台風13号(レンレン)により暴雨と暴風が朝鮮半島全域を襲う。
青瓦台「マズイですね、欠陥住宅や治水の不備で市民たちへの被害が徐々に広がっているようです」
文在寅「いやチャンスだ、今のうちに法相任命を強行してしまおう」
金正恩「今だ! ダムを放出しろ!」
北が生んだ稀代の謀略家、金正恩が神の一手。
任南ダム放出からの華川ダム(スパイ掌握済)開放は、既に浸水の激しいソウル一帯を地獄へと変貌させた。
青瓦台「馬鹿な!?山から津波が……ッ!?」
文在寅「うわああぁぁぁぁぁぁ!」
市民1000万、いや一極集中化が進み2000万規模の都市となっているソウルへの渾身の一撃。
金正恩が行った国家破滅級水攻めによる死者は約100万人、負傷者行方不明者はその20倍にのぼる。
青瓦台の消滅により、迅速な支援のため当然在韓米軍指揮下の兵士達が被災地へ向かう。
即座に動ける兵士5万人が先遣隊として展開した。
金正恩「今だ! 全てのダムを放出しろ!」
天才金正恩が二の矢。
先遣隊5万人「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!」
信じられないことに第二波を用意していたのだ。
しかし──
エイブラムス司令官「フフフ、ソノ手ハ読ンデイタヨ。流サレル兵達ヲヨク見タマエ、ロケットマン」
金正恩「チッ! 囮として韓国軍を使っていたか!」
しかしロバート・エイブラムス国連軍・米韓連合軍・在韓米軍司令官もまた英傑なのである。
金正恩「まあいい、ソウルの捕殺は完了した。青瓦台とお笑い大統領が消えた今、わが軍が南下して終わりだ」
エイブラムス司令官「フム……、確カニ私ガ指示デキル作戦行動ハ被災地の支援程度ダロウネ。コレハ一本取ラレタカナ?」
文在寅「ウェーハッハッハ!」
だが、死んだはずの男の哄笑が状況を一変させる。
文在寅「ガンビア人を替え玉にしていたのさ! 血盟国なら私の役に立ってもらわなきゃね!」
道化の魔人、文在寅。
金正恩「チィッ、おのれ道化師がぁ……ッ」
エイブラムス司令官「……マサカ、最初カラソウルヲ見捨テテイタノカネ? コリア大統領?」
そう、ピエロとは物語を彩る存在なのだ。
文在寅「韓国滅びたしぃ、次は統一朝鮮を滅ぼそっかなぁ? あ、その前にタイに軍事亡命政府でも作って火薬庫にしよっか? GSOMIAで根回しも済んでるしさあ!」
ウェーハハハ! と狂ったように笑うマッドピエロ。
苦痛と対立と滅びを自由自在に演出する様はもはや芸術の域にあると言えよう。
世界に悪意と絶望が振りまかれようとしていた。
安倍「そうはさせない。さあ僕たちの出番だよ、トランプ」
トランプ「HAHAHA! 俺たちにケンカを売るってのがどういう事か教えてやろうぜシンゾー!」
そして、希望が動きだす。