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No.40912の一覧
[0] 俺は弱い。だけど、木の葉の忍だ![海坊主](2016/08/02 07:50)
[1] アカデミー[海坊主](2015/01/23 05:43)
[2] 卒業試験から忍へ[海坊主](2015/02/08 06:57)
[3] 演習[海坊主](2015/02/04 21:02)
[6] 12年前[海坊主](2016/07/21 05:49)
[7] 銅盤と嘘の約束[海坊主](2016/07/21 05:48)
[8] 強さと弱さ[海坊主](2016/07/29 02:27)
[9] 中忍選抜試験[海坊主](2016/08/02 07:47)
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[40912] 演習
Name: 海坊主◆49908de9 ID:ef6b7658 前を表示する / 次を表示する
Date: 2015/02/04 21:02
演習がき

タイトル「俺は…。」から変更。

早く書きたい所があるからテンポ良くいきたい。

サイトの使い方にあたふたしながらやってます。

ここからオリジナルの術出していきます。


───────────────
「はぁ~。」オウギはため息を一発。
「行ってらっしゃい。」母のシキが笑顔で送り出す。
「行ってきます。」
オウギは演習場に向かいながら昨日の事を思い出す。

 ─ ─ ─ ─ ─ ─

アカデミーの教室に新人の下忍達が集まっている。
今、これから任務をこなしていく班分けが発表されようとしている。
「班分けを発表する。班はアカデミーの成績を考慮して組んだ。
まずは──。」
(知らないヤツとはなりたくないな。)
「七班。うずまきナルト、春野サクラ、うちはサスケ。
八班。山中いの、奈良シカマル、秋道チョウジ。
九班。熊野キンタ、浦島ミヤ、竹取オウギ。
十班。日向ヒナタ、犬塚キバ、油女シノ。
──。」
(二人共知らないヤツか。俺だけ仲間外れだ。)
「──以上!担当上忍の方が来た所から班で行動してくれ。それまで教室で待機。」
発表が終わると早速、一人の上忍が教室に入って来た。
ボウスに髭面。体は大きく、強面。下忍達が若干怯えている。
「九班!集合!移動する!」
(うわっ。マジかよ。恐ええ。)

建物の屋上に三対一で座る。
「自己紹介をするか、まずはワシから
名前は“桃川キビ”。趣味は釣りじゃ。好きな食べ物は蕎麦。よろしく頼むわ!
そんなら夢や目標とかも加えて、白髪のガキんちょから頼むわ。」
「オウ!俺は竹取オウギだ。好きな食べ物は一楽のラーメン。嫌いな食べ物は特にない。夢は最強の忍になる事だ。よろしく!」
少しだけキビが笑った気がする。
次は隣りの女の子。
「私は“浦島ミヤ”といいます。趣味は散歩で好きな食べ物はもずくです。夢とかは特にありません。」
ミヤは小柄で髪は綺麗な深い赤のストレートロング。小動物のような子だ。額あてを左肩に着けている。誰にでも敬語で話す。
最後に男の子がぽつぽつしゃべり出した。
「オレは…“熊野キンタ”…。好きな食べ物は…納豆…。夢は…家業の鍛冶屋を継ぐこと…。」
キンタは同期と比べて体が大きい。存在感があるが無口なタイプ。髪はうなじまであり、ボサボサだ。額あてはバンダナにして頭に巻いている。
「よし!自己紹介はこれで終わりじゃな。明日から演習をやるけぇ。詳しいことはプリントを配るけぇ読んどいてな。」
キビはプリントを配る。オウギは不満があった。
「なあ。キビ先生。演習なら山ほどアカデミーでやってるし、任務がやりたいんだけど。」
「まだまだ新人の下忍じゃろうが。それに結果次第でアカデミーに戻って貰うけぇの。皆、始めはこの演習をやるんじゃ。まあ、お前みたいな生意気なヤツはアカデミー戻りじゃな。ワシがルールじゃけぇ、せいぜいワシの機嫌を損ねんよう頑張れや。ワシは用事があるけぇ。」
キビは煙と共に姿を消した。オウギは釘を打たれた気分だった。

「早く忍として活躍したいってのに下手したらアカデミーに逆戻りかよ。明日は頑張ろうぜ。」
「オレは…別に落ちても…いい。」
「私も別に立派な忍になりたいわけじゃないですから、ケガしない程度でやります。」
「って!なんでだよ!俺はアカデミーに戻るのは嫌だからな。」
「そういえばあなた組み手の授業でサクラさんと揉めてた方ですよね。演習で変なことしないで下さいよ。“変態”さん。」
「しねーよ!」
キンタが二人から離れていく。
「どこ行くんだ!」
「帰る…。」
「私も帰ります。」
「おい!」オウギの呼びかけに二人は応じない。
「くそぉー!俺は意地でも忍になってやる!」

