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No.41947の一覧
[0] Fate/Deus Ex Machina(オリジナル聖杯戦争)[くるきよ](2016/03/17 20:11)
[1] 第一戦[くるきよ](2017/01/06 19:24)
[2] 設定[くるきよ](2017/01/11 16:40)
[3] epilogue?[くるきよ](2017/01/11 16:44)
[4] 一之瀬雪の参加経緯[くるきよ](2017/01/06 20:10)
[5] 総代参戦[くるきよ](2017/01/06 20:42)
[6] 武器商人参戦[くるきよ](2017/01/11 17:12)
[7] 日常?[くるきよ](2017/01/06 20:49)
[8] 未来人?の受難1/武器商人との取引。[くるきよ](2017/03/03 23:05)
[9] 殴り合いの夜[くるきよ](2017/03/14 21:41)
[10] 分岐点[くるきよ](2017/03/28 20:32)
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[41947] 武器商人参戦
Name: くるきよ◆cf28d073 ID:86014189 前を表示する / 次を表示する
Date: 2017/01/11 17:12
ーーー「許さない…絶対に許さない。」
(最上級のホテルの一室、そこで爪を噛みながらぶつぶつと怨嗟の声を上げているのはここ最近名の売れだしたアイドル。本名佐藤楓。)
佐藤「誰かは知らない、知りたくもない…けれど、私のライブを、私の為のライブを…。」
(そのホテルに備え付けられた大型のテレビ、其処に映し出されているのは数日前起こった事件。自らが主役を勤め何か月も前からチケットの販売や練習、そういった下準備を整えようやく実現したライブ。それを行う予定だった会場が何者かによって爆破されたとの事。当然いきなり会場が使えなくなれば計画されていたライブはご破算となり、別口の会場も用意できず折角名をを上げる為必死に努力した成果はすべて水の泡と消えて無駄骨と成り果て)
佐藤「暗殺者ッ!何かわかったッ!!??」
暗殺者「…はい、主。」
(人前では見せる事のない怒声を響かせながら呼び出すのは自らが従えるサーヴァント。黒装束に身を包んだ暗殺者と呼ばれた男は傅く様主の元へと現れ跪いて報告を開始)
佐藤「誰…誰なのそいつは…いいえ誰でもいい、今すぐここに連れてきて、私のライブをむちゃくちゃにしたやつ…私の努力を踏みにじった奴を、私は絶対に許さない」
暗殺者「名は…いえ、承知した。」
(調べた結果を報告しようとするがいらだった様子の主には聞こえないだろうと一言頷き、主が望んだ状況を作り出すべくホテルを飛び出し、闇夜を駆けて目的の人物がいると思われる場所へと急ぎ)

無線「対象A、ホテルを出ました。対象Bは室内、一人です。」
???「計画を実行だ。守る騎士の居ない間にか弱い姫をさらいだせ。」
無線「了解しました、全ては貴女の意のままにアリス。」
(遠くのビル、特殊な英霊でもなければ感知する事も出来ない場所から佐藤と暗殺者を見張っていた男が無線で雇い主へと現状報告。そのまま計画実行の命令を受ければ後ろで待機していた数人の黒い服を着た男女混合の部隊と共に行動を開始し。)
アリス「踊れ踊れ、全ては私の手の中だ…。」
(無線を切り数分もすれば隣の部屋で悲鳴。がたがたと暴れる音、その音が鳴りやめば椅子から立ち上がり今居る部屋を出て、隣にある狙っていた対象の居る部屋へと足を運び両腕を手錠で拘束され、抵抗できない様押さえつけられた佐藤に向かい悪逆的な笑みを見せて)
商人「ハローお姫様、私が君の目的の人物だ。会場の爆破は私の指示だ。」
佐藤「お前がッお前が私のライブをッ私の努力をッ私の夢をッ!!」
商人「あ、やっぱりうるさいからちょっと黙っててくれ」
(何もわからないままに入って来た黒服たちに襲われ、令呪を使う間も無く拘束された佐藤は遅れて入って来たスーツ姿の女性を見上げ、開口一番、自己紹介する様告げられた言葉に冷静さを保てず声を荒らげ身をよじって今にも噛み殺すと言った鬼の形相を浮かべ無駄とわかりながらも体をあよじって抵抗を試み。そんな佐藤とは対照的にアリスと呼ばれた女性は面倒くさいという顔をしながら拳銃を取り出し発砲、手慣れた様子で急所を外しながらも的確に相手を負傷させ)
佐藤「うッ…あさsッ」
アリス「おっと、危ない危ない。今呼ばれたら困るんだよ…。」
(抵抗できない状態で撃たれた佐藤は最後の力を振り絞り、令呪に魔力を注いで暗殺者へと助けを求めようとするが何のためらいもなく顔面へと打ち込まれるアリスのつま先に言葉はつまり、ガスガスと数回同じ様蹴りを打ち込まれれば意識を失い脱力。後は一人でいいと周囲の配下に告げれば部屋に一人残って計画が順調に進んで居る事を感じ)

