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No.33028の一覧
[0] これじゃない聖杯戦争【Fate/Extra】(完結)[いんふぇるの。](2014/08/23 20:17)
[1] 契約[いんふぇるの。](2012/05/06 15:49)
[2] 黄昏[いんふぇるの。](2012/05/06 13:06)
[3] 覚醒[いんふぇるの。](2012/05/08 20:45)
[4] 初陣[いんふぇるの。](2012/05/16 20:22)
[5] 約束[いんふぇるの。](2012/06/10 22:23)
[6] 騎兵[いんふぇるの。](2012/07/16 18:57)
[7] 決着[いんふぇるの。](2012/08/18 11:23)
[8] 迷い[いんふぇるの。](2012/08/20 23:06)
[9] 想像[いんふぇるの。](2012/08/25 21:04)
[10] 令呪[いんふぇるの。](2012/09/03 11:42)
[11] 道程[いんふぇるの。](2012/10/26 12:55)
[12] 戦争直前[いんふぇるの。](2012/10/27 23:56)
[13] 在り方[いんふぇるの。](2012/12/09 17:45)
[14] 名無しの森[いんふぇるの。](2012/12/16 20:05)
[15] [いんふぇるの。](2013/01/11 08:33)
[16] 裁判[いんふぇるの。](2013/01/12 22:59)
[17] [いんふぇるの。](2013/01/22 19:18)
[18] 雪原の策謀[いんふぇるの。](2013/03/01 07:45)
[19] Interlude:獣[いんふぇるの。](2013/03/01 02:39)
[20] ただ、前へ[いんふぇるの。](2013/05/10 22:31)
[21] 選択[いんふぇるの。](2013/05/28 19:03)
[22] 少女達の死[いんふぇるの。](2013/07/06 22:05)
[23] ハンティング[いんふぇるの。](2013/08/12 17:17)
[24] 憤怒[いんふぇるの。](2013/08/27 13:03)
[25] 届かない思い[いんふぇるの。](2013/11/05 19:42)
[26] 深淵の知識[いんふぇるの。](2014/01/06 23:26)
[27] 創るは世界、挑むは拳[いんふぇるの。](2014/02/15 20:14)
[28] ぼーいみーつきゃっつ[いんふぇるの。](2014/02/18 23:14)
[29] 神話の戦い[いんふぇるの。](2014/02/20 20:05)
[30] 憎しみの果てに[いんふぇるの。](2014/03/30 19:37)
[31] いってきます[いんふぇるの。](2014/07/14 08:33)
[32] 背負ったモノは[いんふぇるの。](2014/07/28 20:34)
[33] おかえり / ただいま[いんふぇるの。](2014/08/01 21:20)
[34] これじゃない、聖杯戦争[いんふぇるの。](2014/08/07 19:26)
[35] かつてあった未来:狐は月で夢を見る[いんふぇるの。](2014/08/07 19:25)
[36] サクラ色の想い[いんふぇるの。](2014/08/23 09:17)
[37] 外伝:雪原と白猫と少年[いんふぇるの。](2012/07/02 15:21)
[38] 外伝:エクストラエキストラ[いんふぇるの。](2014/08/05 20:24)
[39] 番外編:赤王劇場[いんふぇるの。](2012/09/06 19:02)
[40] 番外編:いつか、どこかでの再会[いんふぇるの。](2012/12/12 08:35)
[41] 嘘予告:これじゃないCCC[いんふぇるの。](2013/04/04 21:39)
[42] 番外編:安らかな日々を貴方に[いんふぇるの。](2013/06/14 17:42)
[43] 番外編:その男、SG持ちにつき[いんふぇるの。](2013/07/20 23:34)
[44] 番外編:ときめき☆サヴァぷらす[いんふぇるの。](2014/03/18 14:47)
[45] 番外編:幸せの向こう[いんふぇるの。](2014/12/18 21:48)
[46] 番外編:VSタマモナイン[いんふぇるの。](2015/01/02 00:22)
[47] 設定とか裏話とか[いんふぇるの。](2014/08/31 22:22)
[48] 外伝:あの花の名を覚えていますか[いんふぇるの。](2015/08/03 21:26)
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[33028] 設定とか裏話とか
Name: いんふぇるの。◆06090372 ID:6c0a2361 前を表示する / 次を表示する
Date: 2014/08/31 22:22
まずは拙作『これじゃない聖杯戦争』をお読みいただきありがとうございました。
ここでは本作品の設定とか、一人称では表現しきれなかった部分等々を書こうと思います。
とはいえ、つらつらと設定を書き連ねるだけなので、作品という体はなしていません。
煩雑な設定を要約したものを私の独断と偏見でピックアップしたものなので逆に疑問が湧くかもしれません。
拙作を読んでわからないことなどがあれば感想欄にてご質問ください。
なるべく回答できるよう努めさせていただきます。

あ、できれば質問をされる場合は【質問】という感じで括弧込みで銘打ってくれると見逃さないのでありがたいです。




【本作品ができるまで】
まず本作品を書くにあたりどういった経路を辿ったかをご説明します。
ゲーム「Fate/EXTRA」を二次創作を書こうと思った際、どんなテーマにしようかとまず考えました。
ギャグかシリアスか恋愛か友情か、はたまたホラーかむしろオリジナルか。(結局全部混ぜになったのは秘密)
色々悩んだ結果、それならいっそ私のプレイしたゲームの流れに乗ってそこから展開を広げようと思ったわけです。
そこで私のプレイした流れですが以下のようになります。
記念すべき一回目:サーヴァント「キャスター」:七回戦にて詰み、クリアできず。
キャスターを諦めた二回目:サーヴァント「セイバー」:なんとかクリア。
リベンジの三回目(クリアしたセイバー引き継ぎの二週目):サーヴァント「キャスター」:攻略wikiを見つつクリア。
さらに引き継いで四回目:サーヴァント「アーチャー」:流石に慣れたので普通にクリア。
一回目にキャスターを選んだ私はクリアができませんでした。
というのも、私のゲームのプレイスタイルは、一回目は攻略情報無しでチャレンジという感じなのですが、このゲームにおいては私の性質が仇になりました。
パラメータを振り分ける系統のゲームにおいて、私の振り分け方は『バランス』なんですよね。
突出したステータスが嫌いと言ってもいいです。
で、その結果一回目キャスターの七回戦でのステータスはたしかこんな感じ。
レベルは覚えてないのでどのくらいまで上げたか不明。
筋力:D
敏捷:C
耐久:C
魔力:C
幸運:C
うん、見事なバランスだ。CがBに変わる寸前で止めて他のステを強化し始めるという徹底ぶり。たぶんこのままレベル上げしても次に強化するのは筋力。
こりゃ勝てませんわー。すまぬキャス狐、すまぬ。
そんなこんなで私の初プレイは七回戦止まりでした。
次のセイバーはバランス型でもなんとかすすめました。全部洛陽様のおかげ。
復活スキル万歳。
そんなこんなでこのプレイから思いついたのが、

敗退したキャスター。
主人公は2度目かつ別サーヴァントでクリア。

このキーワードが最初の設定になります。
うん、ここから連想できるなんてどうあがいてもヤンデレだよね。
特にお狐様はメル友に清姫様がいるって本編で言ってたので、この瞬間ヤンデレることに決定しました。
で、次に思いついたのはゲームの周回システム。
これを利用して、前週のキャス狐が次週の主人公の元に現れるという展開にしようと思いました。
いわゆる逆行物?
巷でよくある逆行物といえば、色々な経験をしたキャラクターが過去にもどって活躍するよね!じゃあキャス狐も強化だ!よし、ならば本気をださせよう!
という連想ゲームでキャス狐九尾化が決定。
この時点でキャス狐はヤンデレ九尾妖怪ということに。Oh...

