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No.13986の一覧
[0] 暴虐魔法風紀委員長タリま!(大幅改定)(新話投下)[闇魔道](2013/07/11 08:09)
[1] 第Ⅰ話仕事とサボりと戦闘と[闇魔道](2013/06/20 00:02)
[2] 第Ⅱ話出会いと多忙と異変の予兆と[闇魔道](2012/10/15 03:41)
[3] 第Ⅲ話強さと敵と真実と[闇魔道](2012/10/15 03:42)
[4] 第Ⅳ話少女の見舞いと少年の復活ともう一人の少年の災難と[闇魔道](2012/10/15 03:46)
[5] 第Ⅴ話、後悔と勉強と仮面の狂戦士と[闇魔道](2012/10/15 03:51)
[6] 第Ⅵ話、切り札と、本気と、本当の敵と[闇魔道](2012/10/01 07:59)
[7] 第Ⅶ話、吸血鬼と、再戦の予感と、影と[闇魔道](2012/10/15 03:53)
[8] 第Ⅷ話、師匠と、訓練と、オコジョと[闇魔道](2012/10/15 18:00)
[9] 第Ⅸ話、師匠と子供先生と夢と来襲と[闇魔道](2013/07/11 08:03)
[11] (旧題)第一話目、日常[闇魔道](2012/09/15 18:33)
[12] (旧題)第二話目戦闘(微追加)[闇魔道](2012/09/15 18:34)
[13] (旧題)第三話目出会い[闇魔道](2012/09/15 18:34)
[14] (旧題)第四話目、目眩[闇魔道](2012/09/15 18:34)
[15] (旧題)第五話目境界[闇魔道](2012/09/15 18:34)
[16] (旧題)第六話目仕事[闇魔道](2012/09/15 18:34)
[17] (旧題)第七話目冒険[闇魔道](2012/09/15 18:35)
[18] (旧題)第八話目勉強[闇魔道](2012/09/15 18:35)
[19] (旧題)第九話目切り札[闇魔道](2012/09/15 18:35)
[20] (旧題)第十話目事件[闇魔道](2012/09/15 18:36)
[21] (旧題)第十一話目撃退法[闇魔道](2012/09/15 18:36)
[22] (旧題)第十二話目職業[闇魔道](2012/09/15 18:36)
[23] (旧題)第十三話目災い[闇魔道](2012/09/15 18:36)
[24] (旧題)第十四話目私闘[闇魔道](2012/09/15 18:36)
[25] (旧題)第十五話目、狩猟前篇[闇魔道](2012/09/15 18:37)
[27] (旧題)第十六話目狩猟後編[闇魔道](2012/09/15 18:41)
[29] (旧題)第十七話目、仕事2[闇魔道](2012/09/15 18:42)
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[13986] 第Ⅰ話仕事とサボりと戦闘と
Name: 闇魔道◆d0e917bd ID:94986dd9 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/06/20 00:02
この物語は―紅い髪の転生した少年と、少年が恋した半妖の少女達の物語




「第一話、これが俺の「日常」です。」


早朝の路上、朝早くから何人もの生徒達が暴れている異常地帯
その中で、紅い髪の少年がポケットに手を突っ込んで
歩を進めて来る。

歩くたびに目の前の暴漢化した生徒達は吹き飛ぶ。

紅い髪の少年は何もしていないかのように…歩く

まるで進軍かのように







走る…


走りまくる…


何故走るかって?


「それは遅刻するからだぁーーー!!!」


今の俺は、あのみんな大好き「魔法先生ネギま!」の舞台、麻帆良学園の高等部に通っている、高校一年生だ。
まぁそれは表向きなのだが、中身は前世持ちの人間…
前世は18歳で高校卒業マジかだった。
友達とか結構いたし、学校も楽しかったし漫画もすきだった、只の青年A。
死亡原因はトラックに轢かれ、すかさずテンプレ隕石二発直撃…何これ?
どう言う確立だ!これは悪意しか感じないぞ!特に神とか、神とか!!
しかも、お約束の神のDOGEZAもなく気づいたら赤ちゃんに、転生していた!
これを悪意と読まずして何と読む!!


