雨が止み、日も昇り、26日目の朝になった。
隆俊が最初に起き、その後に琴音、麗佳、健人の順に起きた。そしたら、隆俊以外の3人は隆俊が最初に起きた事に驚き、少し笑った。
今までの疲れもあったのか、隆俊はかなり移動する準備に時間がかかったが、他の3人はいつもと同じくらいの時間で支度を完了させた。しばらく隆俊を待ち、隆俊が支度を完了をさせて外に出てテントを片付けた。
4人で居れるのも、今日を含めて後3日もない。そう考えると、かなり長いようで短かったなぁ、と4人は話したが、そんな事を言ってる場合では無く残りの時間を楽しまきゃ、と琴音が言ってみんな笑った。
そこから4人は自転車で江ノ島に行き、江ノ島シーキャンドルに登って富士山や周りの海などを眺めた。綺麗だね〜と麗佳が言い、他の3人も共感した。
しばらくして江ノ島シーキャンドルから出て、龍恋の鐘に行き、永遠の愛を誓い、願いを書いて鍵をかけて鐘を鳴らした。なんだか自分たちの恋が本当に永遠に続くような気がして、4人は嬉しくなった。
龍恋の鐘を後にし、湘南港北緑地広場で4人で景色を眺めながらゆっくりした。
健人「いやぁねぇ。なんだか、本当にここまで来れたのも、琴音さんと麗佳さんと隆俊のおかげなのかなぁ。なんか、ここまでくると4人で最後まで行きたくなるけど、でもどのみちそろそろ別れないといけないからなぁ。」
琴音「そうだね〜。本当、この数週間で私たちはすごい仲良くなったよね〜。最初の頃なんて私と健人君なんて喧嘩ばっかだったんだから。」
琴音がそう言うと、他の3人は笑った。そういやこんなとこもあったなぁ、と今回の家出を振り返ったが、まだ終わっていないので昼食を食べ、少し移動する事にした。
4人は江ノ島から自転車に乗り、富士見坂まで移動した。隆俊が苦しそうだったが、他の3人が待ったりしたことでなんとか遅れずには済んだ。江ノ島シーキャンドルの時とは違い、雲の影響で富士山が見えなったが、それでもかなり景色は良かった。
4人は景色を眺めた後、自転車を片付けて近くのかなり大きそうな公園まで歩いて行き、テントを張った。
麗佳「はぁ〜あ。もう今日行くところは全部行ったしゆっくりしよう、ね?隆俊?」
隆俊「そうだね麗佳、もうかなり疲れたね〜。ゆっくりしよ。マジで。」
麗佳と隆俊はそう話した後手を繋ぎ、しばらくボーッとした。琴音と健人も手を繋ぎ、隆俊達と一緒にボーッとした。
ボーッとした後、4人はしばらく話した。ものすごい長い時間話したので、気がついた時には午後7時半をすぎていたため、夕食を食べてる間も話し、夕食を食べ終わった後もゲームなどをしながら話した。流石に夜9時半を過ぎたあたりで本当に疲れたようで、そろそろ寝るか〜と隆俊が言った後に4人は寝る準備をして、その後に抱きしめ合って寝始めた。