でもこれじゃよくある逆行蹂躙物だよね。それは嫌だなー。
せっかくヤンデレたんだし、過去に戻ったら別の存在が主人の傍にいたってのはどうだろうか!?

どいてご主人様そいつ殺せない的な!うん、ぶっとんでますねー。

じゃあ次週のサーヴァントはどうしよう。やっぱりセイバーかなぁ。
しかし、セイバーだとどうあがいても九尾相手に勝ち目がみえぬ・・
なにより赤王様とキャス狐二人だと、どうあがいても戦争になってどっちかが必ず不幸になるよね・・・
ならばいっそキャス狐に勝ち目があるサーヴァントにして、なおかつ主人公と相棒役には恋愛感情無しにしよう。で、最後はキャス狐の気持ちに気付いて大団円。相棒役とは笑ってお別れとかいいんじゃないか?
よし、流れは決まった、サーヴァントを考えよう!
せっかく二次創作書くなら多少のオリジナルもいれないとね!
という発想から主人公は原作3鯖とは別物をあてがわれることに。
アーチャーにしなかった理由?勝ち目が見えないからです。
そうなると鯖は誰にしようか。
オリジナル?いやいや私に歴史知識は無い。
他のFateの鯖?うーん、他のFateに九尾に勝てそうなのいたか?英雄王?あの強烈なキャラクターがどうやって主人公に手を貸すんだ。惨殺される未来しか見えない。ヘラクレス?主人公干からびて死んじゃう。
と、あーでもないこーでもないと悩んだ末に見つけました。
Fate/EXTRAにでていて九尾に勝てそうでかつ主人公に協力してくれそうな存在といえば・・・!

――セイヴァーだ!

ラスボスじゃねぇか無理だよどうあがいても扱えねぇよ。
実は、試作として一話だけ書いたセイヴァーがサーヴァントバージョンのこれじゃない聖杯戦争が私の創作フォルダにあったりします。しかも何をとち狂ったのか日常では立川在住バージョン。なんという黒歴史。ちなみにタイトルはブッダオブウォー(仮)。なんという黒歴史。
ということでセイヴァーは没。
となると次に目をつけたのが、ガトーのバーサーカー、吸血姫様です。
でもバーサーカーだと意思疎通できないよね。主人公たぶん生き残れないよね。
よし、ならクラスだけバーサーカーから変えてアルクェイドを相棒にしよう!

という流れでアルクェイドさんが相棒役に内定。
でも女性かー。そうなるとやっぱり主人公に恋愛感情もったほうがいいかなー?明確なヒロインって必要だよなー。
という安直な考えに支配される。
この時点で赤王様とキャス狐だとどっちかが不幸になるのが嫌だという考えは忘れてました。いっそどろどろの愛憎劇にしてやろうというぶっとんだ方向性に。
でもメルティブラッド(PS2)は持ってるけど、月姫知らないんだよなぁ・・・
メルブラから読み取れるお姫様のイメージは天真爛漫ときどき真面目?よくわかんない。
と、いうことで資料として月姫(コミック)を全巻購入。
読み終わったあと思った。

――アルクェイドは志貴の嫁。

無理ですわ。アルクェイドヒロインは無理ですわ。
そもそも私はNTRが大っ嫌いなんだ。アルクェイドさんをヒロインにするなんて月姫ファンとして裏切りだよ!(コミックしか読んでないのにファン気取り)
ということでアルクェイドさんはヒロイン役から除外。
でもなー、恋愛感情もなしにあのお姫様が縁もゆかりもない主人公に手をかすかなー?
どうしたものか、アルクェイド相棒役は動かせない。EXTRAに出てるんだし他のFateからひっぱてくるよりは説得力あるし。
と悩みながらメルブラをプレイ。

そうだ――ネコアルクにしよう。

なぜこんな化学反応が起きたのか私が一番知りたい。
だがプロットには相棒:ネコアルク(アルクェイド)と書いていた。無意識。
多分悩みすぎてて適当に思いついたことを書いたんだと思う。
でもこれが意外としっくりくる。
割と原作でもギャグ的な部分がある主人公と相性いいんじゃないか?と思い始めネコアルクが相棒になりました。
ゲームでも、ガトーがマスターになったせいで弱体化してるし、もっと未熟な主人公がマスターなせいでネコ化したことにしよう。
この時点で基本はギャグ路線に決定。
そこでさらに思いついたのが、Fateの醍醐味である真名バレ。
それをネコアルクからアルクェイドに戻るっていう方向で行こう。ラスボス戦とかだと燃えるよね!ということでセイヴァーの相手はお姫様に決定。なにこの人類の頂点VS化物の頂点。

それと、アルクェイドは主人公に対し友情を感じるというのはどうだろうか。
アルクェイドは月姫において最初は感情がなかったけれど、志貴に殺されることで感情を獲得したんですよね。(あれ?この一文間違ってないはずなのに何かおかしい。殺されて感情を得るって意味わかんない。さすがきのこ先生だぜ!)
で、その感情って恋愛なんですよね。そのほかの感情は恋愛感情から派生したと考えて、多分アルクェイドは友情を知らないよねー。よし、主人公はアルクェイドの友達一号に決定だ!

大体決まったし箇条書きしよう!

キャス狐敗退して過去に戻る。主人公LOVE(純愛、ルビはヤンデレ)。
過去主人公の元に辿り着いたらなんか変な化け猫がいた。
化け猫は吸血姫。ブッダの前で正体を晒す。
ラスボス倒したら裏ボスがいたよ!裏ボスは九尾の狐だよ!
お姫様はお友達一号のために張り切っちゃうもんね!
最後は九尾の狐と和解。主人公とラブラブEND。お姫様は友達と笑ってお別れ。
ギャグもの。

――どうしろと?

でもせっかく考えたんだしこれを基軸にしよう。
ということで上記箇条書きを煮詰めていく方向で問題点を洗い出す。。
そもそもせっかくキャス狐過去に戻ったのに、出番最後だけってのもなー。
唐突すぎてわけわかんないね!
もうちょっとキャス狐の出番を増やそう。
そのためにもバックグラウンドはしっかりしないとな。
キャス狐バッドエンド書いてみるか。

――『狐は月で夢を見る』完成!