「なぁ!そこのお前も、そう思うだろう!?」

取り合えずそこら辺に居た一般人に聞く。


「え!?多分そうじゃないの?」


「適当に言ってじゃねぇ!このはげ!!」


「ちょ横暴だ!」


コホン、申し遅れました。
俺の名は、高畑・T・タリアです……うん、言わずかなそう言う設定だ。
性別・男、名前が女っぽいが男だ。
容姿は、赤髪・赤眼・髪も紅く

転生先が魔法世界の小さい商家の家系に生まれた俺。
父親も母親も明るくてお茶目で誰にでも優しい人で、俺もこんな両親が好きだったので第二の両親だと思って過ごそうと思って過ごしていた矢先、魔法世界の紛争に巻き込まれて俺の目の前で両親死亡、両親の死体に呆然としていた俺を紅き翼・無音拳の使い手・ガトウの弟子のタカミチ兄さんに、助けられたのが切掛けでタカミチ兄さんの義弟になった。

そこから…紅き翼と同行し…ナギ・アル・ラカン・詠春・ガトウ
という早々たる顔ぶれの下で基礎程度(あいつらの中では)の魔法戦を教わった。
因みに戦争後の混乱期、オスティアが崩落してから逃亡中の
半年後の話だ。

そしてちょっと分け合って、数年程コールドスリープして麻帆良に居る。
まぁもっと色々、込んだ話が有ったが長くなるのでパス。

あれ?俺のセカンドライフヘビーだよね?

それから、まぁ一応裏の人間、朝は風紀委員、夜は警備をやっている。

因みにこの遅刻ダッシュは、朝早々の第十七次ヤンキーVSロボット化学班VS格闘クラブの仁義なき血みどろ大戦争の鎮圧に駆り出されたのが原因、ガンドルフィーニ先生や、タカミチ兄さんも援護に来る位凄かったのだ、全くと言って迷惑極まりない。
だけどデスメガネの弟の名に恥じないくらい強いという理由だけで、そんな事だけで、
風紀委員長の肩書を強制的に押しつけられ、泣く泣く仕事をやらないといけない状況に…
早く言えばサボれないのだ!
はい根はまじめな体質なので!



「はぁー不幸だ」

どっかのソゲブの気持ちがわかる気がする。
ふと、腕時計をみると。


「む、くっ!これじゃ間に合わん!?無理やり押し付けられた肩書とはいえ、大規模の喧嘩の鎮圧をしていたと言う免罪符もあるが、委員長になったからには遅刻は許されん!何故ならかっこ悪いから!「縮地无彊」!!」

はっははは!!楓ちゃんに顔が地面にめり込むくらい土下座して教えて貰った、瞬動の上級技だ!こんな所で役に立つとは!


「ぐえ!」

あ、ゴメン、同級生の山田君を勢いで引いちゃった…合掌


そのまま瞬動とかやりまくって、俺の通っている高校の校門に飛び込む。


「ふー、ギリギリセーフだな。」

チャイム五分前に到着!


「おお!タリア、お前風紀委員だろう!?
朝のけんか騒ぎはもう先生達に連絡は回っているぞ、今回の風紀委員の遅刻は大目に見るようにと、学園長からのお達しが出ていたのに無理する必要は無いのだぞ?」

校門にいた加藤先生だ。


「先生、男には意地と言う物が有るのです、例え嫌々なった風紀委員長でも、
遅刻は許されない!何故なら、何かかっこ悪いから!」

風紀委員長=風紀を守る=遅刻をしなさそうという、俺の勝手な決め付けが有る。
まぁこれしか守っていないのだが、さっきも山田君轢いちゃったし…


「先生は感動した!これからタリアの事を応援していくからな!」

こうして今日も一人俺のファンが出来た、チョロイゼ!


~数時間後~

学校のチャイムが鳴り…


「今日の授業終了だぁー!」

良しこれから何しよう?
風紀委員の仕事以外で何かしたい、朝はああ言ったが
正直人選ミスに近い位、仕事をやりたくない。
過労死するぐらい、片付け無いと行けない書類があるのが原因
うーん女子中等部の地域に突入するか?
嫌でもメリットがあるが、クーちゃんやその他諸々の女子脳筋ズと
エンカウントするかもしれないし…如何したらいい物か?


