麗佳と離れてから、少し経った。寄り道しようと思っていたブックオフまでは自転車で3〜4kmは走らなければいけない。隆俊は、もう昼になっていることに気がついたため、京急久里浜駅の近くの飲食店で昼食を食べ、ブックオフに行った。
隆俊「にしても途中の上り坂すごかったなぁ、しかもなんか最後の方下りだったし。まー俺も運動不足なのかなぁ。自転車で麗佳にも全然ついていけなかったからなぁ。これからは運動もするか〜。」
隆俊がブックオフに着いた瞬間、唐突にLINEが入りまくった。学校の友人達からだった。しかし、隆俊はブックオフでカードゲームを買って外に出るまで気が付かなかったため、LINEが入ってから気づくまで少し時間が経っていた。
隆俊が返信しようとすると、隆俊の友人から電話が来たため、隆俊は出た。
隆俊の友人A「もしもーし、隆俊?元気?」
隆俊「もしもし、俺。隆俊。今は元気だよ。不安させてすまんなぁ。」
隆俊の友人A「良かった〜いやなんか今先生がいるんだけどね、なんかどうしても話したいからって強引に隆俊に連絡取れって言われてんだよ〜。」
隆俊「あ、そうなの?なら先生に代わってもらってもいい?」
隆俊の友人A「オッケー、今変わるね」
数秒後
隆俊の先生「あ、もしもし隆俊くん?私だよ。先生だよ。」
隆俊「あ、どうも先生、お世話になってます」
隆俊の先生「わたしゃあねぇ、久しぶりに隆俊くんの声が聞こえて嬉しいヨォ。ところで隆俊くん、なんか最近ニュースにも出ているけど、学校は来れそうかい?」
隆俊「あ、それが今日は難しそうなので、また近いうちに学校に行きます。まぁ、ここまで大ごとになってるので、行ける日がいつになるのかは分かりませんけど。笑」
隆俊の先生「あらまぁそうかい。じゃあ来れる日においで。わたしゃいつでも待っとるよ。」
隆俊「はーい。ありがとうございます」
隆俊の友人A「よし隆俊、先生もそう言ってることだし来れる日に来いよ、まじでお前有名人すぎてやばいからな。」
隆俊はその後電話を終了させ、親に家に帰る連絡をして自転車を漕ぎ始めた。隆俊の家まで割と距離があったため、隆俊は電車を使い、三崎口駅まで電車に乗ってそこからは再び自転車を漕いだ。しばらくして隆俊の家に着き、家の中に入った。親からはすごい謝られ、今までやったことをすごい後悔しているようだった。また、その直後に隆俊の両親は警察に連絡をし、隆俊が帰ってきたことを伝えた。
その後、隆俊は両親と一緒に飲食店に行き、隆俊の好きな海鮮丼を食べた。久しぶりに食べたので、ものすごく美味しく感じたようだった。
海鮮丼を食べ終わった後、飲食店を後にし、孝敏の家に帰り、隆俊の学校の友人から届いてたLINEで返信してないのを返信し、全て終わった後に隆俊は寝始めた。色々あったなぁ、と思いながらも隆俊はゆっくり寝たのだったー。
隆俊編 家出のその後に続く