実は最初に書きあがったのは外伝だったというオチ。
でもどうやってキャス狐の出番増やそう。
そのまんまは流石に出せないよなー。
そうだ、化け狐といえば変化だよね。
ゲームのキャラクターに化けて入れ替わるというのはどうだろうか!?
そうなると入れ替わるキャラクター(犠牲)は誰にすべきか・・・
流石に凛とかラニとかメインは無理だよな・・・
だからと言って言峰とか・・・ジョージボイスの狐とか勘弁してくれ。
タイガー?そこまでにしておけよ藤村。
教会の魔法使い?やだ、成り変わる瞬間に戦争がおきそう。
そして見つけた寄生先――保健室の桜さん。
彼女は無印EXTRAにおいて、ほとんどモブなんですよね。
ストーリーにそれほど絡まない、主人公に対する感情もわからない。
これから書く側としてはこれほど動かしやすいキャラもいない。
なにより桜はFateにおいてヒロインを飾ったお人。
主人公に対して好意をだしたとしても、『お?桜ヒロインか?』というミスリードにも使える。
ということで、桜さんはキャス狐にとってかわられることに決定。

これでメインキャストは決まった。
あとはゲームであった色んなこと(体操服とかマーボーとか)を弄りつつ大団円を目指そう!

といった感じでプロット完成。第一話をチラシの裏に投稿することとあいなりました。
ちなみに第一話を投稿した時点で最終話も書きあがってました。
辿り着きたい最後を先に書いておけば物語の軸もぶれないかなーという浅はかな考え。

こんな感じでコンセプトができあがりました。
表:ギャグコメディ、ときどきシリアス。地雷あり。
表はアルクェイドが友情を抱けるようにコメディタッチの王道物を目指しました。

裏:這いよるヤンデレ、チラリズムホラー。地雷しかない。
裏では愛憎渦巻くヤンデレ劇場。特にチラリズムホラーに力を入れたい。
主人公目線だと優しい後輩なのに、読者目線だと裏があって疑心暗鬼になるような感じを目指しました。
俗にいう志村―!後ろ後ろー!状態。





【Fate/EXTRACCCの発売、購入、クリア】
待望のゲーム続編CCCは発売日に買って即プレイしました。
各キャラも深い掘り下げがあってより魅力的なって、拙作にも活かそうと思いました。
が、クリア後、大きな誤算が。

――桜さん可愛いよ桜さん。BBちゃんお前なんか大好きだ―!

まさかの桜さん大活躍。
しかもCCCにおいては他キャラを圧倒して桜&BBが好きになってしまった。
主人公のために自分が壊れても、とか好きなんです。
なによりも、ラスボスがヒロインというシチュエーションが大好き。
事実、拙作もその流れに乗ってますし。
こんなにも桜が輝くなんて思ってもみなかった。
そうすると今度は後悔が湧き上がってきました。
本編で桜は既にお狐様にぺろりと食べられちゃってるんですよね。
どうにかして桜にも救いの道を残したい!と試行錯誤を始める。
CCCクリア報告のあとにプロット変更しますって言ってしばらく更新ができなかったのはこのため。
でもどうあがいても絶望。
桜がキャス狐に成り変われるのは拙作の根幹なんですよね。
どう頑張っても変えられない。
そこでせめてBBちゃんの存在を匂わせてCCCへの布石を打っておこう。
ということで、桜(キャス狐)の独白にてBBちゃんの存在を漂わせる。
それに合わせてエンディングを変更することに。

最初期のエンディングではBBちゃんは来ずに、お狐様が主人公の魂を取り込みます。
そして聖杯を内側から食い荒らしたお狐様がセラフそのもの、電脳世界そのものになって主人公の魂を生かし続けるエターナルエンドでした。
お狐様と主人公は狐印プロデュースの平和な世界をずっと享受するという当人たちからはハッピーエンド、読者視点からはお狐様作成の永遠に捕えられた主人公というバッドエンドでした。
ちなみに、このお狐様が世界に成り果てるというのは、封神演義(ジャンプコミック)の妲己をオマージュしてます。九尾的な意味でも。
で、この最初期エンディングを変えるきっかけになったのは先にも言った通りCCCをクリアしたからなんですよね。
CCCプレイ後、改めてプロットを見返して思ったこと。

主人公と一体化、電脳世界を一体化、永遠に変わらないフラットな世界。

あれ?このエンディングまるっきりメルトリリスじゃね?

さすがにこれはアカンと思いまして、エンディングを変えることにしました。
でも着地点が見えなかったので、それならいっそCCCに繋げる形にしようという方向になったわけです。
最初期エンディングは外伝としていつかアップしますね。


あともう一つの大誤算。
聖杯の力を舐めきっていました。
無印EXTRAをクリアした時は、ぶっちゃけムーンセルって大したことないんじゃね?って思ってました。
描いた未来を引き寄せるとか、その得たい未来に辿り着くための過程をしめすとか。
それぐらいなら冬木の聖杯のほうがすごいんじゃいか?って思ってた。
結果、『狐は月で夢を見る』において、ムーンセルは未来に向かってのみ効果を発揮するみたいな描写になってしまいました。
でもCCCクリアで、ようやくムーンセルのやばさがわかりました。
やっぱり聖杯と呼ばれるものはとんでもない代物だと。
けど、CCCクリアした時にはすでに『狐は月で夢を見る』を公開してたんですよね。
しかもその設定はこの物語の根幹ですから変えるわけにもいかず。
なので、聖杯の能力に矛盾と過小評価がありますが泣く泣くその設定のまますすめました。


とまぁ、こんな感じで『これじゃない聖杯戦争』は完成しました。
まさに七転八倒ですな。





【人物紹介】

主人公/ナカオ(仮)

基本的には原作主人公そのまま。
散々二週目疑惑がありますが、ナカオ(仮)は一週目です。二週目なのはキャス狐。
コンセプトは全力でギャグ系選択肢を選ぶ主人公。
まず間違いなくフランシスコ・サビ!と叫ぶようなキャラ。
でもそれだけだと、ちょっとキャラが弱いかなーと思って次の属性を付けました。

・貧乏属性
・腹ペコ属性
・マーボー属性

貧乏属性は、私の一回目プレイで回復アイテムを買いこんでは使い果たすという大浪費プレイから持ってきました。
腹ペコ属性は、主人公の魔力回復アイテムがほとんど食べ物だったということから持ってきました。
最初はこの二つの属性はやりすぎかな?っておもってましたけど、まさかのCCCでDDの食卓だとか、レオから借金踏み倒しだとか、英雄王のハサン認定だとかで胸を撫で下ろしました。
今なら言える、主人公の属性は公式です、と。

マーボー属性は私のゲームでのレベリングの仕方から持ってきました。
キャス狐だと、雑魚戦でも普通に負けるんですよね。
そこで私は考えました。
相手をスキルで封殺すればいいじゃない。

攻撃は全部スキルで相手を封殺→破戒の警策でキャス狐の魔力を回復→マーボーで主人公の魔力を回復→攻撃は全部スキルで相手を封殺→以下無限ループ

ここからマーボー属性ができたわけです。
そしてマーボーを活躍させることを胸に誓いました。

この主人公を書くにあたり一番悩んだのはやはり名前ですね。
無印EXTRAではデフォルトネームがありませんでした。
この作品を書き始めた当初はまだEXTRA(コミック)を持ってなかったので岸波白野という名前も知りませんでした。
最初は私がゲームでつけた名前にしようかと思ったのですが、それだと皆さんのイメージに合わないと思ったんですよね。
無印EXTRAではプレイヤーの数だけ主人公の名前があるわけですから、無意味に名前はつけられないなーと思い、名づけに悩むことに。
なにか名前に意味を持たせて、ストーリーに組み込めないかなー。

名前ー、名前ー、どうしたもんか。
と悩みながら気晴らしにメルブラプレイ。

ネコアルク『昼飯はにゃかうじゃにゃいのか?』

――これだ!