とポケットの携帯が唸っていたので画面で誰かと見たら、兄さんからだ。


「はい、もひもひ、何のようでござんしょう兄さん?」


「もしもしタリア、御免!今日からまた急な出張で二・三日家を空けるから、
そこん所よろしく頼む!」


「じゃ、一人だけで飯を作るのが、あれだから兄さんがいない間
師匠キティちゃんにたかっとく」


「そうしてくれると有り難い、お土産買って帰るからあまり無茶はしない様に!
特に無茶な修業とか!じゃ切るよ」

何故だ…アスナの時は基本放任主義なのに、俺の場合何か過保護な様な気がする。
俺を保護して連れて行く時も、理不尽の塊のラカンの野郎辺りが止めておけって会話を
全面から反対して紅き翼面々を説得したのもタカミチだった筈。
と言うよりあの戦争そもそも何が原因何だ?
そこん所がやけにあやふやにぼかして教えてくれない、兄さんも紅き翼の面々も…
それに最近よく思い出せない…あれ?何か魔法でもかけられてる?
話はそれたが…俺が住んでいた国はヘラスの国境近くにある辺境の中位の大きさの都市。
襲うメリットなんてほとんど無い筈

考えるに
二代目(頭が悪い方)アーウェンクルスの暗躍oa大元の完全なる世界残党が絡んでたのか?
それともあそこに居た、紅き翼を炙り出す為に仕掛けたオスティアの元老院か?
前者有力で、後者が大穴だな。

珍しくそんな考えをしつつ、世界中の木の前当たりで歩いていると
ふと前を見るサイドテールの黒髪の女子中学生姿を見て…



「せ、つなちゃー!グハ!!」

とある想い人の背を見かけたので…ル○ンダイブしようとしたら、
何か変な物が俺の頬に飛んできて邪魔された…見ると靴である。

だ、誰がこんな物…俺らの業界ではご褒美じゃなくて
と言うより!俺が気付かず飛んでくる物を避けれないなんて…

飛んできた方向を見ると…何故か鬼の形相の妹分と
純粋培養の紅き翼で(ガトウ師弟除く)唯一尊敬できる人の詠春先生の
娘さん(彼女も妹分)が居た。


「タ、リアー!!」
鬼の妹分事恐らく、麻帆良学園トップクラスの機密事項の塊…
オレンジ色の長髪のツインテールの女子中学生…神楽坂明日菜が
もう一つの靴を俺に目掛けて飛ばす。うん、ウサパンが見えた

圧倒的な脚力から繰り出される、アスナの靴飛ばし。
一般人だったらクリティカルHIT間違いなしの、綺麗なフォームでの
攻撃だが…投げつける相手は俺だ。

一度まぐれ当たりしたからと言って、俺に当てられると思うなよ!
と思いつつ片手でひょいと飛んできた靴を受け取り…

一心不乱に嗅ぐ

「ぎぃいいいいいいいいいやああああーー!!
止めろ!この不良ド変態風紀委員!!」
叫びながら裸足で此方に走って…今度はライダーキック(V3風)が
俺を襲う。うさぎさんのパンツがちらちら見える


「フゥ…」
それを普通にかわし、両靴を投げて返す。
その顔は満足した顔である。

「何がふぅだ!賢者してんじゃないわよー!!」

「まぁまぁ、おちつきーやアスナ。
タリ兄が横暴で変態さんなのは、今に始まった事ちゃうやろ」

ガフ!と血反吐を履きそうなレベルの純粋無垢の精神攻撃が俺を襲うが…
俺は気にしない!

