「フンフン~♪」
オッス。おら、孫悟空だ。今オラがいるところは、んーと・・・あ! そうだそうだ。思い出したぞ。オラ、今トリステイン魔法学園っちゅう所に居るんだ。
なんでこんなところにいるのか、はっきり言ってオラには全く分かんねえんだ。
ルイズっちゅう奴の話によれば、オラはそいつに呼び出されたらしいんだがよ? その呼び出された理由が全く分からないんだ。
それにオラは、たしかにあの時一星龍との戦いでオラは死んで、それでも無理して元気玉作って、倒して、そんで神龍と一緒に消えたはずなんだ。
だけどオラはここにいる。
ま、いっか。色々と難しいこと考えてみたけど、今というこの状況が変わるわけがねーんだ。それに、ここには強え奴がいっぱいいるっつうからオラ、ワクワクが止まんねーぞ!!
「悟空さん。なんか、うれしそうですね~」
「あぁ、シエスタ。オラ、なんかワクワクすんぞ!」
あ! そういえばオラ、洗濯してるんだった。
ルイズに昨日、服を洗濯しとけって頼まれてよ、それで今朝起きて洗濯に行こうと思ったはいいけど、水場の場所が分からなかったからな~。
そんで、近くにあったいている気を見つけて、そこに行ってみたらシエスタっちゅう奴に会って、それで洗濯できる水場に案内してもらって、今こうやって洗濯しているんだ。
けど、洗濯っちゅうのは難しいな。昔はまだよかったんだけど、オラ強くなりすぎちまって、力のコントロールが難しいんだ。だから気を付け……
――――――――ビリイィィィ!!!!――――――――
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・あ、あちゃ~」
やっちまったな~。ルイズのパンツ破いちまった。
どうしようかな~代わりになるものなんかオラには用意できねーし。
う~ん
「ま。いっか!」
ズデン!!
「・・・ま、まぁいいか、ではありませんよ」
「あり? オラ、なんか変なこと言ったか?」
「へ・・・変なこと以前の問題ですよ!」
お? んか怒るようなこと、オラやったのかなぁ?
「やったんです!! いったいどうすんですか! 貴族様のお召し物を破いてしまって、下手したら無力な私たちは、それだけで打ち首になってしまうかもしれないんですよ!?」
「・・・・・・うちくび?」
「そうです。打ち首です!」
そっか。うちくびか~。
うちくびか
うちくび?
「なあ。うちくびってなんだ?」
――――ズデン――――
あり? またシエスタこけたな。そんなにおかしなことオラやったかな~ ま、少なくともオラがルイズのパンツ破いちまったのは確かなことだからな、後でしっかり謝ろう。