夜が明け、29日目の朝。
健人と琴音は目が覚め、歯を磨いた。2人は元々、今日は寄り道をするつもりでいたようだったので、予定通りに行く事にした。
2人は朝食を食べ、移動する準備を済ませ、境川遊水池公園に寄って写真を撮り、城山公園に行った。
健人「へぇ〜。ここ、城あったんだ〜。」
琴音「早川城?聞いた事ないね〜。てかここ、地味にすごいところじゃない?縄文時代とか古代の集落あったり県内でも保存状態のいいところだったりしてんじゃん。」
健人「まじでここすごいね。あ、ここの近くに日本庭園とかもあるらしいけど行ってみる?」
琴音「え!行きた〜い!行こ行こ〜!」
2人はそう言うと、城山公園内の日本庭園も行った。途中に城跡の出土したものと思われるものもあったため、それも見ながら行った。
琴音「え、ここの日本庭園割とすごいじゃん。こんな所にあったんだね〜。」
健人「そうだね〜さっき適当にGoogleマップ漁ってたら何か見つけた。」
琴音「え?ガチで?笑。え、他に何かなかったの?」
健人「バラ園があるらしいけど、そっちも行ってみる?」
琴音「え、じゃあ行ってみよ!家出の時間稼げるし!」
そう言うと2人は日本庭園の背景のツーショット写真を撮り、その後バラ園に行ってバラなどを見て写真を撮って城山公園を後にし、綾瀬タウンヒルズの中を少し回って昼食を食べ、その後神崎遺跡に行った。
琴音「ここ縄文時代の遺跡なんだね、竪穴住居の復元とかある〜。中も見てみたいけど他の遺跡で見れるらしいから今度行こ〜。ね?健人君?」
健人「そうだね〜。ここから行くとかなり大変だからね。しかもまだ行こうとか言って行ってない場所あるから厳しいね。」
そう言って2人は少し神崎遺跡を見た後、少し逆戻りするような感じで移動し、富士見の丘に行った。ちょうど夕焼けの時間になっていたため、2人は富士山と夕焼けを背景にしたツーショット写真を撮り、夕焼けを眺めた。綺麗だね〜と言いながら、2人は綺麗な景色に感動していたようだった。
しばらく夕焼けの景色を見た後、2人は神崎遺跡から来た道を戻り、神崎遺跡の近くにある見晴らし広場に行き、一晩を明かす事にした。
琴音「にしても富士見の丘の夕焼け、すごい綺麗だったね〜。何か江ノ島シーキャンドルとかと別の景色見れて良かった〜♪」
健人「本当だね、もう俺たち、ここまで来て良かったね。」
琴音「そうだね〜。あそうだ。健人君、そういやここから海老名SAって以外と近いんでしょ?明日の朝にでも行かない?」
健人「良いよ、俺もちょうど海老名SA行こうかなって思ってたし、何なら琴音さんをちょうど誘おうとしてた。笑」
琴音「え〜奇遇じゃ〜ん!私行った事ないから一回は行ってみたかったんだよね〜。」
健人「あ、琴音さん海老名SA初めて?あそこどこから行っても上り坂だけど景色はいいよ〜。後メロンパンとかも美味しいよ〜。」
琴音「え、健人君行ったことあるの?まじで羨まし〜。」
琴音達はしばらく海老名SAなどの名所や他の遺跡などで盛り上がり、時間がどんどん過ぎて行った。気がついたら夜だったため、夕食は食べずに歯磨きをして2人は寝る事にした。