ゆっくり歩いてそんな血も涙も無い(全部事実です)事を言ったのが、
先ほど紹介した、ガトウ師弟以外唯一尊敬している。
近衛詠春、主に教育関係や雑学たまに接近戦を教えてくれた人の
娘さんが近衛木乃香、彼女だ

「で…なんの用だ?」

大体予想は出来る、この流れのやり取りは
あれしか無い


「あんたね!また風紀委員サボってるでしょ!
何で私達の所に連絡が来るのよ!!てか…摘発される側が
何で風紀委員長してんのよ!!キイー!!」

ああ、やっぱりね。

「しらねーよ。気づいたら風紀委員させられて。
委員長に成ってた…学園祭とか体育祭マジで多忙すぎて死ぬぞ」

そう俺が多忙で倒れるレベルだ。
他の奴がやると、病院行きで廃人になるレベル
それが麻帆良風紀委員長という役職

お仕事の内容は大まかに分けて二つ

一つ暴れている生徒の確保

二つその生徒の壊した物や、その事件の内容を書類にまとめる事
の二つだ。
ちょっとした学校より権限がある。
がこの学校は普通じゃない。

先ず一つ暴れている生徒が【一般人から見て】かなり強い事
相手は格闘技ウルティマホラの出場メンバーの面々達で、
気が使える猛者たちだ。
一般魔法生徒と普通に戦えるレベル

だが、それだけじゃない。

エセチャイナ火星人ちゃんの所為で、某学園都市並みの科学力に成った。
科学研が格闘部メンバーと喧嘩するのが、良くあるのだ。
たまに田中さんのプロトタイプが出て来るので、物凄く厄介なのだ


それが暴動規模になると、書類仕事が山のようになりそれは山脈を作り…
最終的に万里の長城へとワープ進化をし
絶望と発狂がジョグレス進化するレベル。

故にこの役職は一般人には出来ず。
魔法生徒でも其処ら辺レベルじゃ、魔法バレを押さえている状態じゃ
立ち打ちが出来ない。

ので…仮にも紅き翼の末席で…タカミチに居合い拳を伝授され…
エヴァちゃんの弟子であり、魔法と戦いのイロハ(物理)を教えを受けた。

学園魔法生徒の内ではエヴァちゃん全力全開を除いて、
最強クラスの俺しか居なかったのよOTL
多分、兄さんと爺を除いて、アーティファクトありの1対1だったら、
先生共にも勝てる。だが爺はあれは駄目だ。
面白半分で水晶の中でやり合ったが…あの爺、魔法所かH×Hの会長のスタンドも
使ってくる…誰だあれを教えた奴



「俺も…遊びたい…のに…お前らの遊びの尻拭い…
こんな時位は…いいじゃん…遊んでも…」

そう現実に目を向けたら何だが悲しくなってきた
膝を組んで泣こう。


「さて、何回も聞かされた話をまたしても…
はいそうですかと言いよう様がないので引きずって行くわよ
木乃香~」

此処に鬼が居るよ鬼が…

「う~ん、ウチとしてはせっちゃんと
仲良くして貰いたいんやけど…まぁお仕事頑張ってな!」

ああああー!鬼!悪魔!と一人の少年の断末魔が世界樹の広場で聞こえたのは。
もはや名物である。



~それから更に数時間後・エヴァ邸にて~




「茶々丸ちゃん、醤油取って」


「はい、どうぞ」


「サンキュー、いや~何回食べても美味しいわ」

「恐れ入ります」


「…おい」


「ナァ、タリア修業ノ方ハ、ドンナ感ジダ?
感卦法ハ、完全二会得デキタカ?」


「うーん、やっぱり一人の時の修行に限界を感じているんだよねー
特に感卦法は後もうちょっと何だけどなぁー…
如何せん時間が取れん」

「…おい」

「ナラ、俺ト、ヤリアエヨ、修業ハ実践ガ一番ダカラナ、ケッケケ。
感卦法使イ共殺リ有ッタ事モアルシナ」


「有難うございます、流石チャチャゼロさん
其処にしびれ憧れる~」


「ヌワァー、何で!!お前が普通に私の家で飯を食っているのだ!!」


「何時もの事だからいいじゃん♪エヴァちゃん♪」

ここに来てから、兄さんが出張で海外に行っている時は、
エヴァちゃんの所に、チョクチョク遊びに来ている
最近は茶々丸ちゃんの飯狙いと師匠であるエヴァちゃんを色んな意味で
遊ぶ為に来ているがな。