このセリフは対戦開始時のネコアルクのセリフなんですが、私には空耳でこう聞こえました。

『ナカオじゃないのか?』

ナカオ…中尾…中の尾!
よし、主人公の中にキャス狐の尾を入れよう!うん、ぶっとんでる。
なぜこんな発想になったのかというと、九尾の狐といえば、私の中では『うしおととら』の白面なんですよね。
で、白面の尻尾ってひとつひとつが異なる妖怪なんですよ。
だから、キャス狐の尻尾も一つ一つに意思があることにしよう!
という連想ゲーム。
これを説明するためにおよそ10KBにわたる設定を考えたんですが、後々タマモナインが出てきたことで一言で済むようになって安心しました。

――公式です、と。

こんな感じで名前が決定。ストーリーにも深くかかわる設定が生まれたことで棚から牡丹餅。
主人公ができあがりました。
ちなみに(仮)をつけたのは、主人公の超人化を防ぐためです。
キャス狐がわざわざ一尾を中に入れるんだから影響は絶大だよね。
でも主人公を強化しすぎると蹂躙物になっちゃうし弱体化しよう。
ナカオという名前はキャス狐からプレゼント(呪い)させることにして、主人公がそれに(仮)をつけたことで偶々キャス狐からの干渉を歪ませるという裏設定。
もし仮に(仮)がなかったら、尾を通してキャス狐から魔力が流れて実質魔力は無限に。
耐久力もキャス狐の神性の影響で爆上げ。
多分耐久A+、魔力EXとかもうお前が戦えよ状態になってました。

それともう一つ、尾を中に入れることで生まれた裏設定。
実は『これじゃない聖杯戦争』、主人公視点ではありません。
『中の尾』視点です。だから拙作のタイトルは『これじゃない聖杯戦争』なのです。中の尾……狐にとっての聖杯戦争はこれじゃない、という意味。
尾は主人公の中、魂の傍にいるので、尾からすると主人公の思考と視点、見えた光景と喋った言葉、聞こえた音がごちゃまぜになっているんですよね。
だから拙作では主人公の言葉と思考が区別できないようになってるんです。
また、中の尾視点なので、主人公の知りえないことは中の尾も知りえません。
そのため主人公のいない場所では地の文がないんですよね。
また、主人公が気を失っても、中の尾からは外の音が聞こえるので、主人公気絶後でも外の様子を描写してます。例えば『少女達の死』における主人公気絶後のネコアルクのセリフ。
唯一中の尾視点ではない『ハンティング』…らんるーくんと串刺し公の場面では、視点切り替えに難儀しました。
苦肉の策として、
Outside of observation(観察の外)
Inside of observation (観察の内)
という苦し紛れを使いました。
これも中の尾視点であるという一種の伏線になっているといえばなっています。
それと、最終回(表)にて急に三人称形式になったのは、中の尾が主人公から引きはがされたためです。
最終回の前話でブッダが「その呪われた身、光をもって獣もろともに浄界せん」って言っているのは中の尾を主人公から引きはがした場面なんですよね。ナムアミダブツ!
本当の意味で主人公視点だったのは、ネコアルク召喚までのオープニングと、ブッダ撃破後、桜(偽)におかえりなさいと言われるまで。それと気を失った時の中の尾との邂逅時です。
とまぁ細々と書いていますがあくまで裏設定なので、主人公一人称と思ってもなんの問題もありません。

覚醒イベントは『ただ、前へ』
覚醒するまではギャグもなるべく受け身というか、感嘆符をなるべく少なくして淡々とした感じにしたかった。
覚醒後はフルスロットル。ギャグ特化。
これ以降はFate/EXTRAの主人公ではなくナカオというキャラクターを全面に押し出すようにしてます。
その象徴はAVでした。
AVのために命かける馬鹿主人公は他にいないと自負したい。

こんな主人公ですが、皆さんにこんなの主人公じゃない!と言われず受け入れて貰えたようで嬉しかったです。





ネコアルク/アルクェイド

相棒役。
ネコアルクはもちろんギャグ特化。
でも途中からは少しずつアルクェイド分を出してギャグ成分を減らしていこうと画策。
ネコアルクの一人称が『あちし』じゃなくて『あたし』なのは、アルクェイドに戻った時にネコアルクだったときの一人称を時々喋る演出をしたかったから。さすがにアルクェイドに『あちし』と言わせる勇気はなかった。

覚醒イベントは『少女達の死』。
ここでアルクェイドの意識が完全に表にでた設定。
なのでここからのギャグはやや控えめ・・・というか、アルクェイドが必死にネコアルクを演じているような感じにしたかった。
2話だか3話だかで、このネコ、アルクェイドじゃね?って感想で来たときはすっげードキドキしました。Oh...渾身の隠しイベントがもうばれちゃったYO!HAHAHA!って感じ。

アルクェイドは主人公に対し恋愛感情はありませんが、友情を抱くようにしました。
たぶん、アルクェイドに友達キャラはいなかったはずなので、主人公を友達1号にしようと画策。

ちなみに、最初はこのアルクェイドはゲームEXTRAのガトーのサーヴァントをそのまま持ってくる予定でした。
本編終了後は、地球に戻って初めてできた友達のことを想いながら一人生き続けるというビターエンド。
というのも、EXTRA世界観だと月姫のストーリーがあったかわからないんですよね。
私はEXTRAの資料をゲームしか持ってないので詳しくは知らないんですよね・・・
マテリアルも欲しいとは思っているんですが、中々手に入れることができないのでご容赦いただきたい。
だからEXTRA世界ではアルクェイドは一人孤独なんじゃないか?と思った次第です。
でもせっかく友達ができて馬鹿やって楽しい思い出ができたんだから、終わりもハッピーにしたいよね!特にコンセプトの表は王道物だし!
ということでエンディングを変更。帰る先は月姫世界。愛しい人の元に帰って、手に入れた友情を嬉しそうに語るという大団円にしました。
この変更は最終話(表)を投稿する30分前、推敲中に急きょ思いついたので深く設定を考えていません。なので、帰った先は平行世界なのかそれともEXTRA世界なのか、それは不明ということにさせてください。



以下、アルクェイドのサブストーリー。
最初期の設定を簡単に物語化。
ツッコミどころ満載ですが大目に見てやってね!