 ─ ─ ─ ─ ─

(が、昨日までのこと。)

演習場

三本の丸太と森があり、川があり、開けたところあり。アカデミーでも何度か来たことがある。
現在、朝の6時前。少し眠い。オウギが来た時には二人共いた。しばらくして、キビも来た。
「少し早いが始めるけぇ。これから二時間以内に2つの鈴を取って貰う。取れなかった場合はアカデミー戻りじゃな。」
「必ず一人は落ちるって事ですか?」
「そうじゃ。まあ全員落ちることもある。審査基準は他の上忍と比べて低いから頑張れや。まぁ、出し惜しみせず本気でこいや。」
「あたり前だ!」オウギは気合い十分みたいだ。
キビは目覚ましをセットして、
「威勢だけはええみたいじゃの。それじゃあスタートじゃ。」
スタートと同時に4人は隠れる。

(あの二人より早くキビ先生を見つけてやる。サクッと決めてやる。)
オウギがそんなことを考えているとキビを見つけた。
(見つけた!先手必勝ー!)
鈴を目掛けて飛び出した。死角から飛び出したにも関わらず簡単にかわされる。すかさず拳を繰り出すが当たらない。オウギは胸ぐらを掴まれ投げ飛ばされた。
「考えも無く飛び出すなや。やり直しじゃ。」
物影からキンタが飛び出した。印を組む。
「擬獣忍法。」
獣のような動きで攻撃をするが上手くガードされる。
「隠れとる時から殺気が漏れ出しとったで。スピードはなかなかじゃけど、まだまだじゃな。」
「…火遁・鳳仙花の術。」火の玉を数発吐き出した。
「ワシも使うか。土遁・土流壁!」土の壁で防ぐ。
それを飛び越えて殴りかかるが蹴り飛ばされるとオウギの所まで転がった。
「土遁・土津波!」大量の土砂が二人を襲い生き埋めにした。
「さて、散歩でもするかのう。」
「…まだだ!」オウギが土から這い出た。印を組む。
「いくぞ!土遁・流石弾!」握り拳ぐらいの数十の石がキビに放たれた。
「出て来るのは分かっとったわ!土遁・流石弾!」オウギよりも多くの石がオウギを襲う。術の物量押し。
「うわーっ!」
オウギは伸びてしまった。キビはその場から去った。

しばらくするとミヤが現れ、キンタを掘り起こした。オウギも起き上がる。
「くそぉー!次は取ってやる!」
「大人しくしたらどうです。力の差を見せられたでしょう。」
「そんなワケには行かねえ!俺は忍に成りてぇんだ!」
「…力の差が激し過ぎる…。戦うというより遊ばれていた…それはお前も分かっているだろう…。」
それはオウギも分かっていた。相手にされてない感覚。無理なんじゃないかと思うくらい。
「そうですよ。諦めましょうよ。卒業試験も簡単だったでしょう。また来年頑張りましょう。私は別に忍に成れなくてもいいです。どうしてそこまで必死に頑張るんです?」
「…卒業試験は難しかった。俺は忍術がヘタでな、なんとか受かったんだ。……俺の友達が試験、一度落ちたんだ。けど、ソイツすげー術を使って悪いヤツを倒したんだ。その時のソイツ、カッコ良くてな…俺もああなれたらいいなって思ったんだ。
……頼む二人共俺に力を貸してくれ!俺は忍に成りたい!」
「…分かった……。いいだろう…。」キンタが答えた。
「ちょっと!私は無駄なことしたくないです!」
「頼む!お前も力を貸してくれ!」
オウギは真剣な眼差しで見つめる。ミヤは軽く息を吐いて答えた。
「…分かりました。」
「ありがとう。」オウギはニコッとした。
「あと、浦島ミヤって名前があるので名前で呼んでください。」
「分かった。ミヤ、よろしく。竹取オウギだ。」
「…熊野キンタだ…。」
キンタは手を差し出すと三人で手を重ねる。

遠くでキビが見ていた。サッと姿を消す。

二度目の自己紹介が済んだ所でオウギは口を開いた。
「キンタはスピードがあるからメインで行くとして、俺は陽動でもやるかな…。ミヤは何が出来る?」
「そうですねえ…。二人共クナイと手裏剣を少しの間、貸して下さい。」
「「?」」