「だいたい!!タカミチと言いお前といい義兄弟そろって何だ!!
その呼び方!闇の福音を舐めているのか!
絶対舐めているだろ!」


「解った、百歩譲ってキティちゃんで、手を打つよ~
しょうがないキティちゃんだな~全く自重しようぜキティちゃん!」


「論外だわ!!愚弟子が!!お前本当はナギの弟だろ!!
お前が自重しろ!後ミドルネームを連呼すな!」

怒涛のツッコミの後行き成り飛び蹴りするので華麗に避ける。


「何故かわす!?」


「かわさないと飯に被害が出るからだ!!」


「ええい!!なら当たるまでヤルまでだ!」


ちょ!?飯食わせろ!攻撃は直線的でかわしやすいけどさぁ!?
茶々丸ちゃんオロオロしないで止めて!
チャチャゼロさんも、笑ってないで何とかして!

そんな時俺の携帯がなる


「はい、もし…「隙有り!」いてぇ!ちょ!エヴァちゃん!?
今電話中だから!ちょっと待て!?当たったから飯を食うのを再開すな!
あーもういい、もしもし!?」


「えーと、何かKYかのう、わし、(プツン)」

聞きたくない声だったので携帯を切る。

再び携帯が鳴る


「もしもし」

多分、また爺からなのでこのまま放置プレイも良いけど、こ
れ以上やるとあの爺、タカミチ兄さんにチクルので出てやる。


「何故切るんじゃ!?」


「只の八つ当たりだ!このはげ爺!!」


「横暴じゃ!横暴じゃ!」


「で!?学園長何の用ですか、下らん用事なら切りますよ!?」


「今から警備の援護に行って貰いたい!敵の数が予想以上に多い、
だから頼む!」


「えー今日、俺OFFの日だよー、それでなくとも、朝の馬鹿騒ぎ鎮圧と
その後の書類を片付けるのに疲れているのにさぁー」


「お主その後半サボってたじゃろ?まぁいい
刹那君がピンチって言っても行かんのかのう?」


「よし!今から行く場所を教えろ!」


「相変わらず扱いやすい奴じゃのう、まぁいいか、
場所はB=201ポイントじゃ、敵の数が半端な数では無いから
気を付けるのじゃぞ!」


「了解!」

飯を後にして、出る準備をする、俺。

「行くのかタリア?」


「ええ、食事中すいませんマスター」

「どうせ、桜咲がピンチとか言われて、行く気になったのだろ?」


「ピンポン!だって俺、彼女の事が好きなんだもん♪」


「お前、よくそんな恥ずかしい事平気で言えるな。
まぁいい、咸卦法は余り使うなよ。まだ、未完成なのだからな。」


「へぇー、エヴァちゃんが俺の心配してくれるんだ?
大丈夫、俺には兄さんから授かった、「居合拳」とエヴァちゃんから教わった、
「魔法」が有る、その二つを持つ俺は最強だ!」


「ふ、ふん!解ったならさっさと行け!」


「じゃ!ちょくら、夜の風紀を正しに行ってくる!」

そう言い俺はエヴァ邸を出る。




~世界樹・裏山にて~






今日も普段通りの警備だと思っていた。
それが油断だった、今回報告されていた、二倍以上の数の大群が攻め寄せて来ている。
こっちの数はたったの一人、こんな時に限って龍宮はいない。
明らかにこっちの形勢が不利すぎる、
しかもご丁寧に裏山を囲って結界を張られ逃げはない。
だが、引く訳にはいかない、大切な友達を守る為にも!


「くっくく、いくら、嬢ちゃんがあの神鳴流やろうと、この数が相手や勝ち目が無いで?
逃げるのやったら、今のうちやで?」

敵は異形の「鬼」達。


「ああ、形勢が不利なのは百も承知だが!!ここからは私の命に変えても、
一歩も通さない!」


「なら!死ねや!!」


(くっ!ゴメン、このちゃん!)


