17日目。朝。午前6時を過ぎ。
麗佳「ふぁ〜あ。まだ6時過ぎかぁ、でも二度寝するとヤバそうだし移動の準備するかぁ〜。」
琴音「ふぁ〜あ。麗佳ちゃんおはよう、もう起きてたんだね。いつもこんな朝早いの?」
麗佳「琴音ちゃんおはよう。最近になって朝早くなっただけだよ。それに、私は琴音ちゃんと起きる時間がほぼ一緒だからね。今日もそうだったけど。」
琴音「そうなんだ。にしても、バスの時間まで後4時間近くあるね。」
麗佳「そうね、でも隆俊がどうせ起きるの遅いから仕方ないね〜。」
琴音「そうだね。じゃ、私は準備するか〜。」
その後、琴音達は移動の準備をした。バスは9時50分発と今からなら出発までかなり時間があるが、ゆっくりと準備をしていた。
朝7時ごろに健人が起き、準備をして3人で先に朝食を食べていた。3人が朝食を食べ終わったと同時に隆俊が起きたため、隆俊は急いで支度して朝食を食べた。その後、歯磨きをして荷物を整理し、移動の準備は完了した。そして、バス停まで移動した。
時刻は9時40分。バスが出発する10分前。みんな忘れ物がお互い無いかを確認し合い、忘れ物がなかったので、バスに乗った。そして、そのバスで軽井沢駅まで行った。軽井沢駅に着く頃には時刻はもう午前11時をとっくに過ぎていた。軽井沢駅の近くで少し休憩し、休憩が終わった後にしなの鉄道線に乗って小諸駅に行った。
小諸駅で小海線に乗り変え、その電車で小淵沢まで行った。小淵沢駅に到着した時でもう午後2時を過ぎていたので、駅の近くの飲食店で昼食を食べた。その後少し休憩し、中央本線に乗って甲府駅まで行った。もう午後4時を回っていたので、今日はもう移動をするのをやめて甲府駅の近くの公園で野宿することにした。
琴音「にしても結構私たち移動したね〜。でも意外とスムーズに行けたね、たまたまなのかどうかはわからないけど。」
健人「ちゃんと隆俊がバス停の時刻表送ってくれたおかげだな、ありがとな。」
麗佳「にしても隆俊が活躍するのってあまりなかったからね。てか何で昨日はあんなに分裂したの?」
隆俊「俺でもよく分からん、何か医者みたいな人がたまたま見えた幻覚だって言ってた。」
琴音「何それ怖〜い。まぁいいや、とりあえず休もう。」
そう琴音がいい、健人はポケモンカードを出して遊んだ。その後、舞鶴城の資料館に行き、天守閣の写真を撮った。その後、駅の近くのファミレスで夕食を食べた。夕食も済ませた後、大きな川の河原に行ってテントを張り、荷物を中にしまった。その直後に雨が降り出し、かなり雨の音が出ていた。
琴音「いや〜私たちギリギリで雨逃れられたね〜。ここにくる途中でバスに乗ってる間とか電車に乗ってる間も雨が降ってたし。」
麗佳「本当すごいよね、奇跡だね。」
そんな会話をしばらく続け、夜10時を回った。パジャマに着替え、琴音達は寝た。