A組の出し物…バンド&ダンス。
授業内では決まらなかったがその後しっかり考えて決められた。
翌日の昼、インターン組が呼び出され緑谷と十神は病院に行くことに
なった。何でもエリが目を覚まし彼らの事を気にしているらしいからだ。
病室に行くと一足先にミリオとイザナがいた。
「よぉ、インターンぶりだな」
「イザナさん!先輩まで」
イザナは声を掛ける。彼はエリの隣に座っていた。
「お互い命があってよかったな。エリも無事に目を覚ましてよかったな」
イザナはエリをそっと撫でた。「そうだ」とイザナは声を上げた。
「雄英でもうすぐ文化祭があるんだろ?エリ、興味ないか?色んなお店が
あるんだぜ。りんご飴もあるかもなぁ…」
「りんご、あめ?」
エリは首を傾げた。
「りんごをもっと甘くしたお菓子だよ。それ以外にも美味しいものが
沢山食べられるかもしれないぜ…いいか?イレイザー」
イザナは相澤のほうを見た。彼は「確認してみる」とだけ答えた。
「やったね!エリちゃん」
「うん、嬉しい!!…イザナお兄ちゃんも来てくれる?」
エリはギュッとイザナの手を握って見上げる。
「…あぁ、一緒に行こうか」