少女は得体の知れない祠へゆっくりと歩を進める。
「ここは、昔から無人島のはずだけど・・・。」
そう呟き、そっと祠に触れる少女。
その時だった。
「ォォォォォン」
祠の奥深くから、呻くような声が微かに聞こえたのだ。
とっさにその場から飛び退く少女だが、声は止まない。
「ォォォォン!!ォォォォォォォォォオン!!」
声は瞬く間に辺りを包み込み、爽やかだった自然の風景を異様なものに変えてしまう。
不安と焦りを促すような世界に。
「ッ!?」
少女はたまらず矢先を祠へ向けた。
(オーク鬼?それとも・・・!!?)
祠に亀裂が入ったかと思うと、その隙間からズルリと何かが這い出してくる。
これは・・・、人間?
いや、コイツは・・・・・・!?
グッドマン人形だったぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!
『ハーイ! アイム、チャッキー!! ハイディホー!!!』
THE PERFECT HAPPY END
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これまで応援して下さいました皆様、ありがとうございました!
これにてラリカとデュマ、そしてその他大勢の物語はお終いです。
これから少女に何があったのか?結局デュマ様は死んでしまったのか?
それは皆様の想像にお任せ致します。
一時は面倒になってしまい、更新がSTOPしてしまったこともありましたが、
この「ムカデの代わりの男」を書き始めた当初から思い描いてきたエンディング
に上手く繋げることができて大変満足しています。
それもこれも皆様の応援があったからこそと思っております。
めり夫様の本家「幸福な結末をもとめて」もようやく更新され、うれしい限りで
ございます。
最後に、主役ばりに頑張ってくれたデュマ様の決め台詞で〆たいと思います。
『ハーイ! アイム、デュマ!! ハーイディーホー!!!』
さよなら、さよなら、さよなら