暗殺者「姫、姫を狙った犯人ですが…」
アリス「それは私だ、言わなくても知ってる。」
(暗殺者は知りえた情報を元に対象が居ると思われる場所場所へと辿り着くもそこに目的の人物はおらず、手ぶらで戻ればまた怒声を浴びると承知で護衛が居ないマスターの危険を感じてかすぐに部屋へと帰還するが椅子に腰かけたアリス、それが暗殺者を出迎え)
暗殺者「貴様、主をどうしたッ事と次第によっては…ッ」
(目的の人物、主には伝えなかったがその人物の危険性は得た情報からでも容易にわかっており、それがこの場所に居ると言う事は自らが守る主の身に何かがあったと言う事、即座小刀を抜いて詰め寄ろうとし)
アリス「あーお姫様?お姫様なら此処にいるぞ、なぁ。」
佐藤「………」
(椅子に腰かけたアリスの真横、暗がりで見えなかったが月明かりが差し込めばその姿がくっきり表れ、アリスが何か物でもつかむ様に髪の毛を掴んで持ち上げた佐藤の顔は殴られ蹴られ暴行を受けたことがはっきりわかる程に腫れ上がり、意識は完全になく口からは血を流し)
暗殺者「貴様ッ!!タダで済むとッ!!」
アリス「思って居たらどうするんだよぉ、ええ?」
(主が暴行を受けた、その事がわかればもう理由はいらないと目の前の敵を切り殺そうと力を込めた瞬間にアリスが拳銃を引き抜き、暗殺者が動くよりも先に発砲。左脚に三発程容赦なく弾丸を撃ち込めば虚を突かれた暗殺者は動く事ができなくなり、主である佐藤を殺す事などたやすいのだと言う事を示す様アリスはこめかみへと銃口を押し付け)
暗殺者「…く」
アリス「そうだ、それでいい…なぁお姫様?。うん、私の騎士様は絶対に私を助けてくれるって信じてる。」
(敵の命を奪う前に主の命は奪われる、そのことを明確に示されてしまえば主従関係を結んだ者の命を重んじる暗殺者は何もすることができなくなり、構えた小刀を捨て無抵抗であることを示せば満足気に、アリスはそんな暗殺者を嘲笑う様に下手な腹話術で佐藤を揺らして)
アリス「さて、商談だ。私の仕事を引き受ければお姫様の命は保証しよう。」
暗殺者「それを信じるとでも?」
アリス「信じなくとも信じても、結局私に主導権がある。お前は私に逆らえない。そうだろう?」
暗殺者「…何をすればいい。」
(拒否することはできない。拒否すればこのまま殺すし、気が変われば殺す。すべてはアリスの一存で決定してします。それを明確に示す敵に暗殺者は首を縦に振るしかできず承諾の意を示し)
アリス「交渉成立だ、そこにある資料の人間。それを殺して来い。」
暗殺者「…承知した。主の命、奪う事があれば我は全力でお前を殺す」
(まだ主の命が残っている間は逆らう事が出来ないがもし奪われるなら最後に残った全てを使ってでも復讐すると宣言し、暗殺者は指定された人物殺す為に身を夜の闇へと投げ出し)

アリス「さて…賭けは私の勝ちだぞ、弓兵」
弓兵「最初から勝つとわかっていただろう、おめぇ。」
(暗殺者の去った後の部屋、ごみでも放る様に佐藤を投げ捨てればアリスが従える弓兵と呼ばれた初老の老人姿を現し、厭味ったらしい表情を向けながら言葉を投げ)
アリス「私は常に勝てる戦いしかしない、故に私は負けた事がない。」
弓兵「酷い出来レースだ…それで、この後はどうするつもりだ?」
商人「愚問だな…私だ、わかった…監視はもういいから撤収しろ。」
(得意げに語るアリスが弓兵に対して言葉を返した後、無線によって暗殺者が対象を殺害したとの報告。それを受ければもう用済みだと立ち上がり佐藤の片手の令呪、その一つをあるルートから得た術具で一つだけ自身の意思で使える様に操作、そのまま意識を集中し)
アリス「自害せよ暗殺者。」
弓兵「うーわ、マジでやりやがったこいつ。」
(アリスが佐藤の令呪を用いて暗殺者に対して行った命令はただ一つ。自害しろ、そう命じれば実行されたことを示す様に使用した令呪は消えてしまい)
暗殺者「ぐ…?まさか…主が…こんなところで…」
(命令を受けた暗殺者、全力で、身を削る思いであと少しで戻れるという所で命令が実行。喉元に小刀を突き刺し誰もいない裏路地に倒れこめば目の前に見える、あと少しで到達できるホテルへと手を伸ばし自らの主を呼びながら消滅して)
アリス「さて…帰るか。」
(すっと最後の一発が残った拳銃を佐藤の頭部に押し付け、躊躇う事無く引き金を引いて弾丸を放ち、頭に穴をあけられれば即死。一瞬全身に力が入ったが脱力して血を垂れ流すだけとなり)
アリス「後片付けはよろしく…」
弓兵「末恐ろしいガキだ」
アリス「主に向かってガキとはよく言える…口は禍の元だぞ?」
(外で待機していた部下達に事後処理を行うよう命じながら歩き出したアリス。世界中の武器という武器、そのすべてに間接的にかかわっていると言われる武器商会「アリス」の実質的支配者にして暗殺者に現在存在する敵対勢力の頭を潰させたことによって彼女は若干18という歳で名実共に商会のトップの座へと至る事となり)
アリス「この戦争は私を楽しませてくれそうだ、いい戦争になる。」
(これから本格的に始まる聖杯戦争、それの参加資格である令呪、それに目をやりながら更なる戦いを、更なる争いを、更なる破壊を生み出す為世界最大の武器商人、成敗戦争への武力介入開始)

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