迫る大群に突っ込もうとした瞬間、行き成り私の前方の鬼達の軍勢が赤い閃光が直撃し
鬼達を吹き飛ばす、それと同時に結界は砕かれる。
そして上を見ると一人の男…が舞い降りる。


「今晩は刹那ちゃん♪」

足に魔法陣を展開し、ゆっくりと地上に着地をする。
人間…麻帆良生徒なら知らない人間は皆無の人物が姿を現す


「兄ちゃん、何者や?」


「通りすがりの風紀委員長だ、覚えとけよ!」

風紀委員長、高畑・T・タリア。
高校1年で自分の先輩であり、あのタカミチ先生の義理の弟らしくて
自分を好きだと言ってくれた。多分変わり者だ。
素行は良いとは言えず、根は良い人何だが…何故風紀委員長に成ったのかは…
麻帆良七不思議の一つに認定される程の、傍若無人ぷりであり。
自由を体現した人である。


だが…実力は折り紙つきでこの年で…
圧倒的な魔法と、ほぼ不可視な居合い拳を自由自在に操り。
そして同じクラスの、闇の福音エヴァンジェリンさんの弟子であり
それと契約したのと、もう一枚計二枚のアーティファクトを所持した。

麻帆良学園最高戦力、最強の魔法生徒の称号をもった人間が援軍で来たのだ。










「通りすがりの風紀委員長だ!覚えとけ」
 
そう言った瞬間場は静寂する…

あれ?何これ?今、スーパーツッコミ待ちタイムだよ?
あれ?もしかして、そのもしかして芸能界用語での、すべるに当たるのかな。これ?

いやいや仮面ライダー・ディゲイドの奴からパクったキメ台詞だぞ!
滑る筈が無い!
そうか!俺とした事がパクったのが、ダメなのか!?
なるほどこの鬼達はディゲイドファンなのか!
それでこの状況はパクった、俺に対する静かな講義か!はいわかります。

と、半ば場違いな事を考えてると


「あ、あのータリア先輩?」


「うん、どうしたマイ・ハ二ー?」


「え、えーとツッコミ所が満載なのは後に置いといて、
一応ここに来たって事は援軍で来たんですよね?」


「あー、うんそうだよ。刹那ちゃんがピンチだって聞いたから文字通り、
飛んできちゃった♪」

結界は張ってあったが…紙屑の強度だったので、中位クラスの魔法をブチ込んで
終了だったかな?


「は、はぁ」
やはり無茶苦茶だ、山全体覆うとは言え…
強度はかなり有った筈だ、それを何事も無かったかのように
やはり次元が違う、それと少し苦手だ


「余りにも、ウケなかったので当初の目的を忘れそうになっていたが、
まぁいい軽く掃除して帰るか」

といい刹那を相手に後ろを向け続けた、タリアがポケットに手を突っ込み
鬼達を見るのに振り向く

「ほう、えらい大きい事を言うやないか兄ちゃん?
前方の味方はやられたが、まだわしらには、百以上の仲間がいるんやで?
それでも、大きい事を言えるんか?」

本当に周りは鬼、鬼、鬼、鬼の軍団がたむろしている。
だが紅き翼の末席で見習扱いだったが
そのメンバーとして、あえてこう言わせて貰う。


「で?だから?何?それおいしいの?」
鼻をほじりながら、挑発する

「兄ちゃん、あんた馬鹿やろ?数の暴力って言葉、知ってるか?
いくら兄ちゃんが強くても、一人の力なんてもんはたかが知れているんやで。
そんな…「あーもういい、長い!」!?」


