琴音の家出が終わってから数日が経った。テレビ局などの取材もあったが、自分達の話題が少しずつ無くなってきているのを感じたため、学校に行くことにした。今日は、家出が終わってから初めての学校に行く日。久しぶりに行くから、少し緊張するなぁ...と思いつつ、起きて学校に行く準備をしていた。
琴音の母親「あ、琴音おはよう。偉いじゃん、ちゃんと学校の準備してるのね。」
琴音「うん!友達と久しぶりに会えるし、緊張するけどすごい楽しみなの!」
琴音の母親「あらまぁ。緊張するのはいいけど、ほどほどにね。」
琴音「うん!」
琴音の父親「お、琴音。おはよう。久しぶりの学校か?頑張れよ!」
琴音「うん!じゃ、行ってきま〜す!」
琴音の両親「行ってらっしゃい!」
琴音はそう言い、自転車を漕いで学校に行った。しばらくして学校に着き、久しぶりに上履きを履いて教室に入ったその時だった。
琴音の友人A「琴音ちゃーーーん!久しぶり!元気にしてた?もう本当に心配したんだからーー!もう私たちに何も言わず急に長い間学校を休まないでよ!マジで心配したんだから!」
琴音「ごめんね、でももう大丈夫だよ。心配しないで。」
琴音の友人B「琴音ちゃん、本当学校を急に休むからみんな心配してたんだよぉぉぉ。もう私、琴音ちゃんがここにいるってだけでもう...嬉しすぎて...うわぁぁぁぁぁぁん!!!」
琴音「Bちゃん、泣かないで。本当にごめんね、皆。いきなりこんな長い間休んじゃって。実は私にも、事情があって休んだだけだから、心配しないで。」
琴音の友人C「もうそんなこと言われたって心配するしかないじゃん...何があったのか皆気になってるよぉぉぉ(泣)」
琴音の友人A「あれ、琴音ちゃん、この待ち受け画面の人誰?」
琴音の友人B「あれ、本当だ。すごいかっこいい!」
琴音「実は、私家出してるときに彼氏できたの。家出終わったら戻そうと思ったんだけど、忘れてた(笑)」
琴音の友人C「えー!すごーい!こんなかっこいい彼氏さんできたの羨ましーい!」
琴音の先生「はーいみんな席に着けー。お、琴音おかえり。色々とあったとは思うが、これからもよろしくな。」
琴音「あの...先生。迷惑かけてすみませんでした。」
琴音の先生「良いんだよ琴音。先生は、琴音がまた学校に無事で来てくれただけでも嬉しいよ。だから、謝ることは無いよ。」
そう言って、琴音(&琴音のクラスメイト達と先生)は普段の日常に戻った。そして、琴音は授業もしっかり受けていた。
久しぶりの学校への登校日から数日後、琴音は健人と待ち合わせし、家出中に約束していた遺跡巡りを2人で一緒にした。琴音達が行ったことのない色々な遺跡に行き、色々と勉強になることも多く、2人にとっては貴重な機会だった。その後も琴音と健人はカップルとして、ものすごい良い関係を築いていたのだとかー。
それからまた数日後。今度は麗佳と会い、少し学校の話などをして新横浜にあるラーメン博物館に行った。そしたら健人と隆俊がいたため、4人で一緒にラーメンを食べ、博物館の中を見学した後、3人と別れてそれぞれの家に戻って行ったのだったー。
雨と家出、そして恋。琴音編
THE END