあるんだから辞退した方がいい。代わりにオレが行く」

 そう言ったのはトンパだった。彼の腕輪を目を細めて見ると、確かに【2】と書いてある。でも、

「アンタよりアタシの方が強いし、簡単に見つけられるから断る。かくれんぼは嫌んなる程やったしね」

 そう言って、脇の階段を上っていく。トンパは何か言おうと口を開きかけていたようだが、無視して一番近い扉を開いて中に入った。部屋は10畳ほどの広さで、左側に収納、斜め前に中途半端な位置にあり、かつ入口から視界を塞ぐような本棚が目に入った。そしてその後ろから人の気配がぷんぷんする。どうやらこの部屋の人は元からじっと隠れてやり過ごすつもりなどなく、”鬼”を痛めつけるか殺すかする予定のようだ。
 そこまでの考えに至ると、アタシは迷わず本棚を蹴り倒した。




 隠れている人達の大半は”鬼”を襲う心算だったらしく、そうでない人も気配の殺し方をろくに知らない連中だったようで、8つ目の部屋で床下に隠れていた人を部屋から引き摺りだして牢に入れたのを最後に、この試練をクリアすることが出来、閉じられていたドアが開いた。アタシを襲ってきた連中は関節という関節を外されて牢に入れられた。その惨状を目にした4人の同行者と試練官は皆目を見開いていたが、アタシにとってこの程度のことは朝飯前だ。ただ、動けないように関節を外していたおかげで予想以上に時間を喰っていたらしく、残り時間は66時間程まで減っていた。言葉が出ない、といった様子の同行者に、「さっさと次行くよ!」と声をかけると、やっと体の動かし方を思い出したのか、慌ててドアへ向かうアタシについて来た。

 ドアを抜けて曲がりくねった通路を歩き、階段を下り、さらに通路を進むこと数十分、ドアが二つある小部屋に着いた。左は短いが困難な道、右は長いが比較的容易な道、そう説明書きがあった。選択権はアタシにあるので、アタシが左で行くよ?と同行者に声をかけると、またしてもトンパが口を挟んで来た。

「お嬢ちゃん、さっきの試練で慢心してないか? 仮にもここはハンター試験だ。慎重になった方がいい」
「あのさ、逆に言うけど、仮にもハンターを目指す人間がこんなところで怖気づいてどうすんの?」

 アタシがそう返すと、何か反論しようと頭を捻っているようだったが、構わず他の三人に聞く。

「アタシの判断間違ってる? アタシは意見変えるつもりないから、間違ってると思うんならアタシを殺しなよ。そうすれば、簡単な方いけるよ」

 ――ただ、アンタ達じゃあアタシを殺せないだろうけど。そう付け加えてニヤリと一睨みすると、4人共が押し黙った。そんな様子を一瞥すると、アタシは迷わず左のドアを開けるように言い、先へ進んだ。4人は押し黙ってアタシの後に続いてきた。

 再び曲がりくねった道に下り階段、一応の警戒を怠らずに先へ進んでいくと、広い部屋に出た。中央には縄で作られた円、正面にドア、その横にフードを被った体格のしっかりとした人達が5人。その中の一人は横の4人と比べると体格が一周り程違っていた。5人ともが腕に枷をはめられている。今度は何をやらされるやら、そう思っていると、フードを被った連中の一人がおもむろにどこかへ話しかけ、同時に枷が外れた。

「よくきたな。ここでは我々試練官と”相撲”を行ってもらう。一対一の勝負で、相手を円の外に出すか、円の中で足以外を着かせれば勝ちとなる」

 そんな勝負があるんだ、と思いながらもアタシは円の中へと歩みを進める。

「一番手は俺だ。しかし、相手がお譲ちゃんとはね」

 そう言って含み笑いしながら円の中へ進んでくる男。

「見た目で判断すると痛い目に合うよ?」

 そう言った時、両者は円の中、引かれた線の上に立つ。アタシは直立したまま、相手は膝を曲げ腰を落としている。と、ひょろりとした体躯の、同じくフードを被った人が近づいてきた。

「”はっけよい、のこった”で勝負開始だからね。それじゃあ、はっけよい……」

 ――のこった! その声を合図に男が突進してくる。アタシはバックステップで円の端に立つ。そして、突進しながらアタシを掴もうとする腕をひらりと避けてそのまま相手の後ろへ。突進の勢いが止まぬ内に背中をぐんっと押してやると、あっさりと男はうつ伏せに円の外へと滑って行った。あー、顔面痛そう、などと思っていると、審判役であろう人がアタシの勝ちを告げた。