 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─

キビは森の中を散歩していた。何かを感じ、しゃがむ。クナイが飛んできた。飛んできた方向を見るが何も無い。手裏剣も三枚ほど微妙に違う角度で飛んで来る。クナイで弾く。
(協力してかかってきたか。上手く場所がからんようにしとるようじゃのう。じゃが、大体の場所は分かる。)
予想した場所に向かったけど何も無い。するとクナイと手裏剣が飛んできた。いずれも違う角度キビはやっと気づいた。
(始めは三人かと思っとったけど、一人でやっとる。クナイは木々で軌道を変え、手裏剣はブーメランのように軌道を曲げて木々を縫って投げとる。移動もしとるようじゃのう。)
普通、手裏剣は目標に目掛けて真っ直ぐ投げるように修行をするが特殊な軌道で投げている。
すると、左右からオウギとキンタが飛び出した。二人は拳を繰り出すがまだキビには届かない。ミヤは数本のクナイを投げる。それに合わせて二人共、接近する。
「やるな!土遁・浮石弾!」キビの周囲から岩が飛び出す。
クナイを弾き、オウギとキンタも飛ばされる。
すると、キンタが煙と共に消えた。
(何!?影分身か!)
キビは驚いた。下忍レベルで影分身の術は珍しい。一瞬、隙が生まれた。
「擬獣忍法…。」
隙を見逃さない。キンタは死角から鈴を目掛けて突っ込んだ。
指が鈴に微かに触れる。ギリギリでかわされる。キンタは蹴り飛ばされる。
「影分身とは驚いたわ。誰に教わった?」
「友達から習った。くそぉー。上手くいくと思ったのに!」
「二人共、突っ込んでください!サポートします!」
手裏剣を数枚取り出し投げる。それに合わせて、オウギとキンタは突っ込む。二人の足や脇の間、首の横からクナイと手裏剣が飛び出し、二人の隙を埋める。手数で三人が押し始めた。
(チームワークがしっかりしてきたのう。)
『ジリリリリリッ!』遠くで目覚ましが鳴る。
「終了じゃ!コレはオマケじゃ!土遁・奈落穴!」大きな縦穴が出来て三人まとめて落ちる。

「畜生!最後まで鈴を奪えなかった。」
「アカデミーに逆戻りですね。とにかくここから出ましょう。」
オウギはかなり悔しがっている。とにかく穴から出ることにした。
「お前達、よくやった!合格じゃ!」
「へ?なんで?鈴を取れなかっただろ?」
「何キョトンとしておる。ワシはお前達を認めたんじゃ。」
「…通りでギリギリで手を抜かれてたわけだ……。」
「鈴を2つしか用意しなかったのは、仲間割れさせようとしてですか?」
「そうじゃ。本当はもっと仲間割れさせようと考えておったんじゃが、昨日ワシが帰った後、お前達は気持ちがバラバラじゃたから何もせんでおった。本気でやらんかったのは一人でも取れると思わせるためじゃ。まあ、最後の方は本気で逃げとったけどのう。」
「やったぜ!」オウギは喜びを爆発させている。
「最後に一つ、必ず任務の時はチームワークを大切にするんじゃ。困難な任務ほど仲間と協力し、任務に当たれば、成功する。そしていつかは一人でやらんといけん時もある。そん時は木の葉を思え。火影という幹、死んでいった者達という根、そしてワシら忍達が木の葉じゃ。木の下の者達を守れ。木の葉を思え。どんな時もすべての心は大樹と共にある。」
オウギは目を見開いて聴いていた。
「よし!まだ8時過ぎじゃ。せっかくじゃけぇ修行をするか!」
「そんなことより腹減ったぜ。飯食おうぜ。」
「そういえばそうですね。」
キンタも頷く。朝早くからの演習でお腹が空いていた。
「そんなこと言うな。ワシがお前達に教えんといけん事じゃし、我慢せぇ。」
三人はテンションが下がっていた。
「そうじゃな。出来たら飯でもおごってやる。…朝飯前ってヤツじゃな。」
「ハァー。」ミヤとオウギがサブいオヤジギャグに呆れている。
「…ミヤ、オウギ、ヤるぞ!」キンタはキラキラしていた。
「キンタはチョウジみたいだな…。」
「先生。何をするんですか?」
「さっき、木の話しをしたから“木登り”じゃな!」
「ハァー。さっきの話し、台無しです。」

コノ後、ナルト達もこの演習場に来るがそれは別の話。


 ─ ─ ─ ─ ─ ─  ─ ─ ─


あとがき

いろいろあって不定期更新です。
ごめんなさい。 


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