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No.38291の一覧
[0] 嵐龍な使い魔【MH×ゼロ魔】【オリ主,チート,転生】[天ノ羽々斬](2013/08/20 01:48)
[1] 第零話 虚空・虚無・虚脱感[天ノ羽々斬](2013/08/20 03:42)
[2] 第一話 平賀・嵐龍・異世界[天ノ羽々斬](2013/08/20 09:55)
[3] 第二話 貴族・桃色・使い魔 ※ルイズ視点の話です。[天ノ羽々斬](2013/08/23 19:09)
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[38291] 第一話 平賀・嵐龍・異世界
Name: 天ノ羽々斬◆f648b405 ID:98bda996 前を表示する / 次を表示する
Date: 2013/08/20 09:55
俺が町に繰り出して……といっても、ビルとビルの間をびゅんびゅんと飛んでいるだけだがな。飛ぶといっても、風を踏んでいるだけだが……
まぁ、見つからないように、えーと、光学迷彩、だっけ?
それを空気の屈折率とかを利用して再現している。普通、巫女……というか、道具なしで人間は翔べないからな。そうすると、ムーンジャンプを使い成層圏まで到達できるハンター達は何者だよ……(※チーターです)
……あ、やべ。足つった。
「っぁ堕ちるっ!?」
よくあることだ。風を自在に操る嵐龍とはいえ、中身は人間と変わらないのである。そのため、人形だと特に失敗をしやすくなる。例えば数十年前なんか、バミューダ海域で足つって落ちてさ。
周辺の色んな飛行機やら潜水艦やらなんやらを落としてたみたい。
とかなんとかぼんやりと思いつつ、落下速度はさらに速くなる。
あー、下に人間がいるー。
「どくのじゃぁぁ!?」
「ぉわぁ!?」
なんとその下にいた人間はサイドステップで回避した。ふむ、周囲にヒトがいない。好都合だが……珍しいな。いつもは人で溢れかえっているのに……
俺は地面にぶつかるスレスレで風を展開し、着地。
「うむ、精進あるべきじゃな……」
「女の子が空から降ってくるなんてシチュ初めてだっ!? って、キミ大丈夫!?」
「気にするでないぞ、少年」
この少年……青いパーカーに、黒いジーンズ。ノーパソ。
この装備はまさか……。
「所で少年。名は何と言う? 妾は……アマツじゃ」
ああ、一人称が妾とか、語尾とかが年より臭いのは気にしないでくれ。この姿だと俺って言い辛くて。なんとなく、だけど。所謂、キャラ作り?
たまに心の一人称の俺が妾になることがあるがね。
「アマツ、ね。俺は平賀才人! なんかよくわかんないけど、よろしく!」
と、握手を求めてきた少年改め平賀才人。うそん。平賀才人さんとか聞いてないっすよ。いつからここはゼロ魔な世界になったんですか。モンハンじゃないのか!? いや、他人の空似のはずだ。
「よろしくの。所で疑問なんじゃが平賀」
「才人でいいよ。大体言わんとしてることはわかるけど」
「うむ……この鏡にも、扉ともとれるこの光るなにかはなんじゃろうな?」
であって数分でもうサモンかよ……てか、やっぱりゼロ魔か……
まぁ。この世界は、飽き飽きしていたけどね。
「さぁ?」
「ほぅ? 好奇心旺盛な平賀源内の末裔がそんなのでいいのかの?」
「なぜそれを……」
「気にしたら負けぞ」
わらw……んんっ。俺は才人と手を繋ぐ。……才人の方が身長がでかいな。手もおっきいかな?
まぁ、気にしたら負けだ。
「!? ちょ、アマツさん!?」
「ちなみに妾の正式な名前はアマツマガツチじゃ。天津禍津地……漢字だとこうかの?」
「うーん、要するにアマツさんってこと?」
「なぜ疑問系なのじゃ……?」
「気にしたら負け! 取り合えず手ぇ突っ込んでみる!」
「ちょ、まて!」
バッ、と鏡……ええい、サモンゲートが輝く。
「「おわぁぁぁぁぁあ!?」」

わら……ンン゛ッ。俺たちの異世界への冒険が始まったのだった。


『アンタ達、誰?』(ハルゲキニア語)
……開口一番酷い言葉を浴びせかけられて。いきなりアンタ誰も酷いよな。




―――虚無への扉は、開かれたのだ―――――――――――――――――――――――多分。


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