5日目。朝。
琴音「あれ、なんか皆居ないんだけど。ドッキリ?」
そう琴音が外に出ると、健人達が琴音にクラッカーを鳴らした。
健人「琴音さん、おめでとう!」
琴音「え?何が?」
隆俊「あれだよ、あれ!」
琴音「あ...あれ?」
琴音は誕生日でもなければ、何らかの記念日ですらなかった。だから、琴音にとっては余計に何のことかは分かっていなかった。
琴音「え、ちょ、どう言うこと?私、何かの記念日だったっけ?」
麗佳「琴音ちゃん、実はこれ、いきなり誕生日祝ってみたドッキリでしたー!」
琴音「ちょっ、私今日誕生日じゃ無いんだけどwww何でわざわざ今日祝ってくれたのwww」
麗佳「だって、親に誕生日祝われたことそんな無いでしょ?だから今日ドッキリで誕生日祝おってなったの!」
琴音「あ、うん、ありがとう、だけど本当に急過ぎてビビったよwww」
健人「ごめんごめん、じゃあ片付けして移動するか。」
そう健人が言うと、4人は片付けをして、池袋のサンシャインシティの中にある水族館に行き、魚を見た後、展望台に行った。
健人「景色すごい良いね、でも下の方がすぐ見れるから怖いw」
琴音「健人君って高所恐怖症なの?でももう慣れればいけるじゃん。」
隆俊「だな、よし健人。後でスカイツリー行くぞ。」
麗佳「健人君良かったじゃん、高所恐怖症も多少は治るんじゃない?」
琴音「健人君頑張って慣れてね、応援してるよ!」
健人「おいお前らマジかよ、何で高いところばっか行くんだよ、俺マジで高いの怖いからたまには低いところにも行こうぜ。」
麗佳「健人くん、そんなこと言ってないで早くスカイツリーに行くよ!じゃないと高所恐怖症は治らないでしょ!」
麗佳がそう言った瞬間、健人以外は既にサンシャインシティの景色は見飽きてたようだったので、エレベーターの方に向かい、1階まで降りてスカイツリーに向かった。健人も3人に引っ張られる形でスカイツリーに行った。スカイツリーに行く途中、浅草寺で寄り道をしてお参りし、おみくじ引いて読んで浅草寺を後にし、走ってスカイツリーに行って中に入り、チケットを買って展望台に行った。案の定、健人はすごい怖がり、奇声を発したが、しばらくして落ち着いた。
隆俊「おい健人落ち着いたか、奇声上げて何が楽しいねん。」
健人「いや高所恐怖症だから仕方ないじゃん、何でみんなそんなに平気そうなの?」
麗佳「私たちはもう高いところには慣れてるのよ。ね、琴音ちゃん?」
琴音「そうだよ健人くん、高いところは慣れないと恐怖心は無くならないからここで慣れてね?」
隆俊(なんかこの2人、鬼畜心が溢れ出てるなぁ...。)
そう話した後、スカイツリーからの景色を見て、心を落ち着かせた。
スカイツリーからの景色を終わった後は昼食を食べ、上野動物園の方に行った。動物園に行くのは皆久々な上、(地上から見て)高いところではなかったので、健人は特に喜んだ。
健人「いぇーい、やっと高いところの地獄から解放されたぜイェーイ!」
琴音「健人くん完全に喜んでるね、もう高所恐怖症治らなさそう」
隆俊「てかもう高所恐怖症治す気なさそう、じゃなかったらあんなに喜ばないと思う」
麗佳「まぁー健人くんはスカイツリーで絶叫してたからしばらくは治んないと思う」
そう言って上野動物園を全て回った後、上野公園内を回った。
健人「いや〜上野公園広いな〜」
琴音「ま〜動物園あるから仕方ないよ」
麗佳「結構広い池もあるからね〜。」
隆俊「もう色々ありすぎてわけわからん」
そう言った後、夕食を食べて公園外に出て、上野駅近くの橋の下の他人の邪魔にならないようなところに移動して寝た。