ヒマラヤで散歩してたら、なにか違和感(未来狐降臨)を感じる。
違和感を感じて見上げた月で何かが行われていることを察知し、月の内側、ムーンセル・オートマトンの作り上げたセラフへ介入(物理)。
無理やり入り込んだため侵入に使った道は残されており、ヒマラヤからずっと憑いてきたストーカー(聖人)もその道を使って侵入してしまった(自業自得)。

そして、聖杯戦争のことを知る。
基本的には聖杯に興味もなく、戦争の結果にも興味はないが、暇だったし参加してみるかーみたいな軽い気持ちで聖杯からのサーヴァント役の押し付けを受け入れる。
どんなマスターかなぁ、とそれなりにワクワクしてたら相手はまさかのストーカー(聖人)だった。
ストーカー(聖人)は絶対に嫌だと拒否し、代わりを勝手に探索。
たったひとり、打ち捨てられていた……それでも諦めていない少年に興味を持ち手を伸ばす。

が、ここで問題が発生。

少年はあまりに未熟すぎた。
これでは主従契約を結んだ瞬間少年が死んでしまう。
アルクェイドからすれば、別段死んでも困らないが、せっかく参加するのにすぐに終わっては面白くない。
そこで、自分の力を自己封印をする。

が、ここで問題発生。

ムーンセルからの介入を弾いていた力を封印してしまったため、ムーンセルからの干渉をもろに受けてしまう。

そして押し付けられたネコアルクの姿。

アルクェイドからすると、劇場で舞台を眺めている感覚。
自分ではあるが、それは勝手に動くロボットのようなもの。
アルクェイド自身はネコアルクの奥の奥で客観的にネコアルクと少年の物語を眺めているだけだった。
元々そんなにやる気もないし、見てる分には面白いからいっかーと、戒めを破ろうと思えば破れたのにそのまま傍観者のままでいた。
だが、少年の生き様と、楽しそうに笑う声、そして向けられる信頼にいつしか偽りの姿に対し嫉妬と羨望を向けるようになる。
そしてついに、少年へ本気で向き合うことを決め、観客を止め舞台へと上がった。
そのときから、彼女は少年の相棒役となったのだ。

でも急に元の姿に戻って少年に拒絶されたら嫌だし、言うのが怖いからネコアルクのままでいよう、そんな彼女に芽生えた感情から長い間ネコアルクの姿のままだった。

彼女に芽生えたその感情の名は――友情。

無限を生きる人ならざるモノが得た初めての友人は、彼女にとってとても大切なモノだった。

ちなみに、アルクェイドは少年の【中身】に気付いていた。
が、問題ないだろうと放置する。
その理由は【中身】の行動原理たる感情を理解できたから。

理解した感情の名は、愛情。

友情を知らないアルクェイドも、愛情は知っていた。
そして、愛とは正しいものであり否定するものではないと思っている。
自身も抱くその感情が間違えているはずは無い、と。
だから彼女は【中身】を放置した。
少年を愛するのならば問題は無いと。
しかし、アルクェイドは一つ勘違いしている。
同じ愛と言う名でもその姿は千差万別であることを。
アルクェイドの純愛と、【中身】の純愛。
それは決して似ていない。





偽間桐桜/玉藻の前<九尾の狐>

本作最大の被害者(ヤンデレ)。
作者がラスボスがヒロインというシチュ好きなためヤンデレかつラスボス候補にされてしまった人。
でもゲームでも散々自分のことヤンデレって言ってるからいいよね。
桜の体の中に入り込んで彼女に成りすましたお狐様ですが、なぜこんなことをしたのかというと、聖杯戦争を完遂させるためでした。

主人公という魂が、戦いの中で輝く様をもう一度見たかった。

そのためにも聖杯戦争は最後まで継続させる必要があったわけです。
もちろん、主人公を死なせるつもりはなかったので色々とテコ入れ。
中に尾を埋め込んで、主人公の能力を底上げしたり、致命傷を負いそうになったときは中の尾に盾になるように命じたり。
前週で集めた礼装を与えてたり――ご主人様との絆ですから☆
ちなみに最後に渡した礼装『妖狐の尾』はゲームにおいては入手難易度の割に効果が微妙なのですが、その名前のやばさから、拙作ではキャス狐の力の結晶という形にしました。渡すタイミングが最後になったのは、あの時既に聖杯の浸食をほとんど終え、隠す必要がなくなっていたからです。

主人公がゲームと比べて魔術が得意なのは尾のおかげ。主人公の拙い魔術を埋め込まれた一尾ちゃんが必至に形にしていたわけです。キャス狐マジ尽くす女。
主人公が尾を埋め込まれたときに、その尾の力に耐えきれず消えそうになったとき、一番焦ったのはこの人。

やっべ、こんなんなるとか思ってもみなかった。
ご主人様と一体化することしか考えてなかったーーー!
どうしようどうしよう!一尾ちゃん、なんとかご主人様の体を維持してー!

――ワタシヲダシテー!ワタシナラチョウセイデキルー!

うっさいですね!貴女に触らせるわけないでしょう!
と、とりあえず、呪でなんとか安定させなきゃ。よし名前を媒介にして……!
ふー……なんとか落ち着きましたね……あ、ご主人様のお名前、変えちゃった……
で、でも名づけの親というのもそれはそれであり?きゃーっ☆ある種の母子プレイ!?
だめですよご主人様ー!そんなアブノーマルなこと……神様的にはありありですー!

こんな感じ。仕方ないね、キャス狐神様だし。仕方ないね・・・

間桐桜を演じ続けたのは、聖杯から見つからないようにするため。
流石のキャス狐といえど、聖杯を相手にするには多少の時間が必要になります。
破壊するだけなら簡単ですが、聖杯を破壊してしまうと当然聖杯が生み出した存在も消えます。
このキャス狐は七回戦まで行っていたので、主人公の正体をすでに知っています。
そのため聖杯戦争が無くなることだけは絶対に避ける必要がありました。
そこで、間桐桜という上級AIの正規ルートをつかって聖杯を浸食することにしました。
聖杯を浸食して、NPCである主人公を生かし続けようとしたわけですね。
普段はキャス狐としての意識は深く沈んで隠れています。表層意識は体に残った間桐桜の残照に任せて、自分は深いところで聖杯を少しずつ食い荒らしていました。
で、ときどき思い出したように浮かんでくる感じ。
ちなみに、度々でてくる影の触手ですが、これはキャス狐の尾を偽装したものです。
元となった間桐桜ならば持ちえたであろう技能に偽装することで聖杯をごまかしています。
あとネコアルクと戯れているときはガチで殺しにかかっていた。
全部避けられましたが。

覚醒イベントは『少女達の死』。
ここで完全に間桐桜ではないということを発覚させました。

キャス狐で表現したかったのは、チラリズムホラー、疑心暗鬼です。
一見普通なんだけど、言動を深読みするとなんか怪しい。
たとえば、こんな感じを目指しました。

「大丈夫、貴方は私が守るから」
「中に誰もいませんよ?」

一見普通のセリフですが、これを次のように変えると・・・

我妻由乃「大丈夫、貴方は私が守るから」
桂言葉「中に誰もいませんよ?」

Oh...ほとばしる狂気。
言ってることは普通なのになんか不安になる。
そんなキャラクターを目指しました。

キャス狐は前回の失敗を取り戻すために過去へと戻ってきた設定です。
キャス狐がもといた時空は『狐は月で夢を見る』です。
これが本来あった時間軸。始まりの始まり。
で、主人公復活もできないし聖杯の力で夢を見続けていたわけですが、それと同時に可能性を探していました。
もう一度、自分が召喚されるという可能性を。

