マダムフィッシュの捕獲を依頼されて凍った鍋池にやってきた。
そこには四天王全員とリンが集まった。それぞれが分かれて
マダムフィッシュを探す。心音は小松とユンと共に探すことにした。
「心音さん、直感で探してくださいよ~」
「そう言われてもねぇ…この辺じゃない?って程度だから」
「じゃあこの辺でやりましょうか」
二人はそれぞれ氷に穴をあけて釣り糸を垂らした。暫くはジッと我慢する。
トリコは嗅覚、ココは視覚、サニーは触角、ゼブラは聴覚、小松は食運、
心音は直感力だろうか。他の場所でやっていたトリコたちが自然と二人の
周りに集まってきた。
「食運どんだけだよ!!」
「え?」
小松はキョトンとしていた。どうやらこの辺りにマダムフィッシュの巣が
あるらしい。
「ていうか心音もいるし!」
「いや、私は…」
「あの心音さんの直感を頼ってここにいたんですけど」
「お前の直感もどんだけだよ、心音!」
「そう言われても困りますよ!トリコさん!」
小松の釣り糸が反応する。同時に心音の釣り糸も反応する。二人は必死に
力を込めて引っ張り上げる。同時に釣り上げられたのはマダムフィッシュ。
そしてそれ同等のレアな魚、バロンフィッシュ。
「な、なな、なんか釣れたァァァァァァァァァァ!!!?」
「マダムフィッシュ同様、警戒心が強いバロンフィッシュまで釣り上げる
なんて…!!」