翌朝。
健人「ふぁーあ。もう午前6時か。とりあえず琴音さん寝てるし静かに着替えたりするか。」
直後に琴音が起きた。
琴音「ふぁーあ。健人君おはよ。起きてたんだね。」
健人「琴音さんおはよ。俺も起きたばかりだよ」
琴音「そうなんだ、てか今日湿気すごくない?」
健人「だね、何か夜中に雨降ってたみたいだよ」
健人はそう言うと、健人と琴音の自転車のサドルなどを拭いた。空はかなり曇っていた。
数分後、健人と琴音は移動の準備を完了し、テントの外に出た。健人はテントをたたみ、持って来たリュックにしまった。健人と琴音は戸塚駅近くの飲食店に行き、朝食を食べた。健人、琴音の携帯には親から「帰ってこい」等の連絡がたくさん入っていたが、その時には帰るはずもなかった。帰ろうとしても途中で土砂降りの雨が降り、しかも雨雲も停滞している為、いつ帰れるか分からない状態であった上、健人と琴音はまだ帰る気がなかった。健人と琴音は朝食を食べ終わり、片付けをして店から出た。健人と琴音は会話をしながら移動した。
午前10時。健人と後年は横浜駅の近くに着き、ゲームセンター、ポケモンセンターなどに行った。健人が時計を確認した時にはすでに午後1時を過ぎていた。
健人「あれ、もう午後1時過ぎてる。昼食どうする?」
琴音「せっかくだし中華街で食べよ!」
健人「良いね、横浜になんてくる機会そんな無いから行こう。」
健人と琴音は横浜中華街に行き、昼食を済ませ、山下公園、横浜赤レンガ倉庫などを回った。
赤レンガ倉庫を出た時、健人は言った。
健人「やっべ、もう午後4時過ぎてた。行けるところまで行こう。」
琴音「うん!私も時間忘れてた、てへ。」
健人と琴音は移動した。小雨が降っているため、急いで移動した。しばらくして川の橋の近くのコンビニに行き、夕食を買って食べた。コンビニから川に行く途中に暴動に巻き込まれかけてたが、何とか回避した。
川の近くにテントを張り、荷物を置いた。
健人「さっきの暴動やばそうだったね。もし巻き込まれてたらやばかったかもね」
琴音「うん。大きな怪我してたかも。そうしたら、家出どころじゃなくなっちゃうよ。私、家にいるのが嫌な事を親に気付いてもらおうって決めてたのに。」
健人「だよね。家出どころじゃなくなったら、大変だもんね。」
琴音達は暴動に巻き込まれないように避けていたら少し焦りも見えたため、少し気持ちを落ち着かせていたら夜9時を過ぎた。健人は翌日の天気予報を見て、琴音と相談してテント内で待機する事にした。翌日(3日目)は雨予報が出ていたため、無理に移動するとびしょ濡れになる可能性がなくは無いからである。健人は、琴音と自分の自転車をタイヤなどをを拭いた上でテント内にしまった。健人のテントは、普通に7〜8人が寝ることができるくらい広い。しかも、ほとんど同じ規模のテントをもう1つ持っていた。が、琴音の「テント2つ建てるのは流石に大変」との発言により一緒のテントで寝る事にした。が、トイレはないため公衆トイレの近くでかつ人目につかない所にテントを立てていた。また、偶然にも健人と琴音の自転車は折り畳み式のものだったので、カバンにしまうことも可能だった。健人と琴音は寝る準備をし始めた。
シャンプーをして頭を洗い、歯磨きをし、寝間着に着替えた。
健人「もう夜9時半過ぎちゃったね」
琴音「本当今日は色々あったよねー。中華街とか回れたからよかったね。」
健人「とりあえず明日ここで待機だね」
琴音「ご飯はどうするの?」
健人「別々で買おう。」
琴音「...あ、私の親から電話だ。拒否しよ」
健人「まぁ家出中に電話かけてくるのはないよね」
琴音「それなー。マジで私達が家出した理由くらい考えてほしい」
琴音達は、親への反抗心(?)がかなり凄いようだった。その後、琴音と健人は寝始めた。寝ている途中、健人達はこんな事を思っていた。
琴音(健人君...すごいかっこいいし、話もすごいあうし。話してて楽しいし...。これって、恋なのかな...。)
健人(琴音さん...ものすごい美人だし、気が合うし、何か相性がいいと言うか...。これ、恋って言うのか...?)