18日目。朝6時過ぎ。
女子2人組はいつも通りの時間に起き、男子2人組も女子2人組とほぼ同じ時間に起きた。
起きた後、歯磨きをし、移動の準備を完了させ、移動して駅の近くまで行った。また、駅の近くで朝食を食べた。
朝食を食べた後、甲府駅で身延線に乗り、富士駅まで行った。富士駅に着いた時にはもう午前10時半を過ぎていたため、飲み物を買って少し休憩し、東海道本線に乗り換え、熱海行きに乗り換えて三島駅で降りた。もうこの時点で11時半を過ぎていたので、駅の近くで少し休んだ後に昼食を食べてから移動することにした。
琴音「にしても今日はなんかすごいスムーズだったね、降りる駅までスイスイ行けちゃったよ。」
麗佳「本当、電車ってやっぱり便利だね。」
健人「そうだね、自転車縛りはやっぱきついわ。その分隆俊がダラダラするようになったけど。」
隆俊「だーらだらだーらだらだーらだら。」
琴音「ついにダラダラしか言わなくなっちゃったよ、まぁ良いか。とりあえず近くで昼食べに行こ!」
麗佳「それもそうね、もう昼の時間も近いからね。ほら隆俊、ダラダラ言わないでいくよ。」
隆俊「分かったで。まぁ、この辺りレストランとか色々あるしな。」
隆俊がそう言った後、駅周辺で昼食を食べた。その後、楽寿園に寄り道をした後、自転車で移動した。楽寿園から国道1号にいき、そのまま国道1号線で箱根まで行った。
健人「にしても坂きついな、さすが箱根峠だ。」
琴音「すごい、何か急坂に来て一気に体力が消耗されてってる。」
麗佳「琴音ちゃん、大丈夫?歩く?」
琴音「麗佳ちゃん、ありがとう。まだ大丈夫だよ。」
隆俊「やべえ、みんな早え。どこ行ったし。もう訳分からん。」
健人「さて、もう結構登ってきたな。あ、三島スカイウォークに寄る?」
琴音「え?三島スカイウォークあるの?行きたい!」
麗佳「私も行きたーい!」
健人「よし行こう。もうかなり近いっぽいよ。」
そう言って、健人達は三島スカイウォークに寄り道をし、写真を撮って少し休憩した後、箱根の方に再び出発した。
隆俊「あれ、みんなどこだ。どこ行ったんだ。もう良いや。三島スカイウォークで休憩しよ。ってえぇ?何でみんな向こうから来てるの?」
琴音「あれ、隆俊君今来たの?結構遅かったね。」
隆俊「いやみんなが早すぎるだけでしょ、俺でも時速5kmは出てたよ?」
健人「時速5kmは遅くね、ギア上げれないの?」
隆俊「ごめん、俺マザコンだから」
琴音「え?隆俊ってお母さんにギア上げるなって言われてるの?」
隆俊「うん、てかもう絶対にあげるなって言われてる。」
麗佳(やばい...笑えてきた...)
健人「上げたらどうなるの?」
隆俊「そりゃあ叱られるでしょ。」
麗佳「ブフォwwwwww」
隆俊「おい吹くなて、何があった?」
麗佳「だって隆俊の発言が面白すぎるんだも〜ん!!あぁ〜!マジでやばいぃ〜!」
健人「隆俊お前マジでやばいってwwwとりあえず自転車のギア上げろwww」
隆俊「何でだよ!」
琴音「今隆俊って家出中でしょ?なのに何で自転車のギアを上げないのwww意味わかん無いんだけどwww」
4人はしばらくはその会話で盛り上がった。結構な休憩にもなったようで、隆俊が写真撮りに行った後に出発した。
隆俊「何だこれ、まだ上り続くんか。きついな。」
健人「上りが箱根峠の近くまでは続くんだってよ、後上りは6〜7kmくらいだから頑張れ。」
琴音「にしても本当十何キロもよく登れたよね、しかも標高差もやばいから大変だよ。」
麗佳「本当だね、後少しだから頑張ろ。」
そう言って4人は自転車を漕ぎ続けた。そしたら、箱根峠までやって来た。
琴音「さて、もう箱根峠まで来たね。みんなよく頑張ったよ...。」
健人「なんか凄い疲れたな、でも本当に後少しだ。隆俊、頑張ってついてこいよ。」
隆俊「いやぁ、マジでここまで凄いきつかったなぁ。後少しかぁ。」
麗佳「隆俊頑張って。後2キロちょっとだから。」
隆俊「よーし、頑張るかぁ。」
隆俊はそう言って自転車を漕ぎ始めた。後の3人も自転車を漕いだ。そして少しした後、元箱根の少し外れたところに着いた。もう午後5時を過ぎていたため、健人達はテントを張り、夕食を食べ、歯磨きをしたりして一晩を過ごした。