ここで本作最大の裏設定。
このキャス狐、ムーンセルが再現した英霊(データ)ではありません。
Fate/stay nightで召喚されるほうの英霊(ガチ)です。

だから本体は『座』に居て、あらゆる時間、あらゆる時空、あらゆる平行世界に召喚される可能性があるわけですね。
で、あまりにも主人公に対する愛が強すぎたために、座にいる本体も主人公LOVEになった設定。
これ以降、玉藻の前という英霊は誰かに仕えたいという願いではなく、主人公の傍にいたいという願いを持ちます。多分、どの世界でも主人公が媒体無しで縁故召喚したら100%キャス狐が来る。
なので『狐は月で夢を見る』のキャス狐はその世界で夢を見続けています。
で、座にある本体は『狐は月で夢を見る』のキャス狐を通じて永劫の時の中で夢を見ながら、奇跡をずっと待ち望んでいたわけです。
己の主が、もう一度自分を呼んでくれることを。
で、那由他の彼方から呼ばれてキターーー゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚----と喜び勇んで召喚されたら変な化け猫にその場所を奪われてしまったわけですね。
実は主人公は冒頭でキャス狐を召喚してます。
ちゃんと『妖艶な半獣の女性』を選んでますしね。
でもそこにアルクェイドが横からきて奪ったわけです。
そりゃ病むわぁ・・・

なんで英霊(ガチ)が月にいるの?という疑問はごもっとも。
キャス狐はずっと、人間に仕えてみたいという思いを持っていました。
でも玉藻の前なんて弱そうな英霊を通常の聖杯戦争で呼ぶ人はいません。
九尾の狐だと強力すぎてかつ邪悪すぎてさらに呼ぶ人はいません。
天照大神にいたっては神霊ですからまず無理です。
なので叶わない望みだけどいつか必ず呼んでくれる人がいるはずだ、と無限に待ち続けていました。
するとある世界で月の聖杯戦争が行われていることを知ります。

太陽「おい、月さんよ。なんかアンタのとこでお見合い(聖杯戦争)してるらしいやん?」

月「え、あ、はい。やってますよ聖杯戦争。人間観察するのに適してるんですよね」

太陽「ちょっと私の一部も参加させてやってくれんかね?」

月「無理ですよ!参加者は全員データ化してるんですから!太陽さんをデータ化するなんて膨大すぎて入りませんって!」

太陽「ええやないか!ほんの一部や!先っちょだけ先っちょだけやから!」

月「無理無理無理!入りませんって!」

太陽「おー?弟が姉に勝てると思うてんのか?アンタの用意した器に入るから大丈夫やろ」

月「こんな大きいのはいんないよらめぇ!」

こんな感じです。嘘です。妄想です。
キャス狐が過去に戻るにあたり、説得力がある理由は何かと考えたところ、英霊(ガチ)だったということを思いつきました。
キャス狐はゲーム本編においても、自分にジャミングをかけてその正体をトワイスから隠していたっていう描写があったので、どこか他の英霊と毛色が違うんですよね。トワイスとの主従関係もばっちり覚えていますし。
拙作ではそこを拡大解釈しました。
Fateでも英霊エミヤが奇跡のような可能性を引き当て、人だったころの自分がいる時間(それが過去か平行世界かは置いといて)に召喚されたことをオマージュしてます。

最初期のエンディングでは幸せな世界を築いて主人公と永遠を過ごすはずだったのですが、CCCに繋げるため、BBちゃんに最後の最後で主人公を奪われました。キャス狐まじすまん、すまん。
BBちゃん視点だと割と達者に喋っているキャス狐ですが、キャス狐一人称ではかなり狂ってます。
外見はなるべく正常にみせかけて、その実内面は無限の時を待ち続ける精神面ですから愛に狂いきっています。


以下、キャス狐サブストーリー。
主人公が7回戦を終わって、聖杯の中で主人公が来るのを待っているキャス狐。

聖杯の浸食もようやくほとんどが終わりましたねー。
まったく、手間をかけさせてくれるものです。
無駄な抵抗をしてくれちゃって、弟(月)が姉(太陽)に勝てるわけがねーのです。
でもでも、その努力もようやく報われる時が来ました。

あともう少しで――ご主人様が私の元に帰ってくる。

あぁ――幾千、幾万、幾億、遥か彼方で待ち続けた時がようやくここへ……
ふ、ふふ、あと少し、もう少し、ほんのちょっと……

その時のために――まずは愛の巣を作らねば!
やっぱり建築方式は和風?
雅なのもいいですが、あまり古風すぎるとご主人様に引かれちゃうかも?
いっそ4畳半とか!ちょっとしたことで触れ合う二人……触れた指先の温かさ……見つめ合う瞳の熱さに誘われて……向かう先は寝室の布団――バーニングラヴ!!
やだー昼間からそんな、タマモ困っちゃいますご主人様ぁ!望むところですとも!

なんちゃって!なんちゃって!

――って、あれ?一尾ちゃん?もう帰ってきたの?

きゃーっ、まだ愛の巣ができてないのに、ご主人様の早漏、じゃなくてせっかちさん☆

――え?何々?白衣の腹黒メガネが聖杯の前にいて、ブッダの光のせいで私のところに吹き飛ばされた?

なるほどー…………元カレのこと忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁ!

まだやってたんですかあの陰険メガネ!
元カレと今彼がご対面とか修羅場どころじゃねー!
勘違いしないでくださいご主人様!
確かにそいつは元カレですけどタマモは清らかな体のままですとも!
私の全てはご主人様のモノですからー!
ダッシュだ私!マッハだ私!
ご主人様!今、私が参ります――――って、遠い!
聖杯の外まで404光年とか無駄に盛大なセキュリティ組んでんじゃねーですよ!
ぐぬぬ、最後まで姉の邪魔をしますか愚弟め……
しかーし!この程度で諦めるほどタマモは弱くありませんっ!
カモーン、一尾ちゃん!フュージョンですっ!
九尾モード天孫☆降臨!
今の私に不可能はなーーーーい!

ってあれ?ご主人様が聖杯の中を漂ってる?
……
………

さっすがご主人様!独力で元カレを退けたんですね!
そうと決まれば……いきなりこの姿で出ていくと驚くでしょうし……
まずはサクラさんを着て……お色直しお色直し、あーあー、よし、私、間桐桜ですっ。

ではでは、無限の彼方、那由他の向こう、遥か昨日の遠き明日からこんにちわ。
貴方の私が参ります。

――おかえりなさい(愛しています)ナカオさん(ご主人様)

今はただ、その傷ついた魂をお休めください。
寝て起きればそこにあるのは平穏無窮の桃源郷。

――貴方に全てを捧げます――





間桐桜/バックアップ

本作最大の被害者(ガチ)。
CCCクリア前のプロットでどうしても犠牲になってしまう人。
元はモブだしサクリファイスしちゃってもいいよね?という簡単な動機で犠牲になった人。
CCCのクリア後に作者に最大の後悔を抱かせた人。すまぬ、すまぬ。
なんとか救いの道を、と悩んでもバックアップをBBちゃんとして登場させることしかできなかった。
仮にこれじゃない聖杯戦争CCCが始まったとしても、オリジナルは絶対に救われません。
どうあがいても絶望。
BBちゃんはCCCに救いを残してます。

