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No.41947の一覧
[0] Fate/Deus Ex Machina(オリジナル聖杯戦争)[くるきよ](2016/03/17 20:11)
[1] 第一戦[くるきよ](2017/01/06 19:24)
[2] 設定[くるきよ](2017/01/11 16:40)
[3] epilogue?[くるきよ](2017/01/11 16:44)
[4] 一之瀬雪の参加経緯[くるきよ](2017/01/06 20:10)
[5] 総代参戦[くるきよ](2017/01/06 20:42)
[6] 武器商人参戦[くるきよ](2017/01/11 17:12)
[7] 日常?[くるきよ](2017/01/06 20:49)
[8] 未来人?の受難1/武器商人との取引。[くるきよ](2017/03/03 23:05)
[9] 殴り合いの夜[くるきよ](2017/03/14 21:41)
[10] 分岐点[くるきよ](2017/03/28 20:32)
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[41947] 分岐点
Name: くるきよ◆cf28d073 ID:86014189 前を表示する
Date: 2017/03/28 20:32
、。
初音「えっと…お邪魔しまーす、一之瀬ー?ちょっと、いないのー?」
(数分前、戦いがあったとは思えない程静かになった山中にてようやく目的の家へとたどり着き、自分を守り戦って倒れてしまった朱を何も知らないままに其処へと運び、家主である後輩の名を呼ぶも返事は無く、玄関の鍵は開いたまま家の中は灯りが付いていない為暗く誰も居ない様で)
初音「困ったわ…どうしたらいいのかしら。」
(了承も無く家に上がるのは気が引けるが此処まで来たからには仕方がないと心の中で謝りながら室内へ、靴棚の上に何かのメモ帳があるもそれには気づかず未だ意識の戻らない朱を居間に寝かせ、布団がどこかにないかと家の中を歩き回り)

アリス「もう一度言おう、私は御前が好きだ。だから私のモノにれ、私だけのモノに、欲しい物は何でも手に入れよう。私にできない事は無いんだ…だから、私のモノになってくれ一之瀬雪。」
雪「……ぅ、ぁ。」
(一方その頃、薄暗い地下の一室にて雪は両腕を金属製の杭で貫かれ身動き一つする事の出来ない状態、それを行わせた張本人であるアリスは行為とは全く裏腹の愛おし気に頬を撫でうっとりとした様子で愛の告白をしており)
ライナ「邪魔よ…いきなさい、魔術師ッ!!」
ムーン「僕は僕の仕事をこなすだけだ、迎え撃てッ狂戦士ッ!!」
(雪とアリスが居る地下室の上、其処に続く通路を守る様立ち塞がるムーンは其処を通り抜けようとするライナと交戦。サーヴァントを呼び出し、そして同時に武器である礼装を起動させ互いに目的を達成する為に目の前の敵を倒すべく攻撃を開始)