「んじゃ、次の人おいで」

 そう言うと、新たに枷が外れた人がフードを脱ぎながら円に向かってくる。

「アイツはバカだな。無暗に突っ込むからそうなるんだ」

 でも、怪我の具合はマシな方だよ、とは胸中で呟き、そう言った男を見ながら次の開始の合図を待つ。 男は円に入るとさっきの人と同じような体制で構える。アタシは変わらず直立したまま。
 そして開始の合図。今度の人はじりじりと間合いを詰めてくる、アタシはそれを見ると、素早く相手の後ろに移動し男の足を刈り取る。男はバランスを崩し、そのまま倒れてしまった。審判の方をちらと見ると、アタシの勝ちが宣言された。

 同じようにして4人目まで倒したところで、大柄な男の手枷が外され、フードを脱いだ。筋肉隆々としていて、目つきが鋭い。――これはちょっと本気を出してさっさと済ませた方がよさそうだ。

「不甲斐ない奴らだ。こんな小娘にしてやられるなど馬鹿の極みだ」

 そう言い放ち円の中で構えを取る男。足を払うなら骨を折る気で行かなきゃならないだろう。でもまぁ他にもやりようはある。アタシは軽く膝を曲げ前傾姿勢で開始の合図を待った。開始の合図が空気を震わす。同時に地を蹴り男の目前に、勢いをそのままに腹を思いっきり蹴ってやった。ボキボキッという音とともに男の体は吹っ飛んでいった。アタシはギリギリのところで円の中に着地し、審判を見る。唖然とした顔でこちらを見ていたが、震えた声でアタシの勝利を宣言した。




 ”相撲”の試練をクリアし、開いたドアの先は下へと伸びる階段だった。アタシが迷いなく降りていく後ろで同行者達がひそひそと話しているようだが内容には興味がない。もし、アタシを闇討ちすべく話していたとしても、アタシはタワー内部に落とされた時から警戒を怠らずにいる。長い長い下り階段を1時間近くも降り続けたところで、やっと階段は終わった。正面に長い通路があり、曲がり角も見える。しかし通路は鉄柵によって今は封じられていた。横を見ると、メッセージボードがあった。内容を読んだところ、ここの先の通路はトラップを張り巡らせたものであるらしく、一人ずつ順番に挑戦し、誰か一人がゴールへと到達出来ればすべてのトラップが解除され、全員で先に進むことが出来るようだ。失格イコール死の試練らしい。なんとかなるでしょ、そう思ってアタシが一歩進み出ると鉄柵が開き、もう一歩進んだところで再び鉄柵が下りた。

「んじゃ、ちょっといってきます」

 そう言い残し、アタシはトラップの張り巡らされた通路へ足を踏み出した。





【ルル】

「レオリーのバカバカバカバカバカバカバカー!」

 ボクは叫びながらレオリーの胸の辺りをぽかぽかと叩いた。
 結局、試練には勝った。ボクが負けた後、ゴンちゃは勝って、クラピーも勝って、レオリーが負け、キルキルが勝って、3勝2敗でボク達の勝ち。結果だけでいえば勝ったんだからいいはずなんだけど、問題はレオリーの負け方だった。時間をチップにした賭けでの勝負を受けたレオリーが完全完璧完膚なきまでにぼろ負けしたせいで、ボク達は50時間も足止めを喰うことになったのだ。今はその50時間を消費するための小部屋にいる。ぽかぽかと叩かれているレオリーは「スマン、ほんとーにスマン」なんて謝ってるけど、これから先どれだけの試練が待ってるのかもわからないのに50時間も使ったんだ、レオリーは。うー、また腹が立ってきた。よし、と気合を入れるとぶんたを振り上げた。ところで、ゴンちゃとキルキルに止められた。

「流石にそれでぶっ叩いたらやべーって!」
「そうだよ、ルル! 落ち着いてよ!」

 ぶんたを振り上げたままゴンちゃとキルキルを見る。

「……ダメ?」
「ぜってーにやめとけ!」
「お願い! それだけは許してあげて」

 ゴンちゃとキルキルがそういうのでボクは渋々ぶんたを抱えなおした。

「? ぬいぐるみで殴るだけなのをどうしてそう必死に止めるんだ?」

 クラピーがそう口を開いた。

「あ、そっか。クラピカもレオリオも知らなかったっけ。あのぬいぐるみ、すごく重いんだよ」

 ゴンちゃが説明したけれど、クラピーとレオリーは半信半疑な感じだった。「試しに借りてみなよ」とゴンちゃが言って、クラピーに「ちょっと貸してもらっていいかな?」って言われたから、クラピーにぶんたを渡す。クラピーがぶんたを持った瞬間、目がまんまるになった。それを見たレオリーもぶんたを持つ。レオリーの目もまんまるになる。キルキルが「な? ありえねーだろ?」なんて言っている間に、ボクはレオリーからぶんたを取り返した。

