落ちる
落ちる
いや正確に言うと落下していると言うべきか…
現在、夜の麻帆良湖上空。
今の俺は気と魔力を使い果たし落下している。
遡る事一時間前。
「十五話目、これが俺の「狩猟」です前篇。」
あ~今日は本当に気分が乗らない、原因は今日見た夢である。
内容は黒いもう一人の俺とバトルをした。結果は惨敗した何か?
奴はアークライト様みたいにポジティブフィードバック・ZEROの能力が使えるのか?
と言う位オリジナルの俺の技より数段上の威力をぶつけてきた…。
挙句の果てに魔奥義の邪王炎殺黒龍破って…いや飛影さん好きだけどさぁ、最後のセリフテイルズのリオンだったし。
それに(「まだ弱いそんなのじゃ守れないぞ、アスナを?くっくく、背負う物がお前には多すぎるんだ…だからあの女…桜咲刹那は諦めろよ?
そうしないと本当に守りたい者まで守れないぞ。」)
奴のセリフが耳から離れない。
「あのー、先輩如何したんですか?」
後ろから声が…あーしまった、彼女が居るのをすっかり忘れていた。
「ごめん、ごめん。刹那ちゃん少し考え事していただけ。」
今日は大停電の日、そうエヴァちゃんVSネギの最終決戦が行われる日。
何時もは単独行動なのだが病み上がりの為今回はフォローで刹那ちゃんと組んでの警備なのにテンションが上がり切れていない。
まぁ俺のテンションは置いといて、エヴァちゃんはもう動いているはず。
現在裏山を移動中。
「あのータリア先輩少し質問していいですか?」
「うん、何だい?」
「先輩は如何して強くなろうと思ったんですか?」
「行き成り如何したんだい、刹那ちゃん?……うーん、そうだね。最初とは違ったけど今はある人と約束したんだ。」
「約束ですか?」
「うん、ある子を守るってね…。あとその子は秘密ね。」
これは兄さんからも口止めされている。
「だから、その約束を守る為にも力がいる。だれよりも強い力が。」
「そうだったんですか。」
「まぁ、その手の話は人それぞれだから…刹那ちゃん、こう言う話は終ってからだ。
敵さんが出てきた!」
広場にでる所に差し掛かると鬼や烏族の群れが現れていた。
「刹那ちゃん、右お願い、俺は左をやるから無理だったらゆってくれ!」
「大丈夫です!」
「お前ら!こちとら、病み上がりで、今日は機嫌がもの凄く悪いから手加減できねぇーぞ!!」
鬼共の群れに突っ込む、俺と刹那ちゃん。
「強殺・居合拳!」 「雷鳴剣!!」
ズガズガと敵を薙ぎ倒す俺と刹那ちゃん。
彼これ十分は倒し続けている。
「終わりだ。紅の炎!」
最後の一匹を魔法で燃やす。
「はぁはぁ、終わりましたね、先輩。」
かなりの数を倒して息が上がっている刹那ちゃん。
「いや、マダですよ。」
木の陰から現れる人影、フードを被った男が出てきた。
「お前か、こいつらを出して来たのは?」
「いえいえ、違いますよ。私は召喚師ですがオーガは召喚出来ないんですよね~将来は東洋の物をと思っているのですが~如何せん契約が失敗続きでまぁ長くなるのでここら辺で省かせてもらいますよ。今回来た目的は依頼ですよ。麻帆良の最強生徒、高畑・T・タリアの実力を計れと。」
「ほーう?召喚師如きが俺の実力計ろう何て千年はえーよ。」
厄介な奴を出される前に一気に接近する。
「くっくく、そうあせらないで下さい「来たれ!」」
あれは!アーティファクトだと!?
黒いローブの男の周りにカードの大群が囲む。
しかもあのカードのデザイン、オイオイ。
「私のターン!私は手札から黒騎士を召喚!更に場に二枚のカードを伏せターンエンドです。」
男は囲でいた、カードを一枚手に取り投げつける。
そのカードから行き成り召喚用の魔法陣がでてきてそこら顔のない黒い騎士が現れ召喚主を守ろうとする。
「おい、お前なんで遊戯王を!?」
「ほぅ、この世界はデュエル・マスターズが有っても遊戯王は無かった。
やはりそうでしたか。いやー彼の依頼を受けて本当に良かった、私と同じ存在に出会えるとわ。この世界で複数異邦人がいるケースは稀ですから。まぁ、いいです、仕事を再開しますよ、私のターン、黒騎士を生贄に風翔龍クレイダナを大規模召喚をする!!」
今俺と戦っている黒騎士の下から魔法陣が現れ溶けていき吸収した魔法陣は更に大きくなる。
「なら、本体のお前を倒せば!」
「くっくく、桜咲刹那嬢でしたね。あなたの事は計算済みです、トラップカードオープン!「水妖陣」を発動する。
このカードは相手を一人又は一体を選択し一ターン…凡そ二分間動けなくする!
私の選択は貴方です、桜咲刹那嬢!」
相手の足場から原作フェイトが使った水妖陣が現れ刹那ちゃんを捕まえる。
「更にトラップカードオープン、「簡易結界」を発動します。
これも相手一人又は一体を選択し一ターン、凡そ二分動けなくする。
選択は高畑・T・タリア貴方です。」
今度は俺の足場から結界出てきて俺を捕まえる。
「さぁ、御出でなさい、わが契約モンスター最強の龍よ!」
召喚陣が大きく光、現れたのは大きい鋼の鱗、全てを吹き飛ばす翼、そして雄々しい角。
「さて、ここからの相手はこのクシャルダオラ…じゃなくてこのクレイダナがお相手しますよ!」
ちょっと待てぇぇい!
後編に続く。
後書き―――
うん、調子ぶっこいてトリッパーもう一体どうしよう(汗)
今週のネギまあれだね、消滅フラグを立てろと?WWW
次回モンハーン♪
感想待っている。