「麗日ちゃんに梅雨ちゃん、それに緑谷君もヒーローインターン先が
決まったんだね」
「うん、ノアちゃんも先輩にお願いしてたでしょ?どうなの?」
麗日にそう聞かれ希愛は自慢げに胸を張る。
「是非とも、だって!」
昨日、職員室の電話でクロノは自分のインターン先であるマグナガイアの方に
連絡していた。
「あー…そうなんですか。いや1年生を連れていきたいんですが…え、もう
許可出してる?じゃあ伝えといてください」
クロノが受話器を置く。そして希愛のほうを見て頷いた。彼女の顔が
パッと明るくなった。
「マグナガイア!!?今、凄く話題になっている期待の新ヒーローベスト3に
入っているあの!?個性ショックヴァイヴレーションは右で衝撃波、左で
振動波を操る!特に衝撃波は打撃攻撃を受けた時に衝撃を吸い取り倍にして
返すことが出来てそれはマグナガイアの代名詞、リバースショックという技!」
「凄い!緑谷君って本当にヒーローに詳しいんだ!もっと教えて。ほら
行き先のヒーローの事は知っておいた方が良いでしょ?」