「そんなウンチクを垂れるのなら、さっさと始めようぜ!?
もしかして怖いの?たかが一人の人間に蹂躙されるのが?」



「わしが親切にしていれば!調子のって後悔しても知らんで!!」


そういい前進を再開する鬼達、その姿は百鬼夜行の前進である。



「なら、全員噛み殺す!」

御免これも風紀委員長繋がりでパクった。すいません


『刹那ちゃん!俺の攻撃に巻き込まれない用、後ろに!』

刹那ちゃん念話を飛ばして指示を出す。


『ですが、この数では!?』


『はいはい、文句は聞かないよ!なら風紀委員長命令で後ろに下がる事!
悪いけど邪魔!』


『くっ、解りました』


「ラン・ラ・ラン・ラン・ランド・グリーズ、ものみな焼き尽くす浄化の炎、」

詠唱中と同時進行でポケットに手を突っ込んでいる、右手に気を集める。


「破壊の主にして再生の徴よ、」

そして集めた、気を圧縮する。


「我が手に宿りて、敵を喰らえ。『紅き焔』+居合い拳!!」

詠唱完了し左手で放つと同時に気を圧縮していた、右手を居合拳で放つ。
その放った瞬間に圧縮した気を、瞬間解放し紅き焔の魔力を巻き込みながら鬼達にかます。


ドン!と紅蓮の光線が鬼達の陣形をえぐり吹き飛ばす。


「名づけて、「炎殺・流炎一閃突き」!!」


この技は、魔法と居合拳の同時攻撃で出きる必殺技である。
まず、魔法を詠唱する。
それやると同時に居合拳をする方の手に気を高密度まで集め圧縮する。
詠唱が完了したら、魔法を放つと同時に気を圧縮した、手で居合拳を放つ。
その瞬間に高密度まで圧縮していた、気を瞬間解放し無理やり魔法を絡ませて敵にたたきこむ。


その威力は絶大で瞬間解放された気と、その気に巻き込まれた魔法の魔力が合わさって、
擬似的な咸卦法が出来上がり絶大な属性エネルギーパンチになる。
まぁ簡単に言うと、ラカンインパクトを複雑にしたような感じだ。

まぁこの技、簡単そうに見えて実はかなりムズイ。
魔法の射手を手に止めて打撃を繰り出す、桜花拳とは違い魔力を使用中に
相反する属性の気を溜めるという二つの動作を同時に、やらなければいけなく。
放つ動作もどっちかが遅れると威力が落ちる。
居合拳を放つ時は気を溜めて使う行為、魔力で居合拳のスピードをあげる行為、魔法を放つ時の行為、この三つの行動を一遍にやらなければいけない。
かなりの技術が要求される、技なのだ。


三十、いや五十位は減ったな。まぁ後は野蛮な殴り合いでOKだな。


「よし、てめぇら!一騎当千って言う言葉を教えてやる!」









「よし、てめぇら!一騎当千って言う言葉を教えてやる!」

そう言い彼は鬼達に突っ込む。
そして残った、鬼達を居合拳の連弾で潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、敵の攻撃を避けて、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、只ひたすら潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰す、潰しまくる、作業のごとく潰す、潰す、潰す、潰す、潰す。
鬼達の鮮血を浴びながら狂戦士は一向に止まらない。

後ろに回り込んだ鬼達は、狂戦士に背中から攻撃するも…
一瞬の内に細切れにされて消える。
よく気で目を凝らして見ると、居合い拳を放つと同時に魔力操作で…
自由自在にワイヤーのような糸があちこち鬼達に向かって張り巡らせ
混戦の動きの中で、その仲間に貼られたワイヤーで足は切れ。
首は落ちドンドンドン自爆して瓦壊していく。


これは戦いでは無い彼が言った通りだ。
たかが、たった一人の人間に鬼の軍勢が蹂躙され殺戮されていく。

そしてこの蹂躙劇に私は邪魔だ、かえって足を引っ張る。

勿論、鬼達も抵抗はするが相手が悪い、

麻帆良学園・最強生徒兼魔法生徒内最強の男であり
今だ発展途上の怪物である。
そしてまだ彼は本気を出していない。
多分、始めて会ったあの模擬試合の時よりも強くなっている。
解る次元が…いや生まれ持ったポテンシャル、そして才能が違うのだと。



「ああ、まるで化け物や…」

あれ?何で?何で?私の口からこんな言葉が出たのだろう?
どうして?
生まれながらの化け物だった、私が…何故?
迫害を受けてきた、私が何故?
何故?

何故?

何故?