(時間は遡る事数時間前)
雪「…今朝こんなものが届いていたんだが、これをどう思う?」
(他のマスターの情報も無く、目立った戦闘も耳にしていない為平穏を取り戻したかに見える午後の事。この戦いに参加した原因の人物に関する情報を探るも何の収穫も無く、ただ時間を浪費しているという現状に嫌悪しながら帰宅すれば郵便受けに何か入って居る事に気づき確認。中には一通の手紙が入っており、簡素な文章で「しりたいことをおしえる」と一文。そしてその裏には町外れの廃ビルへの地図が記されており)
ライナ「どうもこうも…罠でしょうね。」
(この戦いにおいて同盟を結び現在同居中の魔術師ライナは渡された手紙を見て当然の事と言った態度で返答。それに対して雪はしばし悩んだ後に重い唇を開き)
雪「…行くべき、なんだろうな。何もせず進まないより、何かして進む方がいい。」
ライナ「そうね…今の状況から考えれば行くべきなんでしょう。けど、行かない方が安全よ。」
(数秒の沈黙の後雪は自分の考えを口にし、ライナも反対はしないがあまり乗り気ではないと言った顔。今回の戦いに何人の魔術師が参加し、どれだけの戦力があり、また自分達の様に同盟を組んでいる者達が居るかもしれない。そう考えれば「何の情報も無い」自分達が圧倒的に不利だという事は明白であり、対比的に考えれば分の悪い賭けで)
雪「…俺が一人で行こう、何も無ければそのまま帰ってこれるし、仮に罠で待ち伏せされていたとしても死ぬのは俺一人だ。」
ライナ「同盟を組んでおきながら、それはどうかと思うわよ?」
(リスクだけが高く付いたこの賭け、少しでも被害を小さくするのならそれが妥当な作戦だと状況から見て判断。しかしライナは同盟を組んだ身としては不服らしく先程から段々と不機嫌な顔になっており、すっと指を動かせば魔力の糸が雪の首へと絡まり始め)
ライナ「忘れないで頂戴、私はリスクを減らす為に同盟を組んだの。自ら危険に飛び込む様な真似をされると困るのよ。」
雪「…最初から危険だとわかってはいるさ、だから行くんだよ。このまま行かないより、ずっと安全だ。」
(段々と締まる糸に抵抗はせず、ただじっとライナを見つめながら言葉を続け、仮に行かなければ今は安全で済むが住所が割れているという事はこちらの素性も知られている、以前ライナにされた様身内を人質にされるかもしれない。そういう可能性を考慮すれば今行く方がずっと安全だと、考えは変わらないという態度を見せ)
ライナ「其処まで言うなら…もう止めないわ。 一緒に来てと言えばいいのに…」
雪「…何かあれば連絡する。」
(あきらめた様糸を解けば聞こえるか聞こえないか程度の声でぽつり呟き、その呟きは雪には届かず自由になった事を手で触れ確認し、最後に一言告げればその場から離れ目的の場所に向かう為に支度を開始)

ムーン「…来ると思うか?」
アリス「来るさ、きっと来る。来ないわけがないだろう、彼は今情報を欲していた、しかし私が根回ししたおかげで一切の情報は得られなかった…そしてそれを餌にした。行き詰ってしまった彼は罠とわかっていても来ざるを得ない。そう仕向けたんだから、当然だ。」
(同時刻、手紙に記された廃ビルの一室、外見からは想像できない程に奇麗にされたその部屋で優雅に椅子に腰掛けた少女は不信な様子の少年に対して自信たっぷりに、既に確定しているのだと言わんばかりの態度で返答。事実対象の雪は此方に向かってくる途中であり、動きがあった事を部下からの無線で受け取れば予想通りと言った顔で椅子から立ち上がり)
アリス「さて…私は彼を迎え入れる準備をしてこよう。お前はそうだな…たぶんおまけでくっついてくる方の相手でもしていてくれ、私が用があるのは彼だけなんだ。それ以外は邪魔だから排除しろ。」
ムーン「……了解。」
(少し楽し気に、今居る立場からは考えられない様な年相応の楽し気な表情を浮かべた後に冷たくムーンへと命令を与え、それを承諾したムーンは何を思い、何を考え、何をしようとしているのかもわからないが雇われている身として仕方ない事だとため息を付き邪魔者を迎え入れる準備に取り掛かり)
狂戦士「…フゥウウウ…」
ムーン「お前の出番は後だ…まったく、面倒なものを押し付けてくれる」
(部屋を出たムーンの傍に控えるのは一体の狼男、人としての形を殆ど残していないソレはアリスと契約した際に令呪と共に与えられた代物。狂戦士のクラスとして召喚されたらしいが真名などは一切わからず、既に三つあるうちの二つを消費してようやく命令を与え制御できるように仕上げたモノ。本能が戦いを望むそれはだらだらと唾液を垂らしながら襲い掛かるものが無いかと周囲を見回しており、戦闘能力だけはそのクラスに見合った最高のモノだが扱いは難しすぎるとムーンは何度目かもしれないため息を付き)


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