――先輩。間桐桜は貴方に恋をしています。





遠坂凛/ラニ=Ⅷ/レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ

サブヒロインプラスライバル。
のつもりだった。
書き終わった後見返すとサブヒロイン(?)プラスライバル(笑)だった。何故だ。

凛ちゃんさんはね、最初は頼りになる姉御的パートナーのつもりだったんだよね。
でもね、この作品、大切な、大切な『アレ』がいないんだ。

――ツッコミが。

遠坂さんはすっごい動かしやすかった。ツッコミが。
彼女がいるだけですらすらと文が書けた。ツッコミの。
もうね、彼女はそのためにいるんだよ。ツッコミ役として。

で、そんな遠坂さんはキャラが勝手に立ってくれたんだけど、ラニは難しかった。
いまいちキャラが掴めない。CCCをプレイした今ならキャラも掴めてるんですけれど、本作を書き始めたころは本当にラニさんは難しかった。
なのでホムンクルス、製造されてからあまり日が立っていない、というところから純粋天然キャラにしました。
まさかCCCであんな強烈な個性を出すとは思いませんでしたが。ぱんつ、はいて、ない。

そんなサブヒロイン二人ですが、本来はもっと恋愛感情をだすつもりでした。
どちらか一方のルートに入っていれば、個別エンディングを書こうと思う程度にはヒロインさせるつもりでした。
でも二人とも助けちゃったからね。キャラが薄くなっちゃってね。しょうがないね。

凛ルートなら友達以上恋人未満の甘酸っぱい感じを。
ラニルートなら純粋故の依存関係から脱却し、淡い初恋物語を書くつもりでした。
でも二人とも助けちゃったからね。キャラが薄くなっちゃってね。しょうがないね。

レオ会長はスルーされ芸人でしたね。
なんでこうなった?
マーボーに夢中になっている主人公にことごとく無視されている様子が割とはまっていたからです。





ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ

本作最大の被害者(ギャグ)。
誰だよ兄さんをギャグキャラにしたの!私だよ!
最初はここまで酷くなる予定はありませんでした。
ただCCCの中で遠坂さんが、
「一番人間っぽいの?ユリウスじゃない?あいつ、結構色んなところで反応してるわよ?」

的な言葉を言っていたので、なるほど、ユリウス兄さんは一番人間らしいのか。
と思ったことが運の尽き。
それとハーウェイカレーとかトイレ掃除とか割とギャグキャラにされていたので拙作でも思い切って濃いキャラにしようとおもいました。

その結果がAVだよ!

本作どうしてこうなった要員の第一位。
AVが二人の友情を紡ぐとは一番思ってなかったのは私だ!
うん、でも割とすらすら書けました。ごめんねユリウス兄さん。
でも多分、本作で一番幸せになれる可能性があります。
月の裏側でかつて交わした約束を果たせる可能性がありますから。

――髪型はロングだ。これは譲れん。





臥藤門司/ネコアルクカオス

本作最強の敵(マジ)。
シャイニングカオスはラスボスも指先ひとつで倒せる設定。
令呪三つ積みだからね、つよい(確信)。
でもステータスはギャグに全振りだからね。
どうあがいてもギャグ。
アルクェイドをネコアルクにしようと思ったとき、ガトーさんの相棒はカオスに決まりました。
EXTRA界最大のギャグキャラがメルブラ界最大のギャグキャラとあわさって最強に見える(白目)。
ガトーさんはCCCからが本番だから。まだ本気じゃないから(震え)。
カオスが月にいる理由?
カオスはメルティブラッドにおいてのエンディングで宇宙空間を漂っています。
そこでSOS(おぉ!神よ!道半ばで倒れる愚僧に祝福を!南無阿弥エイメン!)を受信。
まっていろ、いまキャットが助けに行く。ジェットで。
マジカルアンバー制作、平行世界転移装置メターボウ・マルチドライブ(公式)のパワーでやってきた。
つまり、このネコアルクカオス、聖杯の再現したデータじゃありません。

――本物です。






言峰神父

俺外道マーボーコンゴトモヨロシク。
マーボーを活躍させると決めたときからこの人も活躍することがきまった。
無印EXTRAではモブですが、本作では妙に存在感があります。
たぶん、主人公の好感度が最初にMAXになった人。





その他

その他キャラクター。
いや、一応設定はあるんですが、全部書いちゃうと容量がとんでもないことになるから割愛。
実はこの設定集、今まで投稿したどの本編よりも重いです。
本編最大容量は『いってきます』で約38KB。
この設定集は約43KB。意味が分からないね。
これでも削ったり要約したりしてるんですが、実は編集前の設定集、テキストのみで約200KBほどあります。わけがわからないよ。

そんなわけで大分端折っています。
ところどころ矛盾を感じたらたぶんそれは公開されていない設定集のほうにあります。多分。

疑問質問等々あれば、感想欄にて【質問】と銘打っていただければ頑張ってお答えします。
頑張るよ、がんばる。





【次回作の展望】
本編『これじゃない聖杯戦争』はこれにて完結となります。
まさかの俺たちの戦いはこれからだEND。
CCCをクリアするまではこんなことになるとは思ってもいませんでした。
でもこうなっちゃた。仕方ないね。

で、次回作ですが。

『これじゃない聖杯戦争CCC』

プロットはできてます。オープニングも書きました。
エンディングも地の文を入れれば完成です。
その間の過程はまるで手を付けていませんが、大体20話前後の見通しで、スケジュールも密かに立てたりしました。

――で も 始 ま り ま せ ん。

いえ、最初はこれじゃない聖杯戦争のプロットを変えた時点でCCCまで書くつもりはあったんですが、完結に至り心変わりしました。

シリアスが、書きたいんです。
シリアスを、書きたいんです。

燃える大地に骨が転がりむせる鉄の匂いが肺を焦がす。
登場人物がばたばた死んでいくような血と鉄と肉と骨の物語を書きたいんです。

私もこれじゃない聖杯戦争が微妙に投げっぱなしになっていることに責任は感じていますが、どうしてもモチベーションが保てません。
このまま書き始めたら多分どこかで本当に投げ捨ててしまいそうで怖いのです。

なので、これじゃない聖杯戦争はここで一旦終了させ、今やりたいことに手を伸ばそうと思っています。

次回作はオリジナルで異世界召喚ロボット物を書こうと思ってます。
ダンバイン的な。
有機的ロボットが血飛沫を上げて大地に転がる地上戦オンリーの泥臭い戦争物。
主人公は30代のおっさん。ライバルに本当はこいつが主人公だろ?的なティーンエージャー。
誰も彼もが血に沈む、情け容赦ない屑どもの賛歌。それが炎のさだめ、むせる。みたいな。
投稿先はまだ決めていません。
オリジナル物なのでなるべく人の目に留まり、読んでもらえるような場所に投稿しようと思っています。

いつかどこかでお会いできたら、読んでいただけると嬉しいです。





【最後に】
拙作『これじゃない聖杯戦争』をお読みいただきありがとうございました。
多くの感想が私のモチベーションを上げてくれました。
この物語を完結まで続けることができたのは、皆様の感想のおかげです。

完結までおよそ2年。
皆様には本当に長い時間、お付き合いいただき感謝感謝でございます。
思えば、大学を卒業し社会人一年目のストレスから余暇として始めたこの物語ですが、今ではそんな私も出張残業休出の立派な企業戦士に成り果てました(白目)。

今後も、物語を書くという趣味は続けようと思います。
とはいえ、一つの物語を書き終え少しばかりの休憩が欲しいというのも本音。
感想は全て読ませていただいていますが、感想返しはしばし時間をください。ぶっちゃけこの設定集の編集に疲れました。誰だよ200KBも設定作った馬鹿は!私だよ!orz
いずれまた、別の物語でお会いしましょう。