「お、お前! ルル! あんなもんで叩く気だったのかよ!? もし喰らってたらこの後の試練受けられたもんじゃねーだろうが!」
「だって、レオリーが悪いんだよぉ。もし、これでボクが落ちてリリだけ受かったら絶対ばかにされるもん!」
「だからってあんなもんで殴られたら受かるもんも受かんねーだろ!」
「むぅ……じゃあ、もう一回ちゃんと謝ったら許してあげるー」

 そうボクが言うと、レオリーは土下座して謝ってくれたので許してあげた。






【リリ】

「……手ごたえ無さ過ぎ」
 それがトラップ通路を抜けきったアタシの感想だった。ブービートラップをデコイとして仕掛けられた罠を避けるだけだったのだ。罠は2重じゃまだ甘く、3重、4重と仕掛けることでブービートラップが生きてくるものだというのに、(アタシにとってはとてつもなく)簡易な罠しかなかったのだ。しかし、幾重にも張り巡らされているだろうと慎重に進みすぎたせいで、時間の消費が大きかった。アタシがこうしてクリアしたのだから、今頃入口では鉄柵が退かされ、皆が追いかけてくるだろうが、ここまでの道のりは意外と長い。直線距離で2キロ近い距離だったように思う。仕方なくそのまま待っていると、ようやく同行者達が追い付いてきた。やっと先に進める、そう安堵し、先へ進んだ。

 短く困難な道、その名の通りひとたび試練を抜けると、ひたすら階段を下ることになった。階段を下り始めて2時間、ようやく階段の終わりが見えた。試練を全てアタシがクリアしているため、同行者達の体力もまだ余裕そうだった。階段を下りきると、大きな門とメッセージ。曰く、

『ここが最後の試練です
 受けるか受けないかはあなたの自由です
 受けなければ無事失格
 受ければ死かゴールが待つ』

 こんなものに怖気づくアタシじゃない。同行者達の顔を見ると、不安と期待の入り混じった瞳がこちらを伺っていた。

「じゃあ、ちゃっちゃとゴールするよ」

 そう言って、扉を開いてもらった。中へ入るとすぐ扉は閉じ、部屋の中は灯りがなく、薄暗かったが、ボッと音を起てて四方に設置された大きな燭台に火が灯り、部屋の全景が見えた。正方形の広間の向こう側に小さなドアがあり、その手前に5人の試練官達が立っていた。入口脇を見ると、古今東西ありとあらゆる武器が置いてあった。その時、スピーカーから相変わらずのノイズ交じりの音声が流れた。

「よくここまで来た。そして、見事な覚悟だ。初めに言っておくが、ここの試練官は大量殺人犯を始めとした懲役900年を超える者達だけだ。その者達相手に、一対一の完全なデスマッチを行ってもらう。健闘を祈る」

 音声が途切れると同時に同行者達がざわりとするのがわかる。完全なデスマッチ……つまり、相手を殺さなければいけないということだ。今のところアタシは試練官を一人も殺していないし、見た目はただの少女、不安を煽るには十分すぎる材料だ。しかし、アタシは別に殺せないわけでなく、殺さなかっただけ。その事を説明してもどうせ信じてやくれないだろう。ただ、信じさせる必要もない。事実を見せればいいだけだ。アタシは横にある武器に目もくれず、コンバットナイフを取り出すと、中央へと進んでいき、言った。

「初めの相手は誰? さっさと殺り合おう?」

 そう言うと、一人の枷が外れ、フードを外し歩み寄ってきた。その瞬間、アタシは相手の背後へ回り込み、頸動脈を掻き切る。男が噴出する血を止めようと手で押さえているが、それは意味のない行為。トドメとばかりに脳天にナイフを刺し、返り血を浴びない様飛び退く。男はそのままばたりと倒れ、しばらく痙攣していたが、すぐに動かなくなった。それを確認すると、アタシはナイフを回収し、言った。

「さぁ、次は誰?」

 知らず頬が緩んでしまっていることに気付いたが、そんなことはどうでもよかった。





 「200番! 160番! 311番! 73番! 16番! 三次試験通過! 所要時間9時間53分!」






~後書き(という名の言い訳)~

とりあえず、リリの通るルートについてはあらかじめ構想に入っていました。
また、一緒に合格した中の一人は3次試験通過とともに死んだアノ人って設定です。
オリジナル要素を結構入れたつもりなんですが、読者様からしたらどうでしょうか?
やはり、描写が少なすぎる、ってことになるんでしょうか。。。
ただ、ハンター試験編をサクサク進めないといつまでたってもオリキャラ達が念を覚えられないのでツマラナイんですよね…

ご感想頂けると嬉しいです。

それでは、また。。。


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