「嗚呼そうか…ウチは…。」

そうこの戦闘に表現が思いつかなかったから出てきた言葉。そして心からでた感想。
そう、自分は心の奥底では人間だと思っていたのか…じゃなかったらこんな言葉が出ない、
出てくる筈が無い。

「これで最後だ」

と言う先輩の叫び声と共に

どぉぉぉぉん!と言う衝撃音で戦闘は終了した。
残ったのはいつの間にかへたり込んだ私と血塗れになった先輩だけだ。






ヤバい…つい久々の実戦でテンションがハイになって狂戦士化していた。
多分、刹那ちゃんドン引きしているはず、嫌だ!!嫌われたくない!!
原作を読んでいた時は興味が無かったが、実物本人を見たあの瞬間、
俺のハートに電流が流れた。まぁ簡単に言うと一目惚れだな。
初めて会った瞬間いきなり告ったけ、今では良い思い出だ。
ああ、あの時の困っている刹那ちゃん可愛かったな…。
その後、兄さんにぼこられたのは黒歴史だけど。

うん何か変な方向に脱線したが、まぁいいここはシンプルに!


「刹那ちゃん、せん…」

刹那ちゃんの顔を見た瞬間、言葉を切ってしまった何故なら、
彼女は泣いていたから。


「刹那ちゃん!本当に御免、俺が悪かった!!!怖かったのかい!?俺の戦闘グロデスク過ぎた?それとも邪魔とか言ったから?それなら改善の余地があるから、どうか嫌いにならないでくれ!」


「え!?あっ!!先輩何で謝るんですか?先輩は、私に何もしていませんよ?」

あれ、気づいていないのか?
明らかに今のが原因の筈だ…


「え?違うのなら刹那ちゃん何で泣いているの?」


「え、本当だ。何で泣いているでしょうね?ははは」






~あれから一時間後・学園長室にて~


「刹那君は少し休んでから寮に帰るそうじゃ」

俺の替えの服貰う為と刹那ちゃんを見て貰う為、
更に爺がなんか俺に用事が有るみたいなのでここに居る


「本当に何にも無かったんだな?」


「ああ、本人もいいと断ってのう。
多分、これはわしのカン何じゃが、
多分じゃが体では無く心の部分で何かあったのじゃろう」

彼女経緯は原作知識で知っているから…知っている。
だがその問題はズケズケと、入って言い問題では無い。
うーん、彼女に惚れてるとは言え現状何も出来ないのは歯がゆい。
やはり木乃香の力が居るか…

「うわー、それじゃ確認が出来ないよな」


「まぁ、そこら辺は本人次第じゃな。で、話は変わるが来月辺りに
新任の魔法先生が来るのじゃ」


来たか、とうとうあいつが来るのか?


「へぇー、どんな先生だ?男か?それとも女?そいつ」


「まぁまぁ、落ち着け答えてやる。その先生は男で何と彼の親はお前でも知っている。
あの、サウザント・マスターの息子、名は「ネギ・スプリングフィールド」じゃ」


本編開始キター!!!!


「それでな。お前さんに、ネギ君のサポートに回ってもらいたいのじゃ
ナギに借りが有るのじゃろ?」

そう静かにいう学園長



「まぁそうだな、あのバカナギにも感謝はしている。
教えベタなくせに必死に、俺に初めて魔法を教えてくれたのはあいつだ
一応二枚ある内のアーティファクトの内の一枚はアイツとの
仮契約だからな」

因みにナギとはキスでは無いぞ!違う方法だからな!?




「いやその子はまだ十歳の子供「もしもし警察ですか?目の前に労働基準法を知らないエイリアンが…」何でやねん!!」


「このさいじゃ、言うが前々からタカミチ君とネギ君は交友関係をもっているのじゃ。
だから義弟であり君も頼む協力してくれ!あの子はあの姫とナギの子じゃ
嫌とは言えんじゃろ!?バイト代はずむから!」


「ああ解った、解った。やれば良いんだろ?」

こうして俺の本当の戦いが始まる(いろんな意味で…)




後書き―――


ハイ今晩は、2年ほど行方を眩ませていた超刹那スキーの
闇魔道です。


色々廚2病を見て布団を被って足をパタパタさせて
更新を止めて早2年ほど原作ネギまが終って
この作品の事が忘れられず…そして尚、せっちゃんが大好きな作者が…
これじゃいかんと思い、完結させねばと思い
設定少々変更しタイトルを変え。
再出発をしようと思い動きだしました。


恐らくこんな作品を忘れていると思いますが…
また頑張って話しを進めようおもいます。

では続きは2話で
という早々


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