本当に、ありがとうございました。









あと、せっかくCCCのプロットを作ったのに捨てるのももったいないので、下にプロット載せてます。
書かないのにそんなの載せるなよ!って方はスルーしてください。
どんな話になるのか気になるーって方はご照覧ください。

でも、本編で見たいと言われても、お約束はできません。すまぬ、すまぬ。





















































【作るには作ったけどお蔵入りしたプロットの要旨】

オープニングはほぼ原作と一緒。
偽りの校舎を逃げ惑って闇に落ちます。
落ちた先で出会うのは人類最古の英雄王。
(番外編などでギルガメッシュの出番が少ないのはCCCでの相棒役に内定していたからなんですよね。デビューに備えて露出を控える、みたいな?まぁ結局デビューし損ねましたが)
原作では3つの令呪で英雄王に対し、見ること聞くこと話すこと、の3つの許しをもらいます。

が、ナカオ(仮)は既に令呪を使って残り一画しかない(裏側に取り込まれたタイミングは本編ラスボス撃破後ですが、主人公から自分がNPCである記憶を奪うために主人公はBBによって6回戦撃破時の状態にされています。ただし中の尾は某ブッダに消されたまま)ので次のような願いをします。

……コミュニケーションを許可してくれ――!

「く、ハッハハハハハ!なんという浅ましさ、なんという生き汚さ!溺れる犬のほうがまだ潔いぞ雑種!だが、興が乗った。特に許す。その厚顔無恥で愚か極まりない叫び。誰でもない、この我が聞き届けた。足掻いて魅せよ、その様をこの我自らが見下げ、笑ってやろうではないか」

そんなこんなで金ぴかが仲間入り。
それからは月の裏で、英雄王を命がけでからかったり、英雄王と全力で遊んだり、月裏男子メンバーズと思春期まるだしのボーイズトークをしたりしながら進みます。

月裏校舎のメンバーは拙作本編の性格を引き継ぎ。
ユリウス兄さんは割とムッツリスケベに。ラニさんは天然。遠坂さんは肉体派ツッコミ職人。会長はスルー(され)芸人。
ほかのメンバーはほぼ原作通りです。
ただし桜さんだけは設定がかなり違います。
桜さん(本体)は本編にてお亡くなりになっているので、旧校舎の桜さんはBBが作り出したアルターエゴの一人です。
BBも本来は主人公の傍で日常を生きたいと思っていたけれど、主人公を守るため(某狐を退治するため)には聖杯を支配しなければならない。だから傍にいたいという思いを切り離して作ったエゴが、月裏の桜さんになります。
この桜さんはあくまで主人公を保護するためにBBが作り出したものでそれ以上の意思も機能もありませんでした。そのため原作よりももっと機械的です。
しかし、主人公と過ごすうちに恋心を抱くようになり、BBのエゴではなく独立した心を確立し、その役目を超えて主人公を助けようとします。

あとは全力でギャグりつつCCCルートを全力疾走。
ラスボス(前座)は魔性菩薩です。

で、魔性菩薩を倒して、世界は救われたーと喜んでいたら問題発生。
神性を得た魔性菩薩の腹を内側から食い破って、ダキニ天のご本尊が天孫☆降臨。
月の裏側はサーヴァントには侵入できない虚数空間だからお狐様は裏側を恨めしそうに眺めていました。
原作では主人公との主従契約を辿って侵入しますが本作では主従契約はないため侵入できず。
また、主人公の中に埋め込んだ自身の尾も、某ブッダの光で吹き飛ばされて主人公との『縁』が完全に切れていたので、裏側を見続けることしかできなかったのです。
本編で牢獄に囚われていたBBちゃんとの立場が逆になったわけですね。BBちゃんの意趣返しです。
しかし、裏側には魔性菩薩がいました。
彼女は一応ダキニ天の信者です。その信仰を縁として、さらに魔性菩薩の得た神性を拠り所として裏側に侵入したという設定。これにはBBちゃんも苦笑い(白目)。
ラスボス(真)として主人公たちに立ちふさがります。というよりも嫁入り(物理強制)にきた。

「ほう?神としての権能を捨てただ一人の男への愛に狂ったか。己でも世界でもなく男を全とするその有様、秩序を謳う低俗な神々共ならば貴様を否定するだろうが……我は貴様を認めよう。その愛は世界を壊す。だからこそ――美しい。だが、この男をくれてやるわけにはいかんな。この男に永劫の平穏など似合わん。凡俗共がひしめく雑多な世界でもがく様こそが、この男に相応しい生き様よ。なにより――この阿呆は我の雑種(マスター)よ!貴様なんぞに触れさせんわ、女ぁ!!」

太陽VS天地開闢のラストバトル。

英雄王の自重しない財宝全部だしネイキッド状態も、ガチ全力太陽(妖怪状態)に対し流石に苦戦。
でも主人公が矢面に立つと彼女は動きを止めます。主人公を傷つけるつもりなどさらさらない彼女は動けるはずもなかった。
英雄王が最後の一撃(天地開闢の一撃)を繰り出すその瞬間、主人公の選択は――

結末は2通りで分岐する予定でした。

一つは、ラスボス(真)の愛に気付かず彼女を倒すルート。
別名、全員まとめて地上に再誕しちゃったよBBちゃんと桜さんによる仁義なき修羅場ルート(メルトとリップもいるよ!)。
これは原作CCCのサーヴァントルートに該当します。ラスボスの真意に気付けなかったルートですね。
いわゆるノーマルEND。ラスボス(真)は消滅する間際に主とのかつての夢(外伝:狐は月で夢を見るにおける主人公消滅の場面とそこに至るまでの日常パート)を見ます。
主人公は日常をサクラ―ズと過ごしながら、時折失った半身(ずっと傍にいたお狐様の尾)を想って黄昏る、一見幸せだけど鬱END。

もう一つは、ラスボス(真)が自分をずっと守ってくれていたことに気付いて彼女を受け入れるルート。
別名、ラブラブ4畳半で電脳世界を縦横無尽に遊びまわる良妻賢母の逆転ホームランルート。
こちらは原作CCCのCCCルートに該当します。ラスボスがヒロインルートですね。
こっちが多分GOODEND。
電脳世界は原作サーヴァントルートと同様にオープンワールドになっています。
で、なぜかサクラ―ズがいたりエリザベートがいたりと結局は修羅場になって英雄王もご満悦(愉悦)なギャグEND。続編はサヴァプラスにて、みたいな感じ。

どちらを選んでも英雄王とはお別れ。
自分の生を諦めない。思うが儘に生き抜くという意思を王様に誓ってお別れです。

「行くがいい、マスター。貴様の生き様は、それは見ごたえのあるものになるであろう。――――――あと修羅場とか愉悦。存分に振り回されるがよい!フハハハハハ!」

と、ここまでプロットを作ってました。ここに載せるために大分端折りましたが。
けど、次はオリジナル作品を作りたいと思ったのでお蔵入りです。
いつか時間ができればコツコツ書いていこうかなとは思いますが予定は未定。きっと日の目は見ないでしょう。


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