一方、少年が家出を開始した日の朝。とある女子高生(以下少女)が家出をしようと家から出た。最初に本厚木駅付近のゲームセンターに行くことにしていたが、本厚木駅付近のゲームセンターに行った後をどうするかは決めていなかった。
少女「さぁ〜て、家から出れたのは良かったんだけど、ゲームセンター行ったらどうしようかな〜。家出とは言え、ここまで外出時間短いとなんかつまらないしな〜。うーん、考えてみようかな〜。」
そう言いながら、自転車で移動した。完全に家出する気満々だった。そして、どうやって家出の時間を稼ぐか考えていた。とにかく自転車を漕いで、家から離れた。
本厚木駅付近のゲームセンターに行く途中、自転車をコンビニに止めて中で買い物をすることにした。少女が好きなお菓子を買っていくためだった。コンビニでの買い物が終わった後、自転車を動かして移動を再開した。
しばらくして本厚木駅付近のゲームセンターに着き、ゲーセン内で音ゲーを少しやった。その後、ゲームセンター内の他のゲームをやり、ゲーセンを出て、本厚木駅近くのアニ○イトやブックオフを回ってポケモンカードやアニメキャラのグッズなどを買った。
ブックオフを出た後、時間が気になったため、時計を確認をしたところ、正午を回っていたので、昼食を駅近くの飲食店で食べていった。その後、親から「帰ってこい」とのLINEが入っていることに気がついたが、思いっきり無視して戸沢橋に行くことにした。また、親からのLINEの通知は切って、そのまま家出を続行することにした。
戸沢橋に行く途中のコンビニで寄り道をし、飲み物を買い、少し休憩した。少し休憩しないと家出の時間を稼げないと思ったからだ。休憩が終わった後、戸沢橋に向かった。
しばらくして、少女は戸沢橋に着いた。相模川の流れは普段通りで、かなりの水が流れている。少し風が吹いており、霧雨も降り始めたが、少女にとってはどうでも良かった。
少女「もう、本当私の親ったら、なんで私の嫌なことしかしないの...。本当、生きてるだけでも本当にやだ...。」
もう少し、まともな親のところに生まれたかったなぁ...。
何で、私の親は揃って自分の嫌なことしかしてこないのかなぁ...。
何で、嫌なことをしてるって気がついてくれないのかなぁ...。
そんなことを考えていたら、ものすごい落ち込んでおり、川をぼーっと見ている(ように見える)少年に気がついた。
少女「あれ、あそこで元気のない子がいるなぁ。私と同じみたいに家出をしてるのかなぁ。なんかさっきからすごいキョロキョロしてるし。ちょっと話しかけてみようかなぁ。あ、ここ景色いいから写真撮ってこ〜。」
そう少女は言って、川をぼーっと見ていた少年に声をかけることにして、すぐに写真を撮ってぼーっと川を見ていた少年の所に行った。