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No.42374の一覧
[0] NARUTO 白蛇忍法帖[kuro-S](2016/10/13 12:08)
[1] NARUTO 白蛇忍法帖 ー01ー[kuro-S](2016/10/13 13:39)
[2] NARUTO 白蛇忍法帖 ー02ー[kuro-S](2016/10/13 13:39)
[3] NARUTO 白蛇忍法帖 ー03ー[kuro-S](2016/10/13 13:40)
[4] NARUTO 白蛇忍法帖 ー04ー[kuro-S](2016/10/13 13:41)
[5] NARUTO 白蛇忍法帖 ー05ー[kuro-S](2016/10/13 13:35)
[6] NARUTO 白蛇忍法帖 ー06ー[kuro-S](2016/10/13 13:38)
[7] NARUTO 白蛇忍法帖 ー07ー[kuro-S](2016/10/13 13:29)
[8] NARUTO 白蛇忍法帖 ー08ー[kuro-S](2016/10/18 00:11)
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[42374] NARUTO 白蛇忍法帖 ー04ー
Name: kuro-S◆f2917b35 ID:ba1aac55 前を表示する / 次を表示する
Date: 2016/10/13 13:41


「ふぁぁ……」

大きな欠伸を1つ零す。実は今日の朝(というより夜中)、僕の部屋の窓からナルト兄ちゃんが登場してきた。いきなり来ていきなり、「どうだってばよ!!」とか言いながらいきなり額宛を見せ付けられても「あ、うん。凄いね」しか言えない。後、何故夜中に来た。せめて空が明るくなってから来てくださいよナルト兄ちゃん。しかもそこから始まるナルト兄ちゃんの合格までの道のり。途中で色々ツッコみたい所もあったけど睡魔には勝てない僕は、適当に相槌を打ってた。空が明るくなってから「それじゃあな!!」と言い残して窓から飛びたって行ったナルト兄ちゃんを見送ってから、僕はもう1度眠りについた。その後すぐに、母さんの声によって起きないといけなくなったけど……………。そんな訳で僕は今、とても寝不足なのです。多分、ナルト兄ちゃんも。





「そんな訳で、ってアンタ……大丈夫なの?」

僕を心配してくれのは、同じクラスの女の子の友達火杓(ヒシャク)アカネちゃん。怒るとちょっと所かかなり怖いけど、姉御肌でかなり良い人です!

「お前、あの問題児ナルトとその仲間たちと仲良いもんな」

ナルト兄ちゃんに問題児をつけたのは、僕と同じクラスの男の子の友達若草スズム。基本疲れる事が嫌いで、何時もラクしたいと口走ってはアカネに「それが忍の言う事?!」なんて怒られてる。

「そう言えば今日って、ナルトさんたちって班決めする日よね?」
「あ、うん。サクラ姉ちゃんと一緒になりたいって、言ってたよ」
「あぁ、ナルトさん。サクラさんの事大好きだもんね」

歳上の人にはきちんとさん付けをするアカネちゃん。だけど最後に「でもサクラさん、ナルトさんの事ウザがってるけどね」は、ナルト兄ちゃん聞いたら怒るよ……。いや、まぁナルト兄ちゃん女の子に暴力はふらないけど怒るよ。確実に。

「アタシたちも、来年卒業だけど班決めとかってどうなるんだろう?」
「さぁ?一応、それぞれの班が一定の力量になるように調整するんじゃない?まぁ、俺は卒業せずにのんびりダラダラと……………」

あ、そんなこと言ったらアカネちゃんまた……あ、怒った。アカネちゃんの背後に般若と烈火が見える。これが見えるのは僕だけかな?あ、スズムが冷や汗垂らしてる。なら多分スズムにも、般若と烈火が見えてるんだろうなぁ。

『オウミよ、お主の友人は相変わらず感情豊かじゃの』
「うん、そうだね。見てて飽きないよ」

ミサンガになった状態のハクジャに、言葉を返すとハクジャがちょっとだけ笑った気がする。待って……蛇って笑うのかな?いや、でもハクジャは嬉しい時に尻尾揺らすし笑ったりも……………多分、する……よね?

「あ、終わったみたい」

アカネちゃんの、説教により小さく縮こまるスズムはアカネちゃんの最後の「返事は?!」と言う声に「はい!!」と勢いよく(反射的に)返事をした。アカネちゃんも、もうちょっと手加減してあげたら良いのに。

「大丈夫?スズム」
「……助けろよ、オウミ……」

無理。僕がスズムに助け船を出したら、アカネちゃんにまた怒られる。前に助け船を出して、「甘やかさないで!!」と言われながらスズムと一緒に説教された。主に、体術がド下手だからあっという間に死んじゃうだとか……………心が折れそうになったけどハクジャが励ましてくれた。ハクジャは、たまに良い人……良い蛇?

「あれ?そう言えば何で集まったんだっけ?」
「オウミ、忘れたの?今日はナルトさんたちがいるクラス以外、他のクラスは休みだから一緒に修行しましょうって言ったじゃない」

そう言いながら、アカネちゃんは縮こまっていたスズムの肩をベシリと叩いた。……………痛そう。

「修行……そうだったけ?忘れてた」
「修行じゃなかったら、演習場になんて来ないわよ」

あ、ここ演習場だった。
広い敷地には、木が何本か植えられている他に何もないこの演習場。死の森みたく危険じゃないから、結構使ってる人は多い。今日もちらほらと人がいる。

「さて、じゃあそろそろ始めましょう?演習場に来たのに、修行しないで帰るだなんてアタシは嫌よ」

スズムは渋々といった感じで脚についた汚れを、パンパンと払って立ち上がった。僕も汚れを落としてアカネちゃんとスズムと向き合った。

「ねぇ、アカネちゃんルールはどうするの?」
「最後まで、残った人が勝ち。簡単でしょ?」
「アカネ、忍術は使ってもいいのか?」
「他の人もいるから、迷惑にならない範囲で」
「うし、分かった」

スズムの纏う空気が変わる。何時もは疲れる事が嫌いとか言ってるけど、修行の時とかは雰囲気が一変するんだよなぁ。アカネちゃんはあんまり変わらない。手は抜かないし、ビシバシやられるとこも変わらない。でもそれ以上に僕は修行であっても全く雰囲気が変わらない。一応これでも気を張ってる方、何だけどな。

「それじゃ、始め!!!!!」





アカネちゃんの掛け声によって始まった修行は、やっぱり僕が押されぎみ。スズムは何時もはラクしたいって言ってるけど、体術をすればクラスの中でスズムに敵う人は1人もいない。アカネちゃんは、チャクラのコントロールが上手い。忍術も基礎を教えただけですぐにこなして仕舞うし。……………あれ?僕この2人より、遥かに劣ってない?

『劣っておるの』
「ちょ、ハクジャ」

スズムによる右から来る、頭への打撃を右腕を使って庇う。腕が痺れるけど、頭を揺さぶられて脳震盪(ノウシントウ)でも起こしたら嫌だかね。

「火遁・鳳仙花の術!!」

アカネちゃんが印を組んで、スズムに火の球を当てる。スズム体術は凄いけど、忍術は僕と同じ位しかできないからなぁ。

って、僕の方にも飛んで来てる!!前方から来る火の球を、左に移動する事で直撃を避ける。

「当たらなくても、熱いなぁ」
「そうだ、な!!!!!」
「?!」

ゴッ!!と背後から、後頭部に強烈な一撃が襲う。グラリと視界が傾いて、頭から地面へ激突しそうになったけど何とか手をついて顔と地面の激突は避ける。でもまだ視界がぐわんぐわんする。立とうにも、視界が定まらないから立とうとしても立てない。

「ちょ、スズム!!オウミは体術はド下手何だから気を付けなさい!!」

アカネちゃん……。お願いだからド下手って言わないで……。結構グサッて来たから。

「ん?あ、ごめんオウミ。立てるか?」
「待って……………。多分、大丈夫だから」

ぐわんぐわんする視界を治すために、もうちょっと待つのもいいんだけどさっさと治したいんだよね。この感じを。だから、

ゴッ!!!!!

「「?!」」

あ、2人共吃驚してる。まぁ、そうだよね。いきなり“地面に頭を打ち付けた”ら吃驚するよね。でも痛みによって視界が段々と定まってきたし、大丈夫かな?

「もう、大丈夫。立てる」
「いきなり、頭を地面に打ち付けるから吃驚したわよ?!」

ゴシゴシとアカネちゃんが赤くなった額を袖で撫でてくれた。ちょっとヒリヒリするけど、血とかを拭ってくれたみたい。対してスズムは僕のやった行為に大爆笑。アカネちゃんに怒られるまで、笑い続けてた。























「やはり、あの子供に力があると思うのか?」
「力があるのは、あの子供ではなくあの子供が従えている白蛇の方だ」

演習場内で、輪になって話している3人の子供。そのうちの1人みくまりオウミを監視するために、変化の術で子供の姿になった男たちがいた。男たちは、意識をオウミに向けたままヒソヒソと自分たちにしか聞こえない声で、話し合っていた。

「だが、その白蛇は何処にもいないぞ?」
「多分、変化の術か何かで姿を変えているんだろう」

チラリとオウミに視線を向けた男は、仲間と話しているオウミを注意深く尚且つバレない様に、怪しまれない様に見詰めるとオウミの左手首に白いミサンガがつけられている事に気付いた。

「なるほど、白蛇はミサンガとしてあの子供の左手首に居るのか」
「どうする?ダンゾウ様はあの子供を連れてこいと言ったが、白蛇が居るならそれは難しいかも知れないぞ」

組手をしながら話す2人に、ヒヤリと悪寒が走った。2人はバッと辺りを見回すが、何処にも悪寒の原因はなく少したつと悪寒もおさまった。2人が辺りを見回すのをやめ、もう1度組手を組もうとした次の瞬間ゾクリと殺気が2人の背後から突き刺さった。

「まさか、」
「そのまさかかも、知れないな」

恐る恐る、後ろを振り向くとオウミから正確にはオウミの左手首についているミサンガ、ハクジャから殺気が送られていたのだ。それもオウミとその友達を上手に避けて。男たちはまさに“蛇に睨まれた蛙”となって額から冷や汗を流し始めた。

『オウミと私に近付くなよ、小僧共……この忠告を守らんかったら、食ってやろ』

耳元で聞こえた、重低音のハクジャの声を最後にプツリとハクジャからの殺気が無くなった。ドッと噴き出した汗をそのままに、男たちは演習場を飛び出した。























「?どうしたの、ハクジャ」
『いんや、何でもない』
「?そう」
「アンタ、またそのミサンガになってる白蛇と話してるの?」

アカネちゃんや、スズムにはこの状態になったハクジャの声が聞こえないから僕が1人で話している様に見えるんだろうな。かなり恥ずかしい。



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