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No.32319の一覧
[0] 木ノ葉学園の日常[Φ卑弥呼Φ](2012/03/22 17:55)
[1] 卍さんの周り[Φ卑弥呼Φ](2012/03/21 04:07)
[2] 渡る世間は馬鹿ばかり[Φ卑弥呼Φ](2012/03/21 05:53)
[3] サクラといの[Φ卑弥呼Φ](2012/03/21 15:11)
[4] 幼なじみ[Φ卑弥呼Φ](2012/03/21 23:54)
[5] ストイックな転校生[Φ卑弥呼Φ](2012/03/22 17:52)
[6] 強い女は美しい?[Φ卑弥呼Φ](2012/03/22 23:48)
[7] クシロの春 前編[Φ卑弥呼Φ](2012/03/23 02:19)
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[32319] 幼なじみ
Name: Φ卑弥呼Φ◆b7c18566 ID:838fc90f 前を表示する / 次を表示する
Date: 2012/03/21 23:54
「シカマルーっ、今日家遊び行ってもいぃー?」

放課後、いのがシカマルに話し掛ける

「どーせ、断っても来るだろ」

相変わらずダルそうなシカマルやけど満更でもなさそう

「えへへっ、当たりー」

いのが舌を出して無邪気に笑う

今日は部活休止のいのと駅前のおいしいパフェ食べよ思っとったのに

「楽しそうじゃねぇか!!お二人さん」

赤丸を連れたキバがいのとシカマルの間に割って入ってくる

「何よキバ。さっさと部活行ったら?」

不機嫌そうに言ういの

「残念!今日は部活自主練!俺、天才スプリンターだから行く必要ナーシ!!」

それから…と、キバは続ける

「俺もシカマルん家遊びに行きたい!」

Vサインをシカマルに向けるキバ

「別にいいぜ。一人増えたところで変わんねーし」

「ちょっとシカマル!?今日はシカマルとオセロやろうと思ってたのに!」

いのが頬を膨らます

「オセロはまた今度やりゃあいぃだろ?」

「分かったよ!あたしもクシロ誘うし!」

ちょ、待て!!何でそぉなるねん

クシロキバ苦手やねんけど!

「クシロー、今日一緒にシカマルん家行こうよー!」

まぁ、いのは友達やしな

断ったら可哀想やな

「えぇで」

「よし!決まり!ほらシカマル!!早く行こうよーっ」

いのがシカマルの手を引いて行く

クシロは自動的にキバとペアに

「クシロォ!さっさとしろよー!!」

キバに急かされ教室を後にする

「俺んちこっから二駅先な」

「んーっ、近いんか遠いんか分からんなぁ」

切符を買って電車に乗る

「シカマルー、家にプリンあるー?」

「ねぇよ馬鹿」

いのとシカマルの遣り取りを聞いとったら何か変な感じになる

めっちゃ聞きたい!付き合っとるんて!!

「っかし、五月だってのに暑ぃなぁ」

シカマルは鞄の中からお茶を取り出し、一気に流し込む

「シカマルといのって付き合ってんの?」

「ブッ!!」

わー!!シカマルが吹いた!気管に入ったか知らんけどめっちゃむせとる!!

でもキバ!!よく言うた!

「ちょっとシカマル大丈夫ーっ!?」

意味もなくシカマルの背中をさするいの

「ヤバい、今お茶で溺れかけた…っ」

今にも死にそうなシカマル

「キバ!!あたし達は只の幼なじみっ!友達以上恋人未満なの!」

「何だ、つまんねー」

キバが残念そうに呟く

クシロも残念やわ

「いい加減にしろ。何が芸術は爆発だよ。爆発してんのはお前の頭だろ」

隣の車両から木ノ葉学園の制服を着た男子二人が入ってくる

「分かってねぇな旦那ァ、芸術は爆発だ。うん。形ある時は只の造形物に過ぎない。それを昇華させる事によって初めて作品になる!オイラはその一瞬の昇華にこだわりを感じる!うん!」

うんうん五月蝿い男の髪型、いのに若干似とるな…

「フン、見解の相違だな。朽ちる事のない永遠の美こそが真の芸術だ。」

もう一人の赤髪の男は中々のイケメンやな

「大体なぁ、お前家庭科の時にくだらねぇ芸術披露するんじゃねぇよ」

赤髪の男が金髪の男に嫌みったらしく言う

「あれこそがオイラの芸術だ。うん。ホットケーキにふくらし粉を混ぜて何が悪い」

「そういうとこがだよ!うん!ぁ、やべ、言葉移った。お陰でホットケーキくそ不味かったぜ」

「素敵な褒め言葉どーも。うん」

「褒めてねんだよ!」

二人の言い争いはまだ続く

「お、もぅ着いたか。降りようぜ」

シカマルの声にハッと我に返る

あの二人の口論に見入ってもたわ…

それから数分歩き…

シカマルの家到着!

「今家に誰もいねぇから、寛いでけよ」

「おっ邪魔しまっす~」

「邪魔するんだったら帰れ」

慣れた手付きで家に上がり込むいの

「邪魔するぜー」

「お邪魔しまーす」

「邪魔するんだったら帰れ」

ガチャッ

「へー、ここがシカマルの部屋かーっ」

キバが部屋一面を見渡す

シカマルの部屋はきっちり整頓されとって、余計な物がない

本棚にはずらりと将棋の本や、少年漫画が並べなれとる

男の子やなぁ~

「あ!そうだシカマル!!宿題写させてーっ」

思い出したかのように話を切り出すいの

「俺がやってると思うか?」

「え~!!やってないのーっ!?」

いのがギャーギャー叫ぶ

「いの!お前いい加減宿題くらい自分の力でやれ!!」

と、言いつつ宿題のワークを隠すキバ

「じゃあクシローっ、宿題写させt「自分でやれアホ」

仕方なく宿題に取り組むいのとキバ

シカマルも面倒臭そうやけど混ざる

「シカマルー、漫画見てもいぃー?」

宿題が既に終わって暇なクシロは本棚を指差しながらシカマルに聞く

「あぁ、別にいいぜ」

よっしゃ、何見よ…

本棚をあさる

少年漫画ばっかやなぁ、何にしよ…ん?何コレ

分厚い漫画と漫画の間に挟まったページ数の少ない…雑誌かな?コレ

ちょっと見てみよ

ページをペラペラ捲る

飛び込んできたんはピンクな内容ばっか!!

慌てて雑誌を元あった場所に戻し勢いよく机へ雪崩れ込む

「ちょ、クシロ!!暴れんなよ!」

クシロが机に強烈なタックルをかましたせいでキバが書いとった文字がグチャグチャになる

「スマンな、キバ」

「クシロ、もぅ漫画はいいのかよ」

シカマルの声にビクッとする

「あぁ、何か全部家にあった漫画やったわぁ!!」

デタラメな嘘を着いてひたすらケータイ弄るフリ

でも、シカマルはお年頃やしな!!

しゃあないしゃあない!!

エロ本とかに興味があるんは健全な証拠や!

逆にない方がおかしい!

ひたすら自分に言い聞かせる

それから時間はあっちゅう間に過ぎて、晩を迎える

「お邪魔しましたーっ」

宿題を終えて満足げないの

「キバ、俺いのを家まで送るからクシロの事頼むぜ」

「んーっ、了解!」

「シカマルってば大袈裟なんだからーっ!家まで100メートルもないじゃん!」

「その100メートルの間に何かあったらどうすんだよ。いのもクシロも女だろ」

真剣な顔で答えるシカマル

「わ、分かったよ。」

なぜか赤面のいの

「じゃあなー!お二人さんっ!」

「バイバーイ!」

シカマルといのに手を振るクシロとキバ

「つう訳で、送るわ。クシロ」

「んー、さんきゅ」

何かくすぐったいわ。この会話

「そういえばさ、キバは好きな子とかおらんの?」

「はぁ!?何言ってんのお前ぇ!!」

さっきのいのより赤面のキバ

おるんや

「誰やねん!教えてみぃ!!」

キバの肩を肘でつつく

「ひょっとして…ヒナタ?」

ヒナタという言葉に過剰反応するキバ

「…図星かよ」

分かり易い奴やなぁ

「だ、誰にも言うなよ!?後、ヒナタの事は好きじゃねぇ!!気になってるだけだっ!!」

「へーそうなんやー、カーワイイ」

「うるせぇ!!」

アレ?いつの間にか男女が逆転してへん?

「協力したってもえぇけど?」

「本当かっ!?」

予想以上に食い付いてくるキバ

「まぁ、あれや!送ってもらうお礼って事で」

「サンキュー!クシローっ!!」

にしてもキバ…辛い恋の入り口に立ってもたな

